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「『私が先祖とともに眠りについたら、エジプトから運び出して、先祖の墓に葬(ほうむ)ってくれ。』ヨセフは言った。『必ずあなたの言われたとおりにいたします。』」(創世記47:30新改訳)
神はヤコブに、「わたしは、アブラハムとイサクに与えた地を、あなたに与える。あなたの後の子孫にも、その地を与えよう」(創世記35:12同)と仰せられた。その約束を信じていたヤコブは、どんなことがあっても自分はカナンの地に葬られたいと望んでいたのである。▼ふつう私たちは、死ねばどこに葬られようとかまわない、と考える。しかしヤコブにとっては、生きていようと死んでいようと、神が与えてくださった約束の地に存在することがすべてであった。これは、彼が生死を超えた信仰を抱いていたからである。▼私たちキリスト者も、彼と同じ信仰を抱くべきではないだろうか。それは、ある意味で、今地上に生きているときから、信仰によって来るべき神の国に住むことにほかならない。「あなたがたのいのちは、キリストとともに神のうちに隠されているのです。」(コロサイ3:3同)