しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <芳ばしい香り>

2024-06-26 | 民数記
「もう一方の子羊は夕暮れに献げなければならない。朝の穀物のささげ物、および、それに添える注ぎのささげ物と同じものを、これに添えて献げなければならない。これは主への食物のささげ物、芳ばしい香りである。」(民数記28;8新改訳)

ここは年間を通じ、神に献げる芳ばしい献げ物についての規定を改めて示した章である。まず、毎朝毎夕、子羊を一匹ずつ。またそれに加えて穀物と酒。続いて安息日にはそのほかに全焼のささげ物。月の最初の日には新月祭のささげ物。一月十四日には過ぎ越しのささげ物と後に続く七日間の種なしパンの祭り。それから五十日を数えて行われる七週の祭り。本章にはここまでが記される。▼これらを見て思わされるのは、子羊や牛、穀物などがすべて十字架にご自身をお献げになったイエス・キリストを表していることで、それがどれほど大切にされているか、という事実である。地上における歴史はイエス・キリストの出現とそのあがないの死が中心である。そして天における礼拝と賛美の中心もまた、罪のためにほふられた子羊イエスなのである。私たちキリスト者の信仰生活は、これらの祭りの霊的再現となっているであろうか。(黙示録5:9~14同)