平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

地獄の超低音

2013-05-06 02:38:12 | スピーカー工作
 名古屋の試聴会で聴く、新作のスーパーウーファーに名前をつけていなかったので、あれこれ考えて「地獄の超低音」を意味するHells Subsonic。伊達や酔狂で付けているのではなく、ある意味、警告として付けているのです。

 カッバーラを安易に捉える人が多いですが、カッバーラは、人間が天への階段のどの位置にいるかを教えてくれるものなのです。例えば、頭が固い人はカッバーラの問題を解けません。子供のように柔らかくて素直でなくては解けないのです。

 頭が固い人は、自由と反対側の支配する方を向いているのです。もちろん、これはサタンの方に向いていることを意味します。創意工夫や臨機応変は自由ですから神に属します。ガルパンで、西住姉妹が自由と支配の、それぞれの代表的チームとして描かれているような感じです。

 カッバーラの生命の樹は、人間が登る天への階段で、小路のパスを上り、時には失敗して降りているのです。しかし、自分では常に登っていると錯覚するのが怖いところです。傍目から見ると、地獄に堕ちた人も、自分では神に近い所に登っていると思っているのです。では、どうしたら客観的に自分の足跡を見ることが出来るか?それが、僕が出すカッバーラの問題だったり、またスピーカー作りなのです。

 カッバーラと生命の樹については、飛鳥昭雄氏が詳しいので、知りたい人は彼の著書を参考にして欲しいのですが、飛鳥氏が言うように、高い所から堕ちると、地面を境にして対称形に位置する、地獄の死の樹の同じ場所に堕ちるのです。光り輝くルシファーは、神に近い最高階から堕ちたので、地獄の最も深い所に堕ちてしまったのです。こうなると、二度と這い上がることはできません。

 生命の樹を登っていて、そこから堕ちることは地獄行を意味するのです。一番下の階層から落ちれば、堕ちた先は地表に近い地獄です。ここからなら這い上がることも可能かもしれません。しかし、這い上がることが出来るのは、自分が地獄に堕ちたと自覚する人だけなのです。自分は修行して高いところにいると思っている傲慢な者は、絶対に這い上がることはできません。自分が特別扱いされているとか、自分が特別な教会に属しているとか、そのような自惚れがあれば、その人はもう既に地獄に堕ちているのです。

 さて、ここからは実際に起った現象です。僕はスーパーウーファーを設計しましたが、これは工人が初めて作る、作例のないものです。でも、長岡先生や僕の製作例を覚えていれば、ものすごく簡単に作れるものです。難度は低いはずです。

 しかし、僕が作るように命令した者は、板が届いてもすぐに作らず放置し、指摘されて慌てて作りました。そして、ことごとく設計意図と正反対の作り方をしたのです。

1.ユニット交換用に面積の小さい天板を取り外す設計→一番面積の広い側板をネジ止めして天板は接着

2.底板は床に密着→底板を床から浮かす

3.端子板を引っ込ませて、壁際で端子が邪魔にならない設計→端子板を使わないで端子剥き出し

4.内部配線は必要最小限→外せる側板に端子を付けたので無駄に長い

5.天板の穴をスリット式に交換できる設計→接着したのでスリット式は無理で発展性無し

6.吸音材は大量に使う→申し訳程度

7.効率的な補強材→側板を外すので補強材の効果無し

 このように真逆の作り方をしたので、怒られてからも「ユニットを交換したら側板を接着する」と、ユニットが二度と交換できないユニット殺しの言い訳をしたのです。これには流石にキレましたね。自分が真逆の事をしている自覚が全くないのです。

 地獄に堕ちた者は、人と正反対の主張をし、正反対の事をするようになります。政治なら民主党や社民党が自民党と正反対です。この、真逆こそが地獄度の物差しなのです。

 信仰を持っている人でも、自分が偉くなったと錯覚した者は、10分の1を収めなくなリ、教会の金を誤魔化したりするようになります。最後の晩餐の絵で、裏切り者のユダが金の入った巾着を握り締めている構図は有名です。ユダは、自分がイエスのそばにいた事から、自分も偉いと錯覚したのです。

 「絵を学んで上げますから、何をすればいいんですか」と上から目線で言われても教える気にもなりません。「これだけの授業料を払いますから、ぜひとも教えて下さい」と頭を下げられたら考えるかもしれません。高慢になった者は、ただで全てが手に入ると錯覚します。僕の目の前には、クロネコや郵パックの送り状が山のようになっています。平均千円としても驚くような金額です。皆は一対一だと思っているかもしれませんが、僕は何十人も相手にしているのです。これが何百人や何千人に増えても大丈夫なように、強固な組織を作る必要があります。でも、相応しくない者は除外しなくてはならないのです。

 堕ちた者は、堕ちる前の倍以上の労力を傾けないと元の位置に戻れないのです。まさに命がけで這い上がらなければならない。その警告のために、今回のスーパーウーファーは「地獄の超低音」と呼ばれるのです。冥府の神プルートーの咆哮になぞらえてPlutoでも良いのですが、これはもう少し大きなスーパーウーファーにこそ似つかわしいですね。

    エフライム工房 平御幸
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (うずしお)
2013-05-06 07:02:48
先生おはようございます。
頭が硬すぎて馬鹿すぎて、全く問題も解けませんorz
スピーカー作成は難しく、作っていただいた方には、すごいという気持ちです。自分は作ることもしてなく、やらかして失敗して迷惑かけますorz
返信する
Unknown ()
2013-05-06 08:31:44
先生おはようございます。

先生の仰るとおり、登り続けていると錯覚していました。
1からではなく、マイナスからのスタートなのですね。
しかし、チャンスがある限り、精一杯努力したいです。
どうかこれからもご指導お願いします。
返信する
うずしおさん、訓さんへ (平御幸)
2013-05-06 11:15:54
うずしおさんおはようございます。

取り返しの付かない失敗は試みのミカエルだけですから、まだ大丈夫です。これでさえ、やる気があればコツコツとバッフルを削って失敗を帳消しに出来ます。でも、教訓として残しておくのが無難かも。

訓さんおはようございます。

もともと高い所に居たわけではないので、致命傷ではないかもしれません。基礎ができていないのだから、カッバーラの最下層からイェソド(基礎)を目指す段階で堕ちたのです。

昨年のバスレフの端子の手抜き、スーパーガブリエルの上部キャビ補強の手抜き、改善するには時間があったはずです。やりましたか?
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Unknown ()
2013-05-06 11:40:50
先生 こんにちは。

そうでした。
スーパーガブリエルもバスレフも宿題をいただいた
ままでした。申し訳ありません。
大切なことを何一つしないで、今まで自分は何を
していたのか・・・。

試聴会までに改善します。
返信する
Unknown (真央らぶ)
2013-05-06 17:34:52
先生、こんにちは。
素直な心と柔らかい頭のみぽりんに憧れますorz
同じバレエ教室の、バレリーナを目指している子達は、傲慢にならず、「自分は留学したから凄い」「コンクールに出てるから偉い」などとは言いません。
いつも自分に厳しく、それでいて輝いています。
そんな子達を見ていると自分が恥ずかしくなります。
それと同時に、自分も常にこんな風でありたいと思います。
スピーカー製作も、頑張ります。
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真央らぶさんへ (平御幸)
2013-05-06 17:50:33
真央らぶさんこんにちは。

目指すものが高いほど、傲慢さが邪魔になり謙虚さが要求されますね。子供たちは直感的にそれを知っているのだと思います。

芸術は神の領域を表現するものです。しかし、少しでも堕落すると、それは悪魔の領域を表現することになります。

霊感の大半はサタンから来て、人間の90%は地獄に堕ちているのです。その典型がフィギュアスケートで、救世主を木にかけるISUと日本スケ連という構図ですね。
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Unknown (スイカ)
2013-05-06 18:29:11
こんばんは。
何もかも気軽に考えてしまって、気が付いたら落ちていく一方です。
見せかけではなく、小さなことをコツコツ積み上げないといけないと思いました。
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スイカさんへ (平御幸)
2013-05-06 18:44:26
スイカさん今晩は。

最初の志が小さければ努力目標も小さくなります。自分の器は自分で決める。何事も自覚が必要です。
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Unknown (青空)
2013-05-06 20:05:34
平 様

こんばんは。
カッバーラ、いつも頭が固く解けません。また間違ってしまうのが恥ずかしく、投稿を躊躇してしまいます。
冷静に自分を見つめると、知識も少ないのにこのプライドの高さは何??愚かすぎ。と思うのですが渦中になると同じ事を繰り返しています。
素直さ・謙虚さが足らないのですね。

先ずは頂いた事を、忠実にやり遂げます。
いつもありがとうございます。
返信する
青空さんへ (平御幸)
2013-05-06 20:18:12
青空さん今晩は。

義務教育で培った処世術はカッバーラには通用しません。義務教育時代に大半の人は堕落するからです。
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