青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

やるべき場所が違う!

2020-08-29 | 今を考える

僕は大多数の意見が正しいとは思わない。

大坂なおみの準決勝でのTシャツ のメッセージに違和感を覚えた。「Black Lives Matter」~黒人の命も大切だ~という意味。

五輪でボイコット国が出ると、「スポーツに政治を持ち込むべきではない」と誰もが言う。モスクワ五輪では多くの選手が泣いた。(逆にロス五輪でも)その前に、ミュンヘン五輪では選手村でテロが起きて死者が出た。

大坂のボイコットには賛成意見が相次ぐ。おかしくないか?だったら、大会前に出場を見合わせて記者会見すればいい。今は高額賞金の試合が山ほどあるが、大坂がスポンサーを引っ張って来たのではない!何十年も昔から、多くの選手がテニスを現在の地位に盛り立てて来たからだ。

本人は「自分のことが勇敢だと思っていない。やるべきことをやった」と今回の件にコメントしたが、「やるべき場所」が違う!

そういうことを理解していない、「今」が全て、「今の状況が当たり前」だという、考えの足りないスポーツ選手が多過ぎる。スポーツで生活が成り立つようになったのは、つい最近のことで、その実現のために、どれだけの選手がどれだけの尽力をして来たかを考えれば、それを全て無にしてしまう可能性のある行動は慎むべきです。

政治は政治の場で、スポーツに持ち込んで欲しくない。コロナでも学んだと思います。社会に大きな問題が起きれば、スポーツや音楽は1番に顧みられなくなることを!