平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ピエタ~贅沢な勝利の女神

2012-06-17 17:56:04 | Weblog
 一週間かけて、部屋の片付けが終わりました。石膏像を設置するためです。とは言っても、本棚作りから始め、FM FANなどは出版年順に整理。トランジスタなどは型番ごとに小分けの袋に入れ、取り外しパーツもデータを記入するなど、想像以上に大変でした。

 前からやろうと思ってズルズルと放置していた、壊れたテスターの修理や、遺失物の捜索などもやり、ヤマハの貴重なFETも無事に発見。スピーカー工作で出た余り板も赤マジックでサイズを記入して整理。最後に残った仕事は、石膏像を乗せる台の製作です。

 石膏像はミケランジェロのピエタの首なので小さいのですが、常設のスクリーンが白いので、その枠の中に収めなくてはなりません。最初は余り板を有効活用できるように、ケーヨーデイツーに行って木材を物色したのですが、多目的の組立ボックスが目に止まりました。これならスペースに工具も収められそうですし、798円と兎に角安い。

 それで持ち帰って組み立てし、石膏を乗せてみたら、ピエタの表情が硬い。ピエタは下から見上げると表情が豊かになるのです。それで、昼ごはんのついでにスワローズのリアルタイム実況を観たら、5回と6回にちまちまと点を取られて負けています。勝利の女神は何が気に喰わないのだろうとしばし考え、はたと気がついたのはピエタの台座。やはり安物ではダメみたいです。

 競馬でグルヴェイグが勝ったので、気を取り直してもう一度ホームセンターにキコキコ。今度は脚8本と焼桐板2枚で7770円のゾロ目。値段が10倍も違います。持ち帰って野球の実況を観たら、何と9回2アウトからバレンティンの3ランホーマーが飛び出して逆転していました。やはり勝利の女神は贅沢です orz。



 勝利の女神は、ヨセフならアセナテのようなもの。ヤコブならラケルです。アセナテは祭司の姫君なので、牢獄暮らしの長かったヨセフとは正反対。幸い、ヨセフは持って生まれた高貴さで、牢獄暮らしでも品が下がらなかったようで、アセナテと共に古王国の見事な芸術を生み出しました。ともすれば質素になるヨセフの尻を叩いたのはアセナテなんでしょうね。

 ということで、ようやく石膏像も設置し、少しずつ絵を描く感覚を取り戻したいと思います。それにしても7770円とは、神様は雲間から顔を出した太陽の中で、きっとほくそ笑んでいたんでしょうね。

     エフライム工房 平御幸
コメント (2)
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