もう、40年前になりますが、東京の高島平団地から埼玉県の狭山市に引っ越しました。公団のマンションを購入して、転居したというわけです。ようやく子どもの保育園が決まり生活に落ち着きが出てきた頃、毎日の食べるものや合成洗剤のことが気になり始めました。少しでも安全で、環境に優しいものが食べたいという思いでした。そこで生協について調べてみました。でも狭山のその地区ではそのような噂は聞きません。しょうがないので、自分たちで生協の班を作ることにしたのです。それが生活クラブという生協でした。それ以来東京に戻ってきたからもずっと品物をとり続けています。安心だし、おいしいし、けっこう満足しています。野菜と卵は三里塚ワンパック野菜を取っていますけどね。こちらは近所にお住まいのルポライター鎌田慧さん、公代さんの紹介です。
さて、今日紹介したいのは、その生活クラブが発行している「生活と自治」というA4版、40頁の機関誌というべきものです。これが最近おもしろくて、読みでがあるのです。知らない人が多いと思うので今回紹介しましょう。会員以外でもたぶん購読できると思います。
最新の2月号で私が興味を持って読んだのは次のようなページです。100円では安いかもしれない。
・リレーエッセイ 高速増殖炉ゆるキャラ・もんじゅ君
・連載「魂のバトンリレー」松森俊尚…わたしと同世代の元小学校教師
・連載「新・反時代のパンセ」辺見庸
・連載「この人に、このテーマ」『日本国憲法とわたし』、「女性活躍推進」と自民党改憲案 三浦まり
・連載「京都・瓜生山の畑から」秋山豊寛…日本人初の宇宙飛行士
・連載「日々の一滴」藤原新也
ついでといっては悪いけど、「通販生活」(2015年春号、カタログハウス、変形大判、202頁)も紹介します。掃除機を買ったらついてきたのです。表紙に感動しました。除染した、積み上げられた黒い袋の写真を下に這わせて、赤字で「原発が一基も動いていない二〇一五年のお正月」黒字で「原発が動けば、シャッター通りが明るい通りに戻るんですか。原発が動けば、海外から工場が戻ってくるんですか。」ときました。本の題名の上には「巨大地震はいつ来るかわからない、原発ゼロ今すぐ」とあります。巻頭言が医師、ペシャワール会現地代表の中村哲さん、「落合恵子の深呼吸対談」があったり、ドイツ平和村の紹介もあり、野坂昭如さんの対談、広河隆一さんの写真も載っています。180円じゃ、絶対安いですよね。
最近、連れ合いから、ブログの書き込みが演劇教育とあまり関係してないね、と言われたのですが、教師たるもの、こうした市民運動には関心を持たなくてはだめですよね。ブログ〔3〕の教職入門で次のように書きました。再掲しておきます。
Ⅸ、社会人としての教師(市民運動・組合運動)
教室で教えるだけが教師ではない。あらゆる社会的な事象に対して興味関心を持ち、様々な市民運動を展開している教師の後ろ姿は子どもに間接的に眩しく映るだろう。教師自身が個性的で、社会を変革していこうという強い意志を持たないで、どうして個性的で行動的な子どもを育てることができるだろう。職場環境を働きやすいように同僚と変えていくことはすぐに子どもたちの教育に跳ね返っていくことになる。市民運動や組合活動は他者との貴重な出会いの場になるだろう。
*『人間の条件』ハンナ・アレント、ちくま学芸文庫
■たぶん最後のアメリカ旅行で3週間家を空けますのでブログの書き込みができなくなります。帰国してからその様子も報告します。また読んでください。
さて、今日紹介したいのは、その生活クラブが発行している「生活と自治」というA4版、40頁の機関誌というべきものです。これが最近おもしろくて、読みでがあるのです。知らない人が多いと思うので今回紹介しましょう。会員以外でもたぶん購読できると思います。
最新の2月号で私が興味を持って読んだのは次のようなページです。100円では安いかもしれない。
・リレーエッセイ 高速増殖炉ゆるキャラ・もんじゅ君
・連載「魂のバトンリレー」松森俊尚…わたしと同世代の元小学校教師
・連載「新・反時代のパンセ」辺見庸
・連載「この人に、このテーマ」『日本国憲法とわたし』、「女性活躍推進」と自民党改憲案 三浦まり
・連載「京都・瓜生山の畑から」秋山豊寛…日本人初の宇宙飛行士
・連載「日々の一滴」藤原新也
ついでといっては悪いけど、「通販生活」(2015年春号、カタログハウス、変形大判、202頁)も紹介します。掃除機を買ったらついてきたのです。表紙に感動しました。除染した、積み上げられた黒い袋の写真を下に這わせて、赤字で「原発が一基も動いていない二〇一五年のお正月」黒字で「原発が動けば、シャッター通りが明るい通りに戻るんですか。原発が動けば、海外から工場が戻ってくるんですか。」ときました。本の題名の上には「巨大地震はいつ来るかわからない、原発ゼロ今すぐ」とあります。巻頭言が医師、ペシャワール会現地代表の中村哲さん、「落合恵子の深呼吸対談」があったり、ドイツ平和村の紹介もあり、野坂昭如さんの対談、広河隆一さんの写真も載っています。180円じゃ、絶対安いですよね。
最近、連れ合いから、ブログの書き込みが演劇教育とあまり関係してないね、と言われたのですが、教師たるもの、こうした市民運動には関心を持たなくてはだめですよね。ブログ〔3〕の教職入門で次のように書きました。再掲しておきます。
Ⅸ、社会人としての教師(市民運動・組合運動)
教室で教えるだけが教師ではない。あらゆる社会的な事象に対して興味関心を持ち、様々な市民運動を展開している教師の後ろ姿は子どもに間接的に眩しく映るだろう。教師自身が個性的で、社会を変革していこうという強い意志を持たないで、どうして個性的で行動的な子どもを育てることができるだろう。職場環境を働きやすいように同僚と変えていくことはすぐに子どもたちの教育に跳ね返っていくことになる。市民運動や組合活動は他者との貴重な出会いの場になるだろう。
*『人間の条件』ハンナ・アレント、ちくま学芸文庫
■たぶん最後のアメリカ旅行で3週間家を空けますのでブログの書き込みができなくなります。帰国してからその様子も報告します。また読んでください。