平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

日立 HMA-9500Ⅱの修理 下駄とモデュールの制作

2017-09-24 01:56:20 | アンプ製作と修理
外観の良さ気なHMA-9500Ⅱの修理をしていますが、見かけと違って中身はボロボロ。Lチャンネル基板の修理中ですが、パターン剥がれが2ヶ所も見つかりました。トランジスタ下の基板が焦げているところも orz

HMA-9500Ⅱは、ノンカットオフ回路のモデュールが生命線です。抵抗もトランジスタも豆粒で出来ていて、これが壊れるとパーツが手に入らない。そこで、マニュアルに記されるディスクリート回路で組むのですが、僕は専用基板を作成して作業を楽にしています。でも、7本の足をハンダ付けするのが大変。足が丸くてパターンから逃げ回るからです。クリップで抑えこむしかありません。今回は、ICソケットに足を7本刺して、クリップで固定してハンダ付け (~_~;)


自分用に間違わないように作成したモデュール基板の説明
左の写真は穴の数が足りてない古いタイプで無理やり一つの穴に足が2本のところも
今回は穴の数も増やして作成した (^^)


それとは別に、調整用のトリマー(半固定抵抗)も下駄を履かせることにしました。というのも、HMA-9500Ⅱに使われる1回転トリマーは大きくて、このサイズのは売っていません。足の長いタイプで代用できますが、今は微調整の出来る多回転型が数種類も売られています。これを使うためには変換基板が必要です。通称は下駄。種類によって足の位置が三角形かインラインの2種類。それで下駄も2種類作りました。




青いのはインライン型のコパルCT9Wで16回転。160円と安い (^^ゞ
黄色は3角配置のコパルRJ5Wで14回転。380円と高い orz
今回はバイアス調整用の100Ω2個は、3回転型のコパルTM7EPを使う予定
これも360円と高い (T_T)


下駄というのはパソコン用語で、CPUの性能が低かった時代に、ピンの数が違うCPUソケットに、高性能の新型CPUをアダプター介して無理やり適合させるのに使われたのが初めです。このアダプターを付けると背が高くなるので下駄と呼ばれました。

トリマーの下駄は、トリマー部分は0.5mm~0.8mmφの穴(スルーホール)。ピンのところは1mmφの穴で、リード線は切り取られた抵抗の足を使います。

今回は、上から抵抗値を測れるように、ピンを上に数ミリ伸ばして、テスターのクリップが掴めるようにしました。抵抗値が上から測れるといろいろ便利なのです (^=^;

今回の基板は穴を0.5mmφに小さくしてあります。0.5mmφのドリルピットで穴あけする時に、銅箔面が抵抗となって穴の中央にピットを誘導してくれるから作業が楽。でも、油断して銅箔面に2度も穴を開けてしまいました (;´Д`)

0.5mmφのドリルピットで穴あけした後で、ピットを替えて大きな穴を開けます。サンハヤトのミニドリル専用の半月形0.8mmφピットは、斜めにすると折れてしまうので注意が必要。今回も、ようやく見つけたものがすぐに折れました。また秋葉原に買い出しに行かないと (^_^;)

ということで、明日は浅田真央展に行く前に秋葉原で買い物。本当はミニドリルではなくピットを色々換えられるルーターが欲しいのですが、工具箱が一杯で工具を増やすのも躊躇するところ。明日は東京駅北口に15時の待ち合わせです (;^ω^)
コメント (4)
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