しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <警告する>

2024-07-24 | 申命記
「もしもあなたが、あなたの神、主を忘れ、ほかの神々に従って行き、それらに仕え、それらを拝むようなことがあれば、今日、私はあなたがたにこう警告する。あなたがたは必ず滅びる。」(申命記8:19新改訳)

これはモーセのおどかしではなく、神の愛に満ちた警告(けいこく)である。▼もしわが子が、人さらいとも知らず、どこかの男を信じ切ってついて行くとしたら、親の悲しみはどれほどか。そのくやしさ、悲しみはたとえようもないだろう。去って行った子を思い、何日も何日も泣き、胸をかきむしって苦しむのではないか。天の父の痛みを、あえて想像すれば、そのようなことではないかと思う。天父の胸が張り裂けた結果が「み子イエスの十字架の死」である。▼私たちは、神の心の痛みと悲しみについて、あまりにも鈍感(どんかん)だ。自分の周囲の人たちが、救われないまま笑って生きているのを見ても、ほとんど悲しみを感じない。人さらいどころではない。永遠の火に落とすため、悪魔が犠牲者(ぎせいしゃ)を毎日ほろびの牢獄(ろうごく)へ連行(れんこう)していく光景がくり広げられている。なんという涙に満ちた世界の現実であろう。▼「神の御前で、また、生きている人と死んだ人をさばかれるキリスト・イエスの御前で、その現れとその御国を思いながら、私は厳か(おごそか)に命じます。みことばを宣(の)べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」(Ⅱテモテ4:1~3同)