平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

善悪を知るという事

2008-12-03 07:22:57 | Weblog
 聖書には善悪を知るという難解な言葉が出てきます。

"見よ、乙女が身籠もって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。その子が悪を捨て、善を選ぶことを知るころになって、凝乳と蜂蜜を食べる。"『イザヤ書』7章14~15

 子供というのは、教えられないと善と悪の区別が付かず、悪のまま成長すると反社会的な存在となります。歴史的にも、強盗の村、墓荒らしの村、人肉を食べる部族など、忌まわしい事を平気で行う集団が確認されています。この人類の業がノアの洪水で人類の大半が滅びた理由ですが、洪水後はノアの子孫に戒律が神によって与えられ、人々は戒めを守る事で人類として成長できたのです。しかし、善悪を知るという言葉の本当の意味は、もう少し深いものなのです。

 世の中は裏表があると誰でも知っていますが、この二面性は善悪二元論で片付けられるほど簡単なものではありません。イエスでさえ、小悪党に対して、この世の知恵があるとほめている下りもあるのです。ですから、善悪を知るという場合の悪は、光に対する闇、すなわちサタンの企みの事を言うのです。人類を堕落させるためにサタンが仕掛けた罠(ワナ)、それが忌むべき悪なのです。従って、これらの悪は、神の否定、神に対する反抗、あるいは偽の神や偽善に直結する事になります。酒を飲んだりお茶を飲んだりを戒めるのは、余りに表面的すぎます。神はもっと寛容なのですから。

 人が道を踏み外した場合、自力では元に戻る事が困難です。これが迷える子羊です。この子羊を取り戻すには、子羊の歩んだ道を知る事が必要です。要するに、獣道に通じていなくては、獣(サタン)から子羊を取り返す事が出来ないのです。従って、子羊を探しに行く人は、人生の裏も表も知り尽くした、悪に対して無知なのではなく、悪の本質を知っているベテランが担当する事になります。変なたとえをすると、ヤクザと間違えられる人相の悪い暴力団対策課や、詐欺師に見まごう捜査二課の警察官のようなものです。蛇の道は蛇を地で行く人でなくては、ミイラ取りがミイラになるように、自分も迷える子羊になってしまうのです。希に、怖いもの知らずで成功する初心者も居ますが、このような人には強い信仰心と祈りがあるのでしょう。

 さて、先に出てきた凝乳と蜂蜜ですが、凝乳は生乳を酵素などで固めたナチュラルチーズのようなものです。ヨーグルトという説もあります。もしかしたら、白戸三平の『いしみつ』に出てくる乳製品も含まれるかも知れません。マンガの中では不老長寿の妙薬・酥(そ)として描かれていましたが、明日香村では飛鳥時代の食料として売っています。でも、なぜ凝乳と蜂蜜なのでしょうか?実は、この謎は解明されていません。というより、子供の頃に凝乳と蜂蜜を食べた記憶を有する人にのみ向けられたメッセージとも考えられるのです。弟子は最近、チーズケーキと蜂蜜を送ってきましたが、僕はようやく意味を理解したところです。

 僕が学生の頃、母親は「頭に油を塗れ」と何度も言ってましたが、僕は逆らって何も塗りませんでした。ところがある日、奈良で理髪店に寄ったら、いきなり頭に振り掛けられたのです。ちょうど古代史にのめり込み始めた頃です。これ以来、僕は霊感に恵まれて、次から次へと謎解きをする事になったのですが、頭に油を塗られる事は塗油戴冠の儀式、すなわち「油塗られた者」という意味のインマヌエルになったのです。凝乳と蜂蜜も、頭への塗油も、普通の人には特別な意味はありません。しかし、イザヤ書の53章(救世主の特徴)に繋がる1953年、天の三神の3月、救世主の数の9日という、イエスの磔刑と同じ癸巳(みずのと・み)に生まれた僕にとっては、全てが記憶に残る出来事となったのです。

 僕は様々な世界を垣間見て、純粋だけの若さから善悪を知るようになりました。真のイエスが再臨するまで、僕は世界中に同じように存在する小さな雛形の一人として、迷える子羊を連れ帰らなくてはならないのです。蛇の道は危険ですから、純粋が取り柄の弟子には踏み込む事が出来ません。獣道を散策する人が善人か悪人かは、子羊に対する態度で決まるのです。決して凶悪な顔や言葉や態度だけで判断してはなりません。えっ、マスゴミに叩かれている麻生総理の事ではないですよ。フォローになっていないかな…。

     エフライム工房 平御幸
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