しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <主だけが神>

2024-07-17 | 申命記
「今日あなたは、上は天、下は地において主だけが神であり、ほかに神はいないことを知り、心にとどめなさい。」(申命記4:39新改訳)

この章でモーセは、イスラエルに現れた方が唯一絶対の神であり、その主が与えてくださった律法がいかにすばらしいものであるかを切々と語っている。そしてこの神から離れ、カナンの偶像礼拝などに引き込まれてはならないことをきびしく、かつ厳粛に命じている。▼キリスト者にとり、さらにすばらしいのは、この神ご自身が人として来られたことを信じる信仰に入れられたという事実である。なぜなら、イスラエルはこれほどモーセから注意されたのに神を捨て、異邦の偶像礼拝にそまり、とうとう約束の地から追い払われてしまったが、私たちはイエス・キリストを信じる信仰によって新しい救いの恵みに入れられ、永遠の神の国の相続者とされたからだ。▼約束の地といっても、キリスト者に与えられるのは現在の天地ではなく、復活の新天新地であり、比べ物にならない栄光の富である。モーセが生きていたら、どれほど驚いたであろう。「また私は、新しい天と新しい地を見た。以前の天と以前の地は過ぎ去り、もはや海もない。私はまた、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために飾られた花嫁のように整えられて、神のみもとから、天から降って来るのを見た。」(黙示録21:1,2同)