中野笑理子のブログ

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中学受験

2017年01月23日 | 日記
甥っ子の1人がこの春から中学生になるのです。
先日とある私立中学に合格したとの知らせを受けて、良かったね、頑張ったね、とお祝いを送ったのです。
「いしんコース」に合格したと言うので、最初、大阪の学校なので「維新コース」かと思っていました。
将来、政治家にでもなるのかと思っていましたら、「維新」ではなく「医進」コースでした。
医大受験に特化したクラスだそうで、甥っ子本人は将来、眼科か皮膚科の医者になりたいと言うのです。
中学からそんなクラスがあるのにも驚きでしたが、何故、眼科か皮膚科なのかと尋ねると、訴訟される確率が低いからだと言うのです。
叔母さんとしましては、なんだか頭がクラクラしまして、まぁ頑張ってとは言ったのですが、今の子供は私の頃とはずいぶん違うのだなと、少し不憫な気もしてきました。

甥っ子は0歳からベビースイミングやベビー英会話教室に通い(通わされ?)、小学校も受験して私立へ進学し、そのままエスカレーター式に中学へ行くのかと思っていたらまた中学受験で、夏休み、冬休み、春休みは朝9時から夜10時まで毎日塾通いだったそうなのです。
そして中学から医進コースとは!

もしも途中で「あ、俺向いてないわ」とか思ってしまったりしたら、どうするのでしょう。
何故、彼が医者になりたいと思ったのか、それとも思わせられているのか、叔母さんが心配してもせんないことではありますが、母親はとても嬉しそうに「もう、どれだけお金がかかるかわかってるのォ」と言いながら笑っていました。

私には子供がいませんので想像もつきませんが、もし自分の子供が私立中学の医進コースに合格したら、やはり同じように手放しに喜んでしまうものなのでしょうか。
けれどもやっぱり、自分の子供が私立中学の医進コースを受験するなどと言い出したら、止めはしないまでも製造責任者として、この子大丈夫かいな、とちょっと心配になると思います。
トンビが鷹を生むことは、そうそうないと思うのです。

母親に言わせると、今の公立小学校は昔とは比べものにならないくらいに荒れていて、心配で行かせられないと思ったので、小学校から私立に通わせたと言うのですが、私の小学生時代も頭から墨汁をかけられたり、かけ返したり、教室で爆竹を鳴らして授業を妨害する生徒がいたりと、そこそこ荒れていました。
けれど今はそれ以上なのでしょうか。
陰湿なイジメも今に始まったことではないと思いますが、昔はなかったネットというツールのある今は、もっと巧妙で悪質なイジメがあったりするのかもしれません。
ともあれ甥っ子の未来に幸あれ、と願わずにはいられない叔母さんなのでした。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-01-24 00:53:05
そのこは果たして幸せなのでしょうか・・・?
何も気にせず遊び、体をつくる時期に、動かずに勉強。
何も気にせず遊び、コミュニケーション能力を学び友人をつくる時期に、塾に時間をついやし勉強。
人格形成に過大な過誤を焼き付けているとしか思えません。

体が丈夫でないと、大人はやっていけません。
心が健全でないと、大人はやっていけません。

そのこのお母さんは、人間をはぐくむという視点がごっそり欠落しているのでしょうね。
大人になったそのこが、まわりとコミュニケーションとれるように、理論的に整合性のある少年時代を送らせてやらないとは、
ひどいものです。

そのこも、ニャンコをめでたりしたいのではないかなあと
思ってしまうのでございます。
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Unknownさま (ellie_2012)
2017-01-24 04:51:41
やはりそう思われますよね。
大切な時期に、本当に肝心なことが欠落している気がするのです。

少し前に回転寿司を一緒に食べに行ったのですが、甥っ子はサーモンばかり20貫ほど食べた後、ずっとゲームをしていました。
家ではさせてもらえないからと言って。
その時も何とも言えない違和感を感じたのです。
親も一応怒っていましたが、彼がゲーム機から顔を上げることはありませんでした。
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