この世はミラクル

秋の京都で胎内めぐりを体験し、そのあと地獄を見て、現世に戻って参りました。
オギャアと生まれて死んでゆくまでの間に、勉強や仕事や日々の生活といった浮世の義理と同じくらい、いやそれ以上に大切な、知らなければいけないことやしなければならないことが、人間には山とあるんですね。

現代に生きる人達よりも昔の人の方が、そういった人として知らなければならないことを多く学んでいたのだなぁ、とつくづく思いました。
そして自分の罪深さに恐れ慄き、深く反省してきたのでありました。
今までの人生をふり返って見ますれば、悔い改めなければいけないことが山のようにあり、心底ゾッとします。

果たして今から間に合うのかどうか解りませんが、知ってしまった限り、知らんぷりは出来なくなってしまいました。
生きるということは本当に、ミラクルの連続であります。
ファンタジー小説の主人公でなくても、人は皆、その人生そのものがミラクルツアーのようだと思った今日の体験でありました。