もう甘えないよ

いよいよ明日から10連休ですね。
朝いつものように何気なく自宅を出て出勤しましたが、夜になってふと気づいたことがありました。
毎朝実家から一旦自宅へ寄って遺影のお花と水を替えて出勤しているのですが、連休が明けたらもう実家が我が家。
今の自宅から会社へ出勤するのは今日が最後だったのでした。

朝は何も考えずにあわただしく自宅を出たけれど、改めて気がついてみると少し淋しいような気がしたのです。
実家を出て吹田で一人暮しを始めた時も、吹田から西宮に引っ越して来た時も今と同じ会社勤めだったけれど、そんなことは思いもしなかったのに年をとったせいなのか、妙に感慨深く思ったのでした。

生まれた時から死ぬまでずっと同じ場所、同じ家に住んでいる人もいるかもしれませんが、そんな人はごくわずかで殆どの人が学校や就職、結婚や色々な理由で住む所が変わり、それぞれ新しい土地で生活していると思います。
念願のマイホームを建てての嬉しい引っ越しや、事情があってひっそりする引っ越しなど様々な理由で成長していくにつれて環境も自分も変わってゆく。
そしてそんな流れの中でふと、過去を思い出して懐かしく思ったり、今と比べてしまうことがあったりする。

昨日発売の週刊文春の伊集院静先生の悩み相談では、先生曰く「過去を振りむく行為は、甘えやナルシズムでしかない」とのこと。
ハッとした後、そうだよなぁと深く反省したのでありました。

もう甘えないゾ！