中野笑理子のブログ

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調べて良いものか?

2018年05月21日 | 日記
親の介護に地元に戻って早、3年が経とうとしています。
学生時代にバイトしていたコンビニはまだあったけれど、パン屋はなくなり喫茶店は貸物件になっていました。

喫茶店はすぐに新たな借り主がついたようで内装も新たに喫茶店が開店しましたが、1年足らずで同じく喫茶店ではあるけれど違うお店になり、一度行こうと思っているうちに、つい先日前を通ると看板も内装も撤去されて、また貸物件に戻っていました。

ふとバイトしていた時にマスターから聞いたある話を思い出して、電車の中からその近くを眺めてみると、話に出てくるかつてマスターが住んでいたとおぼしきアパートがまだありました。
聞いた話というのは、そのアパートでマスターが体験した出来事なのだけれど、そのアパートを調べるのがなんだか怖いのです。

もう何十年も前のことでもあり、調べてわかるのかどうかも怪しいけれど、何故か調べることに躊躇してしまう何か感じるものがあって、中断してしまっているのです。
大島てるさんの事故物件サイトには載ってないけれど、果たして調べて良いものか。

こういう時こそ、という気持ちがないわけではないけれど、何故か気が進まないのであります。
調べるな、ということなのか。
けれど、気になる。
悩ましいのであります。

古本屋台

2018年05月20日 | 日記
今朝の朝刊を読んでいて、思わずワッと歓声をあげてしまった。
ebookjapanの中野晴行さんのコラムとともに、かつて毎週楽しく読んでいたマンガ「古本屋台」が、コミックになって刊行されていたのだ!

「古本屋台」は、文字通り屋台の古本屋さんなのだけれど、なんと1杯100円で焼酎白波のお湯割りが飲めて、一杯やりながら古本を選べるという夢のような本屋さんで、こんな屋台が本当にあったらなァ、と絶対常連になりたいと思う屋台なのです。
優しくも厳しい屋台の親父さんと客の会話がこちらが思っていることを代弁してくれているかのような絶妙のやり取りで、思わずそうそう、そうなのよッ! と何度も相づちをうちながら読んでしまう不思議な魅力の大人のマンガで毎週ウヒヒヒヒと楽しく読んでいました。

「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之さんと弟のイラストレーターである久住卓也さん兄弟によるコミック「古本屋台」。
毎週変わるマンガタイトルの端っこのQ.B.Bの訳も、楽しかった「古本屋台」。
これはもう買うしかないでしょう!

この屋台の品揃えの中には確か、「いやいやえん」もありました。
中川李枝子さんの「いやいやえん」は、初めて読んだ時に幼い心を鷲掴みにされて以来、今も不動のファーストバイブルで、今読んでも心を鷲掴みにされてしまう素敵な本なのです。

そして毎週コラムを書いていた中野晴行氏は、私が一番好きな咄家の桂吉朝師の同級生であることを知ったのも、このコラムでした。
若き日の吉朝師である上田少年の思い出を読んで、心が熱くなったことも思い出しました。

ひとつのコンテンツの中のコラムやマンガが、何かひとつのことに繋がっているような、不思議な縁を感じたものです。
1冊の本の書評から、様々なことを思い出した朝でありました。

リハビリ中

2018年05月19日 | 日記
自転車で転倒して体の右側をしたたか打ってから、ようやく1ヶ月。
足と腰の痛みは早くに治ったけれど、肩から右腕は動かすと未だに痛い。
それでも意識的に動かさないと、筋が固まったように動かしにくくなってしまうので、アイタタタと言いながら布団を上げ下げし、洗濯物を干しています。

今回の右腕でかかった鍼灸院の梅安先生からは、首と肩の慢性的なこりを指摘され、日常でも気をつけるようになりました。
姿勢を良くするのはもちろんですが、色々試した結果、夜寝るときに枕を使わないことが効いている気がします。
実家ではフローリングに布団なので自然と背骨が伸びて気持ち良い。
フカフカのマットや枕は最初は気持ち良いのですが、体が泳いで落ち着かない。
マットや布団やベッドに枕と、様々な商品がピンからキリまでありますが、高けりゃ良いというものでもなさそうです。
煎餅布団の上で今夜も、リハビリを兼ねたストレッチをして寝ます。

牛丼の味

2018年05月18日 | 日記
久々に、某本家チェーン店の牛丼を食べました。
類似の牛丼のチェーン店は会社の近くにありますが、やはり本家とは味が違い、また本家の店が近くにはなく、いつの間にか疎遠になっていたのです。
最後にこの味を味わったのはいつで、どこの店だったのかも思い出せないけれど、牛丼をワシワシ喰らいながら、胸の中に去来するあれやこれやがありました。

かつて本家にいた人間が新たに牛丼の店を始めチェーン展開してゆき、様々な牛丼店が出来たこと。
BSE問題で他の店が別の国から牛肉を輸入して牛丼を販売するなか、味にこだわって牛丼の販売休止に踏み切り、営業の縮小や代替商品を緊急投入を行ったこと。

そしてかつてはそんな牛丼店にひとりで入って食べることが出来ず、今思えば何ゆえかわからないけれど、恥ずかしいから買って帰って家で食べるぅ、と言っていた時代がありました。
それから幾星霜、そんな女の子も大人になって、飲み明かした冬の早朝、ひとりカウンターで朝定食ならぬ牛皿をつまみに熱燗を飲っているとは、誰が想像できたでしょうか。

本家も私もいろいろあったなぁ、思えば遠くへ来たもんだ。
何年かぶりに食べる牛丼は、実に味わい深かったのでありました。

身軽でいたいのに

2018年05月17日 | 日記
鞄の中身も家財道具もなるたけ少なく身軽でいたいのに、何故にモノは増え、鞄はいつも重いのだろう。
思えば学生時代から、大きな重い鞄を持っていたような気がします。
今の通勤鞄も中身を出来るだけ軽くしようと小さな肩掛けバックを使用していますが、新聞や本を入れるサブバックを併用して、気づくとどちらもずっしり重たい。

男性で鞄は持たない主義と言って、いつも手ぶらでポケットに財布とスマホだけ、なんて人を見ると私もそうありたい! と切に思うのです。
しかし悲しい哉、財布とスマホの他にも化粧品やハンドクリーム、手帳(これがまた重い)に筆記具、猫用ちゅ~るに除菌ティッシュやその他こまごましたもので、せっかく鞄を小さくしても常に重くパンパンになってしまうのであります。

昔、大きな私の鞄を見て、「長女でしょ」と言われたことがありました。
長女は小さな頃から妹や弟の面倒を見て、何かあった時のためにと荷物が多くなるのだそうです。
長女ではあるけれど一人っ子なので妹や弟はおりませんが、そういえば絆創膏とかソーイングセットとか、その時の鞄には入っていました。

これから暑くなる夏に向けて、身軽に涼しく通勤したいけれど、これからの季節、扇子に汗拭きティッシュや日焼け止めティッシュ等、荷物は増えていくばかり。
切実にドラえもんのポッケが欲しい、と思うのでありました。