しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <聖なる祭り>

2024-06-27 | 民数記
「あなたがたは、主への芳ばしい香りとして、全焼のささげ物、すなわち、若い雄牛一頭、雄羊一匹、一歳の雄の子羊七匹を献げよ。それらはあなたがたにとって傷のないものでなければならない。」(民数記29:8新改訳)

ここには、イスラエル人の守るべき大切な祭り、ラッパ祭(1)、あがないの日(7)、仮庵祭(12)に関する規定が記されている。▼こうして見て来ると、前章に記された過ぎ越し祭七週の祭(いわゆるペンテコステ)と合わせ、イスラエル民族は年間を通じて聖なる祭りを続け、そのたびに多くの牛、羊、山羊および穀物などをささげなければならなかったことがわかる。新約の光で見ると、これら諸儀式はイエス・キリストの生涯をあらわしていることがあきらか。▼選民は千年以上、この儀式を守ってきたが、キリストはただ一度だけ御自身を宥(なだ)めの供え物としてささげることによって、この旧約の祭りを永遠に成就し、終了された。信仰によりキリストにつながることができたのは、測り知れない恩寵(おんちょう)である。「このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。」(コロサイ2:3同)