しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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聖日の朝に <キリストの足の下に>

2022-01-23 | みことば静想

「また、神はすべてのものをキリストの足の下に従わせ、キリストを、すべてのものの上に立つかしらとして教会に与えられました。」(エペソ1:22新改訳)

父なる神は、復活により、あらゆる被造物をキリストの足の下に従わせた。つまりこの天地宇宙に存在するものすべてはイエス・キリストに服従しているのである。しかも教会はキリストのからだである、とパウロは断言した。▼新型コロナ・ウイルスの流行はとどまるところを知らず、最近では次々と変異種が出現、これまで大丈夫と思われていたわが国でも爆発的に感染が拡大しつつある。来る日も来る日もマスコミの報道は熱を帯び、国民は騒ぎ、ワクチンを求めて右往左往する。しかし、パニックにおちいる前に、神のことば・聖書がなにを語っているか、「耳と目をすまそう」ではないか。そのひとつが冒頭の聖句である。私はコロナ・ウイルスをやみくもに恐れる必要はない、と信じる。なぜなら、ウイルスもまたキリストの足の下にあるからだ。▼聖書が万物(すべてのもの)という場合、ウイルスだけ例外ということはない。天にあるもの、地にあるもの、見えるものと見えないもの、ありとあらゆるものは生物・無生物を問わず、このお方の支配下にあり、しかもキリストは教会のかしらである。冒頭の聖句だけではない、黙示録にもある。「主よ、私たちの神よ。あなたこそ栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方。あなたが万物を創造されました。みこころのゆえに、それらは存在し、また創造されたのです。」(黙示録4:11同)▼いかなる微生物であろうと、神のみこころのもとに、みこころに支配されて、存在している、と聖書はいう。コロナ・ウイルスだけが神のみこころから離れ、勝手に「暴れている」わけではない。たとえ人間がどんなに説明できなくても、解明できなくても、神の御支配のもとで存在していると信じるべきである。それが神の永遠のことば、聖書の主張にほかならないからだ。そこで私たち主を信じる者は、世の中がどんなに騒ぎ揺れ動いても、天の父と御子を仰ぎ見つめ、泰然自若としていて良いのである。今日は1月、四番目の主の日、心からの信仰と真実を抱いて、自分が所属する教会の礼拝に「参加」させていただこうではないか。むろん、その教会が定めた規則と方法を尊重しながら・・。