思うがままに

Step by Step

エンジンオイルの考察

2006-06-14 | TIIDA

これは、とある掲示板に投稿(ちょっと付け加えたところもある)した内容である

先ず、My TIIDAの情報(’06.06.10現在)
15M、'04.10納車、総走行距離:20,200km
オイル交換(全て日産純正):5W-30=計2回、0W-20=計2回、5W-30(Mスペシャル)=1回

①My TIIDAにとって最適なオイルは?
・0W-20を入れてから(特に発進時)2,000rpm辺りからのガランガランという不快なエンジン音に気付き出した
・1,800rpmまでならその不快音は発生しないし(いや、実際は1,200rpm辺りのノッキング現象のような音もあるのだが個人的にはあまり気にならないし苦痛でもない)、普段街乗りでは2,700~2,800rpm以上は出さないので、その不快音を聞くことになる発進時や坂道が苦痛でたまらなかった (だから極力1,800rpmまでに留めるようにも努力した)
・この掲示板で私と同じ症状を訴えるレスもあったし、ノートの掲示板でも話題に上がった
・5W-30を入れていた時もその音があったのかも知れないが、あまり気にならなかったことを考えると0W-20で発生した不快音とは異質のものであったような気がする
・そんなことから、もう一度5W-30に戻してみようと考え、ついでにモリブデンが添加されたMスペシャルを試すことにした
・現状、ガランガランというエンジン音はグルングルンというようなマイルドな音質に変化した
・全般的にエンジン音も滑らかになり、0W-20の時よりも個人的に好感触を得た
・これらが粘性の違いによる効果だと推察するに至った(多分間違いないだろう)
・今後、音質的にどんな変化が表れるのか判らないが、ドライブを楽しくしてくれる5W-30を現状のベストセレクションとしたい


②0W-20と5W-30の燃費の相違は?
・このスレッドで0W-20→5W-30に変えたら、燃費が2km/L落ちたというコメントがあった
 (私には、具体的な数値が提示されると直ぐに反応してしまう癖がある、そして提示された数値に「?」と疑問を抱くとじっとしていられなくなってしまう、我ながら結構しんどい性格だと思う)
・理論的に考えても燃費が落ちることは明白だと私も思った、しかし「2km/Lって本当?」 「そんなに落ちるのかな?」という疑問が沸いた
 
・何故なら、同一走行条件で2km/Lと言えば、A/C=OFFに対しA/Cをガンガンかけているくらいの差があるように思えるからだ
 (これは季節別燃費のグラフから得られた近似曲線をベースにした私見である)
・一方、同一平均車速であっても燃費は道路環境等の違いによって大きくばらつくことを何度も体験していた
・そんなことから0W-20と5W-30双方の燃費データを散布図にプロットして、近似曲線を描かせて比較検証すべきだと判断した
・結果は先般レスしたように双方の近似曲線はほぼ重なってしまって0W-20の優位性を見出すことが出来なかった
・極端な話、水の中を泳ぐのと泥の中を泳ぐのとではその差は歴然としているが、0W-20と5W-30とではそれほどの差がないのかも知れない
  もし、あったとして悪く解釈するなら、5W-30より省燃費と言われている0W-20はサラサラな粘性が災いして摺動面での油膜切れやシール性能の低下を引き起こしてしているのかもしれない
 (オイルゲージで粘性の感触を掴んだくらいで、0W-20と5W-30双方の違いを直接同時に比較してみたことはない)
・私は専門じゃないんで潤滑理論や実際のメカニズムが良く判らないが、何れにせよ0W-20を入れようが5W-30にしようが燃費はそれほど影響を受けないことが判った
・このことはガソリン価格高騰の折、結果的に私にとって好都合となった


③ステアリングの振動って?
・エンジンは往復運動と回転運動を高速で繰り返しているから、それに伴って車体は振動しステアリングにも振動が伝達されるのは至極当然
・また、経年変化によって各部品は磨耗やガタツキを起こし振動を増幅させることになるというのも容易に理解できる
・しかし、2万kmを超えた私のTIIDAは、オイル交換前後とも(アイドリング状態として)振動が気にならないレベルにあり、良好な状態を維持していると判断して良さそうだ
・もともと、普段ステアリングの振動に気をかけることそのものが皆無に近い状態で、これはAllアルミ製である新型エンジンの恩恵なのか?
・もしや、タイヤをレグノに履き替えたこともステアリングの振動抑制に効果があるのか?良く判らない
・何れにせよ、現状気にならないほどのレベルを維持している
・あとどれくらい走らせれば気になるレベルになるのか今後見守って行きたいと思っている