Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

箱根の宿にて

2013年01月07日 | 身辺雑記
 1月5日(土)に箱根の明神岳~明星岳を歩いてきました。いつもは年末に行っていましたが、去年は北海道旅行をし、今年は家にいたので、久しぶりに行ってみることにしたのです。

 いつものとおり、小田原側の道了尊から登り始めました。途中、廃屋になった小屋のあたりで小雪が降り始め、カヤトの原は一面真っ白。薄日が射すなかで細かい粒子のような雪が舞っていて、幻想的な光景でした。

 明神岳と明星岳の分岐では、明神岳の山頂は省略して、明星岳への稜線を進みました。山頂へはあと5分くらいですが、山頂に行っても寒いだけだから、というのがその理由です。明星岳への稜線も雪でしたが、だんだん薄くなり、しばらくすると地面が見えてきました。ホッと一息ついて、持参したマフィンで昼食にしました。

 明星岳からは箱根の宮城野に下りました。この斜面は南斜面なので、雪がなく、快適な日だまりハイクでした。バス停に着いて路線バスを待ちました。十分帰京できる時間でしたが、ちょっと贅沢をして、いつもの宿にむかいました。

 宿に着いたのは午後3時。部屋に入ってテレビ番組を見たら、なんと!ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの再放送が始まる時間でした! すぐにスイッチを入れました。温泉に入って缶ビールを飲むつもりでしたが、すべて後回しです。

 実は、地デジ化にともない、テレビ難民になっています。以前からテレビは見ない生活でしたが、非常時の情報収集用にもっていたので、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートだけは見ていました。それが見られなくなっています。去年は旅先の北海道で見ましたが、今年は家にいたので、FM放送で我慢しました。でも、やっぱり、物足りなく感じていました。

 画面を見ると、やっぱり面白いですね。ウェルザー=メストってこういう指揮者なんだということが、よくわかる気がしました。まだちょっと大人しいですかね。若いので(今52歳)仕方ないとは思いますが。でも、まあ、口うるさい(?)ウィーン・フィルの面々とも衝突せずに、うまくやっていけるようなので、それも処世術かもしれません。

 これはわたしの勝手な感想ですが――、歴代の指揮者のなかでは、カルロス・クライバーが断トツで、次はプレートルかな、と。カラヤンはキャスリーン・バトルだけが印象に残っていて、小澤征爾も印象が薄いかな、と。もっとも、そんなことをいったら、怒られるかもしれませんが。

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