秋の心配

例の3匹の食欲が凄まじく、早々に金カップもカリカリもちゅ～るも食べ尽くしてしまったので、いつもよりも5分か10分ほど早い帰り道でしたが、数日前までは薄闇だった外はもう夜。

日が短くなったなぁとしみじみする間もなく、押し合いへし合いギュウギュウ詰めの電車に乗って帰って来ました。
揺れてよろけても足を動かせないほどの込みようの電車を降りると、ひんやり冷たい風にサラリと身体を撫でなれて、わゎ、秋の夜だぁ、と嬉しくなりました。

家に帰ってもエアコン無しで窓を開け放していると北の窓から夜風がそよそよ気持ち良く、今夜は布団に入ってもついつい本を読んでしまいそう。
待ちに待った、秋の夜長の到来です。

明日は十五夜、月見団子を売る和菓子屋さんの店先に置かれたススキも風に揺れていました。
月見団子といえば関東では丸くて白いお団子ですが、関西の月見団子は少し細長いお団子の両端を出して真ん中にこしあんが乗っています。

中秋の名月の別名、芋名月の名に因んで、お芋の形なのだそうです。
思わず買ってしまいそうになりましたが、その隣の大きな栗の入った栗大福も美味しそう。

そうだ、いいことを思いつきました。
十五夜だけを見るのは片見月といって縁起が良くないそうなので、明日は月見団子を買って、10月11日の十三夜の栗名月に栗大福を買ってお月見をすれば良いのだ。

芋と栗、早くも天高く馬肥ゆる、そして我も肥ゆる心配が……。