Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

町内会

2016年06月01日 | 身辺雑記
 町内会の班長を頼まれた。よその班では2年交代の輪番制で回している班もあるそうだが、わたしの班ではその辺が曖昧なので、後任を引き受けてくれる人がいないかぎり、ずっとやらなければならない可能性もある。なので、躊躇したが、今の班長さんも長いので(10年くらいやったか?)、仕方なしに引き受けた。

 5月28日(土)に総会があったので出席した。総会後に懇親会があるというので、地域の人たちと顔馴染みになるよい機会だと、軽く考えていた。

 午後6時半に始まった総会は、議題が決算と予算なので、形式的な手続きで終わるのだろうと思っていたら、あに図らんや、議論百出というか、喧々諤々というか、なにやら根深い不満や(誰にたいする不満か?)、人間関係の悪さがあるようで、収拾がつかなかった。

 長らく会社勤めをしているので、隣近所しか知らず、地域とは無縁だったわたしは、心底驚いた。思わず腰が引けてしまった。9時近くになって終わったが、懇親会に出る気も失せて、早々に会場を去った。

 ところで、決算報告の中で、一つだけ気になることがあった(もっとも、質問はしなかったが)。日本赤十字社の「社資増強」に何十万円かのお金を出している点だ。町内会の会費が年間180万円程度なので、けっして小さな金額ではない。町内会として支出するなら、皆さんの了解を得ているのだろうか。そもそも、皆さんに説明しているのだろうか‥。

 そんなことが気になったのは、他の町内会の出来事が耳に入っていたからだ。その町内会では、熊本地震のための日赤の募金を、町内会の人が集めに来たというのだ。住民の一部には、なぜ日赤の募金を町内会が集めに来るのかと、疑問や不信がくすぶっているそうだ。わたし自身も、すでに何度か募金しているので、その上、町内会から募金が回ってきたらどう思うか‥。

 なんだか変だなと思った。もし今度の総会でそんなことが提案されたらどうしようと思っていた。幸いにもそういう提案はなかった。もしあったら、わたしも募金を集めに回らざるを得なかった。それってなんだろう‥。

 総会の翌日、町内会の広報担当から紙片が届き、古紙の回収にたいする区からの報奨金が何十万円か入るので、そこから今年も日赤の「社資増強」に充当する旨が書いてあった。区からの助成金も町内会の大事な財源のはずだが‥。直接会費から支出することを避けるための先人の知恵かもしれない、とは思ったが。

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