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「イスラエルはヨセフに言った。『私はまもなく死ぬだろう。しかし、神はおまえたちとともにおられ、おまえたちを先祖の地に帰してくださる。』」(創世記48:21新改訳)
神はアブラハムに、彼の子孫が四百年間外国で寄留者(きりゅうしゃ)、奴隷(どれい)となって苦しんだ後、そこから出てカナンの地に帰ってくる、と仰せになった(創世記15:13~16)が、イサクもヤコブもそれを知っており、信じていた。だからヤコブは自分が死んだときは、必ず先祖の墓に葬(ほうむ)ってくれとヨセフに命じたのである。▼いまパレスチナ南部のヘブロンには、アブラハム夫妻、イサク夫妻、そしてヤコブ夫妻(ヤコブと妻レア)の眠る墓所(ぼしょ)がある。その上にはイスラム教の寺院が建ち、守られているという。この埋葬地は彼らの信仰を表すものである。▼やがてイエス・キリストが再臨されるとき、エルサレムが世界の中心となり、旧約時代の信仰者たちも復活するであろう。彼らの喜びはどんなに大きいものであろうか。神への信仰を抱いて眠るのは、永遠の報いを受ける条件であることを、この墓地は私たちに物語っている。