中野笑理子のブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

カレー今昔

2017年01月26日 | 日記
今、週に1度は食べるカレー。
大好物というほどではないのですが、出先で初めて入った喫茶店とか、時間のない時などは、まずカレーを注文してしまいます。

子供の頃は、今日の晩ごはんはカレーと言われても、特に嬉しいとも、イヤだとも思いませんでした。
給食の中では好きなメニューでしたが、給食自体が苦手だったので、唯一ふつうに食べられるメニューでした。
給食は、なぜ昼御飯と一緒に牛乳を飲まなければいけないのかが、わからなかった。
瓶入りのぬるい牛乳をどうしても飲むことが出来なかった私は、小中校時代クラスで1番チビッ子の男の子に、背が伸びるからと言って無理やりあげていました。

大人になって一人暮らしを始めた時は、大鍋いっぱいにカレーを作って冷凍し、風邪引きの時は氷枕にしてその後カレーうどんにして食べたり、粉コーヒーを入れるとコクが出ると聞けば粉コーヒーを入れ、具材も鶏、豚、牛、薄切り、ブロック、骨付き肉と好きな材料で自分の好きなように作って、カレーの頻度は高かったと思います。
ある本に粉末胃腸薬を入れると本格的な香りになるとあったので、胃腸薬入りカレーを作ったこともありました。
ルーのダブル使いは当たり前、数え切れないほどカレーを作って、レトルトカレーも様々なものを買って食べました。
店で食べるカレーも、チェーン店のものから、テレビや雑誌に出た話題の店、そしてインド、ネパール、スリランカなどの海外カレーなど。

今、ひとことでカレーといっても様々なカレーがあります。
ここのカレーは絶対美味しいから、と連れて行ってもらったら自分の好きなカレーとはかけ離れていてガッカリしたり、辛過ぎたり重すぎたり、本当にカレーとラーメンだけは好みは千差万別だと思うのです。

そして今まで食べたカレーの中で、忘れようとて忘れられないカレーがあります。
それは大学の学食のカレーライス。
見た目はサラッとした少し薄めのカレー。
具材は玉ねぎ、人参、じゃがいもと一般的なカレーなのですが、特筆すべきは味がない。
肉が見当たらない。
色と香りと見た目はカレーだけれど、ルーどころか塩さえ入っていないのではと思うほど、味がしなかった。
カレー粉しか入っていなかったのかもしれません。
初めて食べた時、ルー入れるのを忘れているのではと思い、再度挑戦しましたが、何度食べても同じでした。
味なし汁シャブシャブカレー、価格は250円でした。

私の怪異遍歴

2017年01月25日 | 日記

今まで幽霊を見たとか、霊感があるとか思ったことは、ありません。

人魂は小学生の時、塾帰りの夜道で初めて見ました。
真っ白に光って、大きくて、怖いというよりも綺麗だった。

2度目は高校生の時、今はもう取り壊されてしまった実家で、簾と網戸をくぐり抜けて家に入ってきた青白い人魂。小さくて細長く、本体よりも長い尾をひいたもので、この時は少し怖かった。
今思うと、実家の窓は木製でした。

ちょうど同じ頃、眠っていたらすぐ横の襖の向こうに誰かが立っている気配がして目を覚まし、布団の中でじっとうかがっていると、襖はしまったままなのにその気配が部屋に入ってきた感じがして、その瞬間、金縛りにあったことがありました。
目を開けようとしたけれど、瞼が開かない。
ものすごい重さが身体全体にかかって、圧縮されていくような苦しさだったのを覚えています。

その後、父方の祖母が亡くなってしばらくした頃、夢だったのかもわかりませんが、眠っていたら不意に目が覚め、閉めているはずの押入れの襖が開いていて上下のしきりの板に祖母がちょこんと腰かけてうつむいたまま足をブラブラさせていました。
その時も怖いというよりも、寂しそうな祖母の様子が気になりました。

夜道をひとりで歩いていると、自動販売機の横を通り過ぎようと近づいた時に、まだ数メートル先なのにその横の空き缶入れが急にガラガラガラッと音をたてることがあります。
誰かと一緒に歩いている時は、そんなことはないのです。
ひとりで夜で、回りに誰もいない時に限って、そういう時があります。
あまり追求せずに、そういうこともあるべぇな、と思うことにしています。

何もかもが大雑把

2017年01月24日 | 日記
寝ぼけまなこで朝の電車に揺られていると、美術館の吊り広告が目にとまりました。
『白猫の美』
猫の絵の展示かな?
白猫も美しいけど、黒猫もキジトラも茶トラも美しいぞ、と思ってよく見てみると、それは『白描の美』でした。

今日の運勢欄で『ちょっとした演出でデブ運◎』とあり、デブ運って何よ、失礼ね、と思ってよく見ると『ラブ運』でした。

家で『韋駄天って何の神様やったっけ?』と訊かれたのですが、『平天何枚って何のこと? 平天なんか買ってないよ?』と返事して、怪訝な顔をされました。
最近、聞き間違えが多く、それが殆ど食べ物に変換されてしまうのです。

『アンタはまる子ちゃんに出てくる何でも食べ物に結びつけるデブの男の子か!』
と言われてしまいました。
あぁ、小杉くんのことね。
ま、今日の運勢、デブ運◎ですから。

『目も耳も、大雑把過ぎるわ!』
と呆れられ、反省しております。

中学受験

2017年01月23日 | 日記
甥っ子の1人がこの春から中学生になるのです。
先日とある私立中学に合格したとの知らせを受けて、良かったね、頑張ったね、とお祝いを送ったのです。
「いしんコース」に合格したと言うので、最初、大阪の学校なので「維新コース」かと思っていました。
将来、政治家にでもなるのかと思っていましたら、「維新」ではなく「医進」コースでした。
医大受験に特化したクラスだそうで、甥っ子本人は将来、眼科か皮膚科の医者になりたいと言うのです。
中学からそんなクラスがあるのにも驚きでしたが、何故、眼科か皮膚科なのかと尋ねると、訴訟される確率が低いからだと言うのです。
叔母さんとしましては、なんだか頭がクラクラしまして、まぁ頑張ってとは言ったのですが、今の子供は私の頃とはずいぶん違うのだなと、少し不憫な気もしてきました。

甥っ子は0歳からベビースイミングやベビー英会話教室に通い(通わされ?)、小学校も受験して私立へ進学し、そのままエスカレーター式に中学へ行くのかと思っていたらまた中学受験で、夏休み、冬休み、春休みは朝9時から夜10時まで毎日塾通いだったそうなのです。
そして中学から医進コースとは!

もしも途中で「あ、俺向いてないわ」とか思ってしまったりしたら、どうするのでしょう。
何故、彼が医者になりたいと思ったのか、それとも思わせられているのか、叔母さんが心配してもせんないことではありますが、母親はとても嬉しそうに「もう、どれだけお金がかかるかわかってるのォ」と言いながら笑っていました。

私には子供がいませんので想像もつきませんが、もし自分の子供が私立中学の医進コースに合格したら、やはり同じように手放しに喜んでしまうものなのでしょうか。
けれどもやっぱり、自分の子供が私立中学の医進コースを受験するなどと言い出したら、止めはしないまでも製造責任者として、この子大丈夫かいな、とちょっと心配になると思います。
トンビが鷹を生むことは、そうそうないと思うのです。

母親に言わせると、今の公立小学校は昔とは比べものにならないくらいに荒れていて、心配で行かせられないと思ったので、小学校から私立に通わせたと言うのですが、私の小学生時代も頭から墨汁をかけられたり、かけ返したり、教室で爆竹を鳴らして授業を妨害する生徒がいたりと、そこそこ荒れていました。
けれど今はそれ以上なのでしょうか。
陰湿なイジメも今に始まったことではないと思いますが、昔はなかったネットというツールのある今は、もっと巧妙で悪質なイジメがあったりするのかもしれません。
ともあれ甥っ子の未来に幸あれ、と願わずにはいられない叔母さんなのでした。

空の雲はペットの生まれ変わり?

2017年01月22日 | 日記
小林正観さんという人の『ごえんの法則』という本を読んでいたら、空に浮かぶ雲はペットなど家族の一員として生きた動物の転生の次のステージだと書いてありました。
一塊の雲にひとつの魂があり、雲に入っている魂は楽しかった時のことしか思い出さないらしいのです。
それは空に浮かぶ雲の塊は、人に喜ばれるように設定されているからだそうです。
そう言われてみれば、青空に浮かぶ雲を見て暗い気持ちになったり、落ち込んだりしたことはないなぁ、と思いました。
今まで私の人生のひとときを一緒に過ごしてくれた猫達も、空の雲になっているのだろうかと空を見上げると、何故だか涙が出てきました。
けれどもその涙は悲しくて出てたのではなく、感謝というか不思議と温かい気持ちになったのです。
なるほどなぁと思ったり、ホントかしらと疑問を持ったり、いろんな解釈があると思うのですが、そう言われればなんとなくそうかもしれないなぁと思ったのでした。

嵐のような雨風の後の、晴れた東の空には楽しそうな雲が浮かんでいました。
西の空にはトキ色の夕焼けが始まっていました。