先月4月30日、入院中の歌手の太田裕美(69)が、病気の治療に専念するために年内の公演などを活動休止すると、所属事務所の公式サイトで発表。今年11月1日で「50周年」を迎える彼女には、本当に元気でカムバックして欲しい。発表された治療から脳腫瘍かと思いますが、以前には乳がんも。誰だって年齢を重ねると、身体にいろいろと出て来ても仕方がありません。1日も早いご回復を多くのファンが望んでいると思います。
僕は1974年11月1日に彼女が「雨だれ」でデビューして以来のファン。シングル、LPを全て買いましたが、もらったポスターを部屋には貼れない学生でした。あの年代、それを親に見られるのが恥ずかしかったからです。
レコードは買って聴くものの、昔は彼女のGOODS等そんなになく、「平凡」「明星」を買っているクラスの女子から切り抜きをもらいました。
これがその当時の物で、下敷きに入れていました。みんながそういうことをしていたので出来たものの、今考えると恥ずかしくなります。
初めてコンサートに行ったのは、1978年12月23日 「太田裕美・まごころこんさあとⅦ」で、会場は大阪厚生年金会館。次いで、
1980.12.22 太田裕美 まごころこんさあとⅨ 毎日ホール
1981.12.15 太田裕美 まごころこんさあとⅩ 毎日ホール 2500円
彼女は1982年音楽活動を休止して留学。1985年に結婚。その後は僕もレコードからCDに買い替えて時々聞く程度になりましたが、1996年より音楽活動を再開してからは、僕も社会人でしたのでお金に余裕もあり、仕事の合間にコンサートを楽しみました。
1999.6.4 太田裕美 25周年ライブ 新大阪メルパルクホール 5000円
1999.11.6 太田裕美 バナナホール 4000円
2000.6.12 太田裕美 弾き語りNIGHT 博品館劇場 5500円
2000.6.13太田裕美 弾き語りNIGHT 博品館劇場 5500円
2001.11.18 太田裕美 雨女の逆襲 IMPホール 5000円
2010.10.30 なごみーず 懐かしの学園祭 神田共立講堂 4200円
2010.12.17 なごみーず 三田市総合文化センター 4750円
2013.12.23 なごみーず 浄るりシアターin能勢 4500円
2014.1.11 太田裕美 まごころ歌い初め 神戸朝日ホール 5000円
2015.1.18 太田裕美 まごころ倍返し サンケイホールブリーゼ 5400円
2016.5.22 太田裕美 コンサート2016 ロームシアター京都 5400円
2016.9.22 君と歩いた青春 伊勢正三/イルカ/太田裕美/尾崎亜美/杉田二郎/ スペシャルゲスト:小椋佳/姫野達也/押尾コータロー 大阪城ホール 6500円
2017.4.29 太田裕美 コンサート2017 ロームシアター京都 6000円
2018.7.28 太田裕美 コンサート2018 京都劇場 5400円
主だったすぐに調べられるコンサート履歴だけでも、こんなにチケットの半券が出て来ました。(笑)ボイスアンドリズムの佐藤オバケ氏からコンサートの案内が来るたびに足を運んでいました。行くたびに自分も含めて年齢層が上がって行く観客。いつまでも変わらぬ良心的なお値段。いつも楽しいコンサートでした。特に2004年からは、太田、元かぐや姫の伊勢正三、元ガロの大野真澄の3人で、音楽ユニット「なごみーず」を組み「アコースティック・ナイト」コンサートを開催したのは白眉でした。
懐かしの学園祭 in 神田共立講堂。ナビゲーターにジ・アルフィーの坂崎幸之助を迎えたこの日は、特に楽しかった。
コンサート当日の2010年10月30日は台風まっただ中。公演開始が17時というのも珍しい。「雨女」太田裕美の本領発揮というか、「雨男」伊勢正三の本領発揮なのか、台風を呼ぶのはやり過ぎ。(笑)
会場に着く手前で撮った写真ですが、雨風が強く歩くのも撮影するのも傘が邪魔して一苦労でした。
神田共立講堂は僕にとっては初めての伝説の会場。ここで「ガロ」の解散コンサートが76年3月20日、「かぐや姫」が75年4月12日に行われており、この日の公演が「なごみーず」の解散コンサートになりませんように(笑)正やんもこの日「ここへくると解散したくなる神田共立。なごみーず159回目。いまどき夫婦でも6年もつのは大変」と、最初に挨拶していました。
雨の中大勢のファンが駆け付けました。年齢層、いつもの太田裕美のコンサートよりも更に高い。
01 地球はメリーゴーランド
02 海岸通
03 さらばシベリア鉄道
04 あなただけを
05 あの頃のまま
06 ワンパイントのラム酒に乾杯
07 青春のしおり
08 雨だれ
09 初恋
10 君と歩いた青春
11 雨の物語
12 青い夏
13 なごり雪
14 加茂の流れ
15 ロマンス
16 9月の雨
17 22才の別れ
18 木綿のハンカチーフ
ENC 01 学生街の喫茶店
ENC 02 ささやかなこの人生
ENC 03 ママはフォークシンガーだった
コンサートの最初に太田裕美が「台風の中ありがとうございます。東海道線は止まっているとのニュースが入ってて。誰もいないんじゃないかと。こんなに皆さんいらしてくれてありがとう。もしかしたらやってる間が一番凄いのかもしれないけど、終わったら・・なんか星空とか出てほしいですね~。無謀な注文かしら」と話していましたが、コンサート終了後は見事に雨は止んでいました。