青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

サービスの低下が止まらない!

2024-08-20 | 今を考える
「AI」や「デジタル化」という言葉が普通に使われるようになった現在、世の中を見渡すと、サービスが全般に渡って低下していると言わざるを得ないと思う。人のミスを防ぐ、人のヘルプになると言うが、全くそうは思えない。
 
人身事故による電車の運行が復旧するまでの時間は、昔よりも明らかに長い。スーパーのレジに要する時間は、機械化しても、チラシだメンバーカードだポイントの使用だのというものの関与で、どんどん長くなる。しかもそういうものに疎い高齢者が多く、益々時間が掛かっている。こういうシステムに起因する問題だけではなく、人間らしい商売道徳が、効率化や原価を下げることで失われて行く。
 
コメダ珈琲にて、喉が渇いていたし疲れていたのでソフトクリームが乗ったアイスオーレを注文したのですが、クリームが不安定で食べ難い。アイスオーレの浮いている氷2個の上に、ソフトクリームを乗せているので、少しでもスプーンで強めにすくおうとすると、ソフトクリームはテーブルの上に落ちます。
 
運ばれて来た時は美味しそうだし、商品を上から見ているので気が付かないのですが、写真に撮ったものを後から見ると、一目瞭然。全く美味しそうに見えません。
 
 
アイスオーレとソフトクリームの間に「空間」が見えますが、そこが上げ底の氷の部分です。
 
食べ難く、冷静に見ると見栄えの悪い商品であっても、原価を下げる為に提供している。レジも高価な機械を導入して半分セルフのようにしているが、支払い方法をカードと一旦言ってから瞬時にでも現金に、あるいはその逆に変更した途端、店員さんの嫌そうな顔と機械操作のために待たされる。
 
商売道徳って、いつから消え去ったのでしょうか?
 
クーポンだチラシだ、そのお店のメンバーズカードだ、スマホのアプリだといろんなものを導入し、お客の囲い込みをしているのだろうが、その手間のために待ち時間は長くなり、お得感を打ち出されても、商品の値段はいろいろ理由をつけて高騰する。挙句は働く人間の給与は上がらない。これでは機械化したりいろんなものを導入するコストが掛かるだけで、誰も実際には得をしていないことになる。
 
この後、阪急百貨店内の「ロイヤルフレイバー」で珈琲豆を買いに行くと、お店のポイントカードと阪急のポイントカードの提示を求められる。支払いをカードでお願いして普通に航空会社のVISAカードを出すと、「ロイヤルフレイバー」か「阪急」のVISAカードでないと使えないと、訳の分からないことを言われる。阪急百貨店内でJALのVISAカードが使えないなんて、この日まで1度も無かったことだ。いい加減時間も掛かり過ぎなので、「このカードが使えない理由を教えて下さい」と言うと、普通にカード払い完了。一体何がしたいのだろう?
 
世の中、実は現金決済が1番早い。事実、コンサート会場などのグッズ売り場では大勢の人を一気に捌く必要があるために、現金支払いのみです。もメンバーズカードとかポイントカードとか、せこいものは一切使わない。そう決めました。お店もそういうものでお客の囲い込みを計ったり、大して品数の無いお店でデータを取ろうとしないで、無駄を省いてその分価格を下げたり商品の質を上げる方が、みんながハッピーになると思うのですが・・・。今の世の中、一体誰が得をしているのか分かりません!


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