演劇やまと塾公式ブログ

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イトシキキミ

2017年06月02日 21時54分33秒 | Weblog

             今日も、暑かったですね。

   昨日は、神奈川県立センターに、やまと塾で大変お世話になっている      演出家井上先生の舞台を観に行ってきました。

 

     『白昼夢』『一枚の切符』『算盤が恋を語る話』の

        江戸川乱歩のミステリー作品でした。

 

三つの物語の視点が一つにまとめて構成され、作品になっているオムニバス形式の??朗読劇でした。

 

      私は、オムニバス形式の舞台は、二年前に京浜協同劇団(ブラック カフフェ)を見たことありますが、朗読劇は初めてで、目をつぶって聞き情景を想像したり、目を開け臨場感を味わったりしての観劇でした。

 

                 三つのストーリーの共通点は男性の心……

 

あんなに長ゼリフを記憶できる役者さんの凄さ、声量、目力、動きに   ただただ驚くばかりでした。

 

私は、三つ目の『算盤が恋を語る話』が一番心に残りました。

 

Tと言う純情、且つ内気な青年が、近くに座っている事務員のSに恋を打ち明けられずと言うか、自分の気持ちを気づいてもらいたくて、毎日毎日算盤の暗号でデイトの申し込みをする?

 

消極的な男心を表したTの感情の揺れの演技に、「ガンバ!」と、応援したくなりました。愛の表現が、言葉でなく、算盤と言う発想。

 

 スマホーでデートの約束ができる現代の若者とは、あまりにかけ離れていますね。

 

Sが算盤暗号を理解してくれたと勘違いして、ヒノヤマ?で数時間待っていたけど来なかった時のTの気持ち・・

 

Tとは裏腹に、温かい家庭に帰ったSの笑い声が印象的でした。                                  久しぶりの舞台で心の洗濯ができた

                                 かっちゃんでした