青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

豊高讃歌 ~豊中高校と青春讃歌コンサート

2021-12-16 | 素晴らしかった興行・イベント
昭和54年7月14日、千里読売文化ホールで開催された「青春讃歌コンサート」は、浜村淳司会、ゲスト芹洋子の他、京大混声合唱団、阪大交響楽団など11団体が参加しました。
 
他の団体が全て旧制高校の寮歌を歌ったのに対し、豊高のみが新制高校の、しかも生徒が作詞作曲をした「豊高讃歌」を歌いました。主催者の意図である「現代の若人による青春の歌」に合致して、関西寮歌振興会から豊高に出演依頼が来ていたからです。
 
豊高とは大阪府第一学区に属する、北野高校に次いでナンバー2の難関公立高校のことです。
 
 ♪は~るのかぜっ ほほにさわ~やか~♪
 
 
豊高が出演したのは第3部の最後、各団体のトリで、生徒有志150人が「豊高讃歌1と2」及び「校歌」を披露。ホールの中は立ち見が出るほどの大盛況でした。コンサート終演後にもホールの外で、帰路につこうとした豊高生徒が大観衆に囲まれて握手ぜめにあい、アンコールをせがまれて路上での大合唱となりました。
 
翌年にはこの曲を全国に紹介したいという主催者により、東京での「青春讃歌コンサート」にも出演の依頼が。さすがに数百名の生徒を東京には送れず、東京在住の卒業生20数名が12月22日久保講堂において、朝一番の飛行機で上京した小島紀子先生の指揮で、校歌と2つの讃歌を合唱しました。
 
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豊高讃歌2
 
1. 春の風頬にさわやか 風にかおる緑
 新たなる思い心躍らせ 友と歩くこの坂道
 若い命と命 力の限り 大空へ翔ける豊中の春
 
2. 夏の空燃える太陽 燃える若い心
 流れ出る汗をぬぐいながら 友と走るこのグランド
 若い血潮と血潮 力の限り 大空へ翔ける豊中の夏
 
3. 秋の陽の樹影さやかに 銀杏紅く映えて
 若い悩みを胸に秘めて 友と語るこの学舎
 若い心と心 力の限り 大空へ翔ける豊中の秋
 
4. 冬の朝はく息白く 冷たく冴える空
 明日への憧憬しらべにのせて 友と歌うこの喜び
 若い夢と夢 力の限り 大空へ翔ける豊中の冬
 
 


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