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平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

FF105WKバスレフ ONKYOバージョン

2012-06-06 03:14:06 | スピーカー工作
 6月6日は、ルシファーの別名「暁の明星」にたとえられる金星が、文字通りの獣の数字666の日時に太陽を横切る不気味な日。朝7時から始まる金星の太陽面通過は、今世紀最後だそうですが、666となる朝6時に起きて待機する人も多いと思います。こちらは雨予報で、(幸い?)ダメですね。

 ルシファーが堕落した原因は高慢ですが、同じ悪徳の中に怒りがあります。「怒りが強いゆえに呪われる」と聖書にあるように、怒りはカインへの道であり、またルシファーへの道なのです。過度な怒りは滅びの原因になりますから、特亜に苛立つ正義感の強い人は注意しましょう。

 さて、FF105WKバスレフも両チャンネル完成し、兼ねての懸案であったメーカー製ユニットの再利用の実験に踏み切りました。中古のメーカー製ユニットは安いので、自作する上では無視できません。しかし、独自のフレーム形状や、公表されないスペックなどで敷居が高くなりがちです。今回は激安で手に入る、オンキョーのD-102FXのトゥイーターと、同じくD-SX7のウーファーを使用しました。どちらもインピーダンスが5.5オームで、6.5KHzから7KHzでクロスさせているようです。


右のスーパーケルビムに比べるとコンパクト

 今回は4.7μFのコンデンサー1個でトゥイーターの低域をカット。ウーファーはスルーでフルレンジとして使用。本当は、3.5KHz付近でクロスさせる、12dB/oct(オクターブで12デシベル減衰)がよさそうです。使用したバッフルは、ミカエル制作の時に余分に発注したやつです(ミカエルと完全互換)。計画自体は一年半も前のものですから。

 このオンキョーのユニットは、スーパーケルビムやミカエルではドボドボした低音になって、バランスが全く取れません。それで今回のバスレフでの実験となったのですが、低域の量感がアップするので、FF105WKに比べてもバランスは取れています。しかし、オーケストラでは、チェロやコントラバスの分解能が足りません。やはりドボドボに近く、音程が不明確となります。

 音程不明確の理由ですが、磁気回路があまり強くなく、重いコーンと、長大なダクトの空気質量をドライブし切れないからと考えられます。試しにダクトを塞いで密閉としてみましたが、この方がスッキリして聴きやすくなります。ダクトを開けるにしても、ダンプトバスレフのように、開口面積を下げたほうがよさそうです。写真は塞いであるものです。

 左チャンネルが拍子木の音が強調されるFF105WKバスレフ。右チャンネルが開口を塞いだオンキョーユニットバスレフで試聴。カラヤン指揮の、『チャイコフスキー 交響曲第6番悲愴』を聴いてみました。この曲は、重い低音とバランスするように金管がけたたましく鳴り響くので、パワーのあるスーパーケルビムなどでは少し心臓に悪く感じます。今回のバスレフではバランスよく聴こえたので、クラシックをソフトに聴きたい人には好適です。

 なお、勝利の女神が角を出しそうなので、届いたピエタ像を開梱しなくては(汗)。多芸多才は人類の理想の一つですが、まじで命が縮まりそうです。レオナルド・ダ・ヴィンチのデッサン展もあと数日なので見に行きたいけど、完全夜型で辛い日々。ぐっすり眠れる人が羨ましいです。

     エフライム工房 平御幸
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FF105WKバスレフ 片方完成

2012-06-03 18:58:04 | スピーカー工作
 徹夜で一台作り上げました。オンキョーの12センチウーファーも使えるように、バッフル交換式としました。そのための補強桟を追加し、3.5ミリの真鍮ネジで固定しています。バッフルを外すと、中にドリルを使えるスペースが確保できるので、上部キャビとダクトは25mm長3φのネジで固定しました。ダクトが合わない時に試行錯誤できます。今回は450mmの長さです。


隣はケルビムジュニアの補修パーツ(ユニット)として確保したソニーのカネゴン


脚の付け根は強度不足だったので補強板を追加

 低域の再生限界は33Hzで、ダクトの共振周波数fdは計算通りの45Hz前後みたいです。概算ですが、fd×0.8が限界となります。10センチバスレフとしては下に伸びています。しかし、バックロードの低音と違い、バスレフは100Hzから60Hzが中弛みになるため、やや量感不足かもしれせん。もっとも、アンプのトーンコントロールで低音を持ち上げるのを想定して、量感不足と引換に重低音領域まで伸ばしたのです。

 音楽ソースでの試聴ですが、オルガンもそこそこ再生されます。女性ナレーションは爽やかで、バッフルが小さいので音場感も豊か。試聴会で読者が披露したPE101Aバスレフはキャビネットが大きかったのですが、今回のバスレフは半分以下かもしれません。その理由ですが、FF105WKというユニットは、バックロードでも使えるPE101Aに対して、振動系が重く能率が低い、典型的なバスレフ向きだからです。

 PE101Aの場合は、大きめのキャビネットに大きなダクトでバランスしますが、今回は小さなキャビネットで100Hz前後を持ち上げ、ナレーションがガラガラ声になるのを防いでいます。FF105WKを大きなキャビネットに入れると、focが十分に上昇せず、中低音が痩せて、ナレーションがガラガラ声になります。長大なダクトは振動板の負荷になりますから、foc以下は密閉とバスレフの中間のような、fdにかけてダラ下がりの特性になります。

 ほぼ設計で狙った通りの音で満足ですが、それでもスーパーケルビムと比較すると寂しい音になります。楽器の特性を持つバックロードホーンと、モニター的に余計な音を出さないバスレフの違いでもありますが、やはりユニットのポテンシャルが違いすぎるのです。でも、コストを考えるとお薦めです。板取図が必要な人は申し出てください。いずれも12ミリ厚の、三六を二分割した910mm×910mmが一枚と、300mm×910mmが一枚です。ユニットを含まない加工代金(シナ合板)とボンドなどで約7千円ですね。

 なお、バスレフも愛称がないと書き難いので、いずれニックネームを考えたい所です。バックロードでないから天使シリーズはダメですけど。

     エフライム工房 平御幸
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10センチユニットFF105WKバスレフ

2012-06-01 17:47:04 | スピーカー工作
 名古屋での試聴会が終わったので、部屋を占拠していたミカエルとスリムとケルビムジュニアを読者に提供することにしました。ジュニアは前と同じところなので、スピーカーマトリクスの4チャンネルかも。

 試聴会にわざわざ来てくれた読者には、要望に応えるべく、新作を予定。もう少し時間がかかります。読者制作のバスレフが良かったので、負けじとバスレフを設計。板も注文してきました。今回は、バックロードでは失格だった、フォステクスの新製品FF105WKを使います。振動板が重くて、明らかにバスレフ向き。低音が出すぎないように、ダクトの共振を下げて、重低音領域まで伸ばそうという設計。

 バスレフスピーカーの欠点の一つに、スピーカー置き台が必要という事が上げられます。長岡鉄男氏は、ペリスコープという作品で、長大なダクトを脚にするという一石二鳥の方式を編み出しました。これを参考にし、ケルビムやミカエルなどから出る端材をダクト兼脚として使えるように設計。



 図のダクトは50ミリ×50ミリの断面ですが、ダクト長412ミリで、共振周波数fdは45.6Hz。低音を豊かに、あるいはユニットを強力型のFE103Enなどで使う場合は、断面積50×70でも70×70でも構いません。断面積が同じでもダクトを短くするだけで共振周波数は上がるので、fd=50Hz前後で収まるように計算します。ダクトの底の200×200ミリの板は、板取の関係で少し短くなっても問題ありません。バッフルを二重にしてバッフル交換式にしておけば、ウーファーなどでバリエーションが楽しめます。

 なお、部屋のスペースが確保できそうなので、首像ですがミケランジェロのピエタの石膏像を注文しました。デッサンの基本と応用の教材を作るために、まずは石膏デッサンの奥深さから紹介したいと思います。その時が来れば、僕の異名は「中指の魔術師」になるでしょう。

     エフライム工房 平御幸
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ガブリエルシリーズ完成

2012-05-21 04:55:07 | スピーカー工作
 今日朝の金環日食を前に、読者が製作していたガブリエルとスーパーガブリエルの両方が完成しました。画像を借りて掲載します。スーパーガブリエルも大成功のようです ホルホル。


ガブリエル




スーパーガブリエル

 ガブリエルとスーパーガブリエルの違いは、使用するユニット(16センチ口径と20センチ口径)に比例して大きくしたのではなく、16センチ口径がより強力型である点を考慮しての設計となっています。キレとスピード感のガブリエルに対して、深々とした低音をベースとしたスケールの大きなスーパーガブリエル。これ以上は実際に聴いてみなくては語れません。

 26日土曜日の名古屋試聴会ですが、詳細は明日掲載します。せっかく来てもらうなら、アミダくじで読者プレゼントでもしようかと考慮中。僕やメンバーが作った小型スピーカーが当たるという企画はどうニカねぇ?

 昨日のオークスですが、勝ったジェンティルドンナは、87年ジャパンカップの前哨戦の富士ステークスを圧勝した、「鉄の女」と呼ばれたトリプティクを見ているようでした。着差も同じ5馬身で、走法も回転の早いピッチ走法。ジェンティルドンナの母はイギリスで走りましたが、折しも天皇皇后両陛下がイギリス訪問から帰国されたばかり。フラグは立っていましたね。でも、本場の英オークスで走らせて見たかったですね。

 ジェンティルドンナは基本的にマイラーですが、メジロマックイーンが敗れた有馬記念でレコード勝ちしたのもマイラーのダイユウサク。レコードが出るような馬場では、見かけ上のハイペースを後方から追走したマイラーが勝つ場合があります。見かけ上というのは、マイラーは速い流れで折り合うので、ラップタイムほどレースは厳しくはないのです。対して、2着のヴィルシーナは追走に精一杯でしたが、これはヴィルシーナが長い距離をゆったりと走るのに向いていることを意味します。

 惨敗したミッドサマーフェアですが、トライアルで2着に退けたアイスフォーリスが3着に来ている以上、能力が高いのは明らかです。今回は、レコードが出るような硬い馬場が合わなかったのだと思います。ヨーロッパでは、馬場が硬いという理由でレース直前になっての回避もあるのです。天皇賞のオルフェーヴルも硬い馬場が合わなかったみたいだし、サラブレッドのデリケートさを再認識されられますね。

 これで秋に牝馬三冠の路線でしょうが、そんなつまらないレース選択をしないで、追加登録料を払って凱旋門賞に挑戦しましょう。ディープインパクトの子供として、フランスのクラシックを初制覇した、無敗のビューティーパーラーと対決して欲しいと思います。僕は、牝馬三冠も牡馬の三冠も余り価値があるとは思えません。三冠馬よりも凱旋門賞馬のほうが価値があります。斤量で有利な三歳牝馬が挑戦すべきです。ピッチ走法も向こうの馬場に向いているのだから。

     エフライム工房 平御幸
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スーパーガブリエル

2012-05-09 01:02:05 | スピーカー工作
 スーパーガブリエルを作るという読者が現れたので、急遽の設計に踏み切りました。5月4日に話が出て、5日の明け方には音道設計の完成。細部の修正と板取を並行して進め、8日の日の出の頃に板取もほぼ完成。日付が9日に変わったつい先ほど、板取も完成版を出せました。実質5日間での作業で物凄いハードワークでした。

 今回の設計を急いだのは、作りたいという読者が名古屋試聴会の主催者だからで、主催を押し付けた責任もあり、やはり主催者の貫禄(体型も含む)に見合った新作が必要と判断したからです。もしも間に合わなくても数的には不足ではありませんが、完成していれば目玉となるでしょう。


上下分割式のスーパーガブリエル
正面図を見るには「右クリックで画像だけ表示」


 スーパーガブリエルのスタイルは後部が上に伸びて異様ですが、専有床面積を増やさずにホーンを長く大きくしようとすれば、必然的に上に伸ばすしかないのです。今回は20センチユニット用ですから、余計に巨大な印象を受けますが、設置スペースは16センチのガブリエルよりわずかに広いだけです。

 設計方針ですが、広がり率を小さくした上部キャビで、25Hz前後の超低音領域のレベルを上げます。このままホーンを伸ばすと、60Hz前後の量感が不足するので締まりすぎた音になります。そこで、ホーンの広がり率を上げた下部キャビで、低音から重低音再生にウエイトを移します。性質の異なる上下ホーンの相互関係で、量感を確保しながら超低音も引き出そうという欲張った設計です。実際には30Hzが再生出来れば文句なしです。

 さて、上下のホーンはそのまま、ナイルの上下に重なります。上ナイルをシンボルとしたマナセと、下ナイルをシンボルとしたエフライムの兄弟。それぞれが白と赤のシンボルカラーで、それが源平の旗印にも受け継がれました。だからと言って、上下キャビを紅白に塗り分けるとデザイン的に失敗します。

 しかし、スーパーガブリエルには必要なアイテムが隠されているのです。それは何か?カッバーラの問題です。アイテムだからアクセサリーと言っても良いでしょう。ケルビムシリーズでは、御札を入れるスペースでした。今回のヒントは、真横から見た時の形です。古代エジプトでも見かける、イスラエルに附帯する象徴。それがスーパーガブリエルを神聖なものにするのです。

 この問題が解けて、自分で作る女性があれば褒めてあげます。むしろ女性が作るアイテム。今回はとても疲れたので、寝て果報を待ちましょうかね。なお、ユニットや合板の実費だけで7万円ほどかかりますから、注文されない限りウリは作りません ホルホル。

     エフライム工房 平御幸
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ガブリエル 片方完成

2012-05-03 22:11:03 | スピーカー工作
 読者が製作していた新型バックロードホーンのガブリエル。片チャンネルが完成したと報告があり、写真を借りて掲載します。肝心の音ですが、締まりがよく癖が少なく、エージングが進めばすごい音になりそうとのコメント。試聴会が楽しみになりました。





 トゥイーターT90Aを1μF(マイクロファラッド)のラムダコンデンサーでつないだところ、音に潤いが出たそうです。トゥイーターは、フルレンジとは逆相接続で、バッフルから少し下げたところが基本です。FMチューナーの選局がずれた時に出るサーという離調ノイズ(ホワイトノイズ)を再生し、トゥイーターを前後させて一番自然なところがベストポイントです。ホワイトノイズは、WG140というフリーソフトを使用し、パソコンからも出力できます。いずれにしても、トゥイーターに負担がかかるので余り大音量にしないこと。

 なお、別の読者はスーパーミカエルのユニットをFE88ES-Rにして完成。こちらも写真を借りました。音は、同じユニットを使ったミカエルでは得られなかった低音が出たそうです。12ミリ→15ミリという板厚の違いだけでなく、音道の細部の変更でジャストフィット。次はガブリエルより一回り大きなスーパーガブリエルの設計をしようかな。でも誰が作るのだろう?



     エフライム工房 平御幸

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新作バックロードホーン ガブリエル

2012-04-27 19:43:40 | スピーカー工作
 板厚15ミリのスーパーミカエルの設計図には、本来の10~12センチユニット用ではない、16センチ用に幅を広くした正面図が載っています。これは、FE163Eなどの、比較的磁気回路の弱いユニットように考えたもので、板取は書いていませんが、音道幅を10センチ用の14.8センチ幅から18センチに広げるだけです。

 ところが、読者から強力ユニットのFE163En-Sが使えないかと問い合わせがありました。使えないことはないのですが、一回り大きなキャビネットでないと低音不足になると思いました。それで急遽の設計変更。音道も奥行きもサイズアップになったので、名前もミカエルとは別のガブリエルにしました。


右クリックで画像だけを表示
設計の肝はホーン開口に組まれた三つ巴


 大天使ガブリエルは受胎告知の天使で有名ですが、元々はヨセフの奥さんであるアセナテの父親、すなわちオン(ヘリオポリス)の祭司ポテペラがモデルなのです。ポテペラは太っていて、その姿から相撲の「がぶり寄り」の語源になったように、エジプトではガブ神と呼ばれました。一般に知られるゲブは誤訳です。

 娘のアセナテがイシスのモデルであり、イシスはガブの娘ですから、ポテペラと娘アセナテに一致します。ヨセフはアメン神なので牛がシンボルですが、ヨセフのエジプト名パネアから「パッ」という音を表すアヒルが、アメン神の隠されたシンボルとなります。だからこそ、アヒルのお父さんのようなガチョウがガブ神の象徴となったのです。

 古代エジブトの神々やその象徴は、鳥をシンボルとしたイスラエル12部族を基本とし、さらに族長の五行によるシンボルが与えられているのです。ヨセフは土徳なので金がシンボルだから、ヨセフが投影されたアメン神が金または黄色なのです。そして、ヨセフを導いて奥義を与えたのが祭司ポテペラ。ガブリエルは「神のことばを伝える天使」という意味だとされていますが、これは祭司の特徴を表したものであり、本来はポテペラのガブルから来ているのです。ちなみに、ガブルとは牛の角突きで下からせり上げる押し方です。相撲の当て字の角力はここからです。

 Wikiなどでは、「ユダヤの伝承『タルムード』では、太祖ヨセフに道を示したのも、モーゼの遺体を運んだのもガブリエルであるとされている」などとありますが、モーセ云々はともかく、ヨセフに関しては義理の父だったのだから当たり前です。タルムードはカッバーラを理解できなくなった時代に作られ、そのためにヨセフとポテペラの関係にも気が付かなかったのです。ポテペラこそ、祭司の中の祭司なのです。

 さて、ガブリエルが作られるからには、神の計画も、ミカエルのフェイズからガブリエルのフェイズに移行することになります。ミカエルは人間で言えばヨセフのクラス。ヨセフを真ん中の柱にすれば、右はイエスの雛形となったエフライムで、左は聖霊=祭司なのでポテペラ。聖霊が出てくる時はある意味、最後の時なのです。相撲で言えば「待ったなし」の状況。

 こうなると、困った時の神頼みは通用しません。家族が病気になった。あるいは事故にあった。あるいは試験がある。そのような時だけ思い出したように神頼みしてもダメです。日々、毎月の行いを神は見ているのです。あなた方は、どんな理由で神に拾われるのか?むしろ、どんな理由で神に捨てられるのかを考えるべきです。その日は突然に来る。

     エフライム工房 平御幸
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女性読者制作のスピーカー

2012-02-03 18:42:17 | スピーカー工作
 ハンダ付けは女の仕事ということが納得され、諦めてスピーカー作りに精を出す女性がちらほら。鞭を入れる前から作っていた読者女性の作品を紹介します。色が塗ってあるのは、主にボロ隠しらしい <;`д´> (汗。



 自分がスピーカーを最初に作った時は、秋葉原で言われるままにユニット(ダイアトーン P-610)を一個買い、長岡氏の小型密閉箱に入れただけでした。これから見ると、初めてでバックロードホーンをそれなりに作り上げるのは立派です。

 先の自作第一号ですが、ラワンの棚板を切っだけでした。キャビネットの容量不足でろくな音がしないし、それで改めて16センチ用のバスレフを制作。自作第二号のバスレフは、芸大の工芸棟の機械で切ってもらいました。工芸の先生は、お金を出せば切ってくれたのです。今度はまともな音が出てたので、フィリップスの16センチフルレンジに換装しました。

 スピーカーはバスレフが基本ですから、バスレフでいろいろと試行錯誤し、初めてバックロードホーンを作ったのは大学を出て二年目でしたね。パイオニアのPE-101というユニットで片チャンネルだけ作りましたが、このユニットは大きめのバスレフで使うとクラシック向きの繊細さが出ます。読者二人に復刻版を提供したので、次の試聴会に向けてバスレフで競作です。凶作にならないようにと老婆心。

 修理していたHA6800シルバーは、右チャンネルからブーンというハムノイズ。左チャンネルからはジーという小さな音。ハムの方は、一番大きなブロックコンデンサーの交換で収まりましたが、ジーというノイズは原因不明。少し離れたり、角度を変えただけで聞こえなくなるので、このままで修理完了。HA6800ブラックの方もブロックコンデンサーを交換。パイオニアと刻印された、パイオニア製のアンプに使われたオーディオ用です。



 二台重ねて写真を撮りましたが、広いパネル面積に手を焼いたデザインですね。というのも、このアンプは放熱器にヒートパイプという新しい技術を使ったアンプで、おそらくは白くまくんエアコン用新技術の流用だと思います。エアコンのコストを下げるために、無理やりアンプにも用いたのだと思います。ヒートパイプの背が高いので、アンプも背が高くなり。パネルフェイスが間抜けてしまいました。



 このアンプの内容で今作ったら、おそらく10万円超だと思います。自分が使った中では、同じ石のLUXMAN L-58A(149000円)より良い音だと思います。LUXMAN L-58Aは、実に滑らかだけど、細かい音も削られたような感じ。日立の方は、少し余分な音が出る感じはあるが、繊細でキレがあります。縦になっている分割基板(トランス横)が日立のネックですね。

 今回はブロックコンデンサーに同サイズがなく、40ミリ径から35ミリ径への変更に伴い、コンデンサーを固定するベルトも合わなくなりました。シルバーの方は木やゴム製両面テープなどで固定しましたが、ブラックの方はコルクシートを巻きつけて調整。裏が接着面となっている2ミリ厚で二重に巻き付け。これだけだとバンドからはみ出すので、片方は部分的に一重にしてピッタリ。これなら輸送でコンデンサーが外れる心配も無いので、無事に読者に届けられそうです。シルバーの方はノイズがあるので、希望者がいるかどうか?

      エフライム工房 平御幸
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陰陽版 ミカエルセブン

2011-12-03 22:52:26 | スピーカー工作
 高域特性の優れた金色のマグネシウム合金振動板。能率が低めで低音寄りの銀色のアルミニウム合金振動板。二つのフルレンジをパラレル(並列)に配置した「陰陽版ミカエルセブン」が完成しました。




バッフルを真鍮ネジで固定する前

 ユニット以外での主な改良点は、スピーカー端子に奥行きの短いアンプ用を使ったこと。アンプに取り付けるときはショートしないようにプラスチックの台座部分が必要ですが、木製のスピーカーでは台座は必要ありません。パーツ屋で簡単に手に入るし、値段も安いので、これから多用したいと思います。ボンドでリアパネルに接着し、ナット3個で丸環を締め付けます。締めたらボンドを塗って緩み防止。


端子の穴は、4ミリ径で貫通させ、さらに根元部分は6ミリ径で6ミリの深さにする


台座と底板は先に接着し、組み立て段階で一番最初に側板に取り付けると歪みが少なくなる

 ユニット二個で駆動するのでパワーや低音が増強されましたが、空気室が窮屈なためか高い方に共鳴音が出ています。エージングで気にならなくなると思いますが。

 ルックスですが、明らかにユニット一個版より良いですね。でもネジでバッフルを固定するとネジが目立つので、コルクなどで隠すほうが高級感が出ます。桜などの硬い木で丸く鉋掛けしたラウンドバッフルにすれば最高だと思います。

      エフライム工房 平御幸

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ミカエル7(セブン)

2011-11-26 04:33:56 | スピーカー工作
 ウルトラマンシリーズではありませんが、試みのミカエルから始まったシリーズも7番目ということで7千円で作れるミカエルセブンを設計しました。まだ片チャンネルしか作っていないのですが、その実力と潜在能力の高さはなかなかです。


右クリックで画像を表示



板厚は9ミリ 450×910 二枚

 今回の設計方針は、1インチユニットで最大効率を目指したホーンにあります。できれば60Hzまで再生してミニミカエル並にしたい。しかし、ユニットの構造は、前面は振動板全てで空気を掴みますが、背面はボイスコイルを含めた磁気回路やフレームがあるので、使える振動板面積は極小になります。これは口径が小さくなるほど顕著になります。

 このような条件なので、1インチユニットをバックロードホーンで使おうとしても、駆動できる空気の量は極めて小さくなります。しかも、今回の初使用となった金色のユニット(HiVi B1S 1インチ・フルレンジ・スピーカーユニット)は、「ドームトゥイーター並みにボイスコイルが太い=ユニット背面の振動板面積が更に小さくなる」という代物。常識的にバックロードホーン向きではないので、使おうとする者は僕をおいて他にないでしょう。

 ということで、ホーンの効率を重視した結果、ユニットに比して随分と大きなキャビネットになりました。高さは小ミカエルと同じ43センチです。幅は68ミリで、これに安定のための台座が付く予定ですが、すき間家具的な使い方をする場合は台座は余計になります。今回は着けないで試聴。音道の設計図と板取は以下の通り。今回は補強の隅木も短かったりして手抜き。それでも9ミリ厚なので強度は十分です。






左からミカエル、ミカエルセブンと上に試みのミカエル、ミカエルスリムとミニミカエル


バッフルは嵌め込んだだけでネジ止めしていない状況

 さて、肝心の音ですが、一聴して驚くほどのバランスの良さ。これはイケル。右チャンネルは試みのミカエルでステレオに切り替え。モーツァルトのフォルテピアノ協奏曲がまともに聞こえます。女性のナレーションは歯切れが良くて爽やか。強調感がなくて自然です。ユニットが小さいので点音源で音場感もよし。

 サインウエーブで測定の結果、低域は70Hzまで十分に出ています。でも、ほとんどトゥイーターに近いユニットの限界で、65Hz以下は倍音成分ばかり。公称65Hzですね。ユニットの背面効率の良い試みのミカエルのほうが低域は伸びています。でも、聴感上は圧倒的にミカエルセブンの勝ち。おそらく、ユニットを試みのミカエルと同じにすれば、低域も60Hzまで伸びると思います。

 ミカエルセブンはヴァイオリン程度の大きさなので、楽器的なスピーカーという性格には一番マッチしています。僕が設計した中では、ケルビムジュニアと共に音楽性で推奨できる作品です。やはり、バックロードホーンは音道が適度に長いほうが良いですね。

 また、折り返しの多い、ミカエルとミカエルスリムとミカエルセブンは、折り返しの少ない試みのミカエルと小ミカエルとミニミカエルより癖が少ないです。これは、バックロードホーンのパワーが大きいことから、折り返しの多い方がダンプ効果に優れているからと想像できます。

 パソコン用に特化したミニミカエル。テレビの横や隙間家具的なミカエルセブンとミカエルスリム。遊び心満載で旅行に携帯できる試みのミカエル。今となっては再設計したいけど、作りやすさとバランスの良い小ミカエル。それにモニターとして使えるミカエルとスーパーミカエルを加えた七種類のミカエル。これ以上を望むなら、16センチより口径の大きいウルトラミカエルを設計するしかありませんね。

 なおジャパンカップですが、素直にブエナビスタとデインドリームの日欧の名牝から。ヴィクトワールピサは久々と瞬発力でマイナス。巻き返しがありそうなローズキングダムと、天皇賞を勝って今回が試金石のトーセンジョーダン。前走で本格化の予兆があったトレイルブレイザーとウインバリアシオンまで。ミカエルセブンにかこつけて、まさか7番のペルーサなんてないよね?

      エフライム工房 平御幸
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試みのミカエル再設計

2011-11-24 16:47:21 | スピーカー工作
 古代史第一部で写真を載せている超小型バックロードホーンは、現在主流のミカエルを作る前に雛形として製作した、試みのミカエルと呼ばれるものです。幅62、高200、奥行き150ミリという寸法からは信じられない音を出します。

 しかし、10年という時の変化で、当時使用した6ミリ厚の合板が手に入りません。そこで板厚5.5ミリで再設計。板取は450×900で随分余りますが、前に製作したときは600幅の板を裁断したと記憶しています。基本的に町田のハンズで手に入る板と条件(長尺は最初に1200ミリでカット)に合わせています。




底板が0.5ミリ長いので、裏板を仕切り板ごと少し斜めにするか、鉋で削る


 製作する上での注意ですが、バッフル交換式なので、色々なユニットが使えるように、サブバッフルの穴を大きめにする必要があります。設計図では円になっていますが、一辺38ミリの正方形に変更してください。角穴だと加工賃も倍になります。バッフルを固定するネジ穴の位置ですが、上下端から10ミリ、左右端から7ミリにしました。でも、サブバッフルに余裕がなく、ネジ穴が壊れそうです。もう少し上下は狭めたほうが安全です。


パーツを先に接着してブロック工法とする


吸音材は脱脂綿で代用、補強の隅木もありあわせで一箇所だけ


サブバッフルの円形穴を四角に改造、右はオリジナル
ユニットは Vifa VM-28AM01-08 、オークションで手に入る


完成。右のオリジナルに比べて白くてひ弱に見える。バッフルを固定する真鍮ネジは、2.7ミリφ×13ミリ

 ユニットの固定ですが、手に入るユニットも当時とは違うので、今回はネジのフランジが変な位置にあるので接着としました。木工ボンドを切り抜き穴の縁に薄く塗り、固定したらフレームの回りを木工ボンドで固めます。ネジ穴が斜め対角線上に来るようにすれば、フレームや端子が四角い切り抜き穴に入ります。

 組み立てはパーツの接合から行いますが、板が軽いので、ボンドを塗って手で抑えただけでくっつきます。音道は斜めになる部分があっても構わないので、余り直角にこだわる必要もないかもしれません。バッフルや天板は直角が大切です。側板も重石だけでくっつきます。端金(ハタガネ)がなくても大丈夫です。

 出来上がっての感想ですが、板の質が良くないので、少し赤いオリジナルと比べて密度が足りません。音もオリジナルに比べてパンチが弱い感じがします。しかし、ユニットのエッジが布製に変わっているので(オリジナルはゴム含浸かウレタン)、高域は繊細でハイエンドも伸びています。

 テーブルに置いただけのセッティングでは低音は伸びませんが、それでも80Hzは出ています。音量を上げると60Hz近くまで聞こえますが、レベルが低いので通常では聞こえません。部屋のコーナーにセッティングすると低域が伸びてきます。カラヤン指揮の新世界交響曲を聴いていますが、ズーンと来る低音は無理ですが、金管楽器の華やかさや木管楽器のふくよかさも表現しています。モーツァルトの室内楽が合いそうです。

 ユニットはステレオで980円ですから、木工加工賃を入れても4000円で済みます。スピーカーコードの端子は特に必要ではなく、直出しにしてボンドで空気漏れを塞いでも大丈夫です。僕はテスト用にいろいろと交換するので端子は付けました。次回は、同じユニットを使ったミカエル型のミカエルセブンですが、高さが430ミリと倍以上になります。おそらく、60Hzまでは十分に再生して、ミニミカエル並になるのではと期待しています。

      エフライム工房 平御幸
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ミカエルスリム

2011-11-18 19:34:28 | スピーカー工作
 また更新が遅れましたが、ようやくミカエルスリムの片方が完成。明日にはもう片方が完成する予定です。




右クリックで画像だけ表示


パーツと隅木を先に接着しておく


裏板の補強板を間違えて短くしたので、小さな板を貼り足した
底板の階段も設計図より一段多い


左から、ミカエルスリム、ミカエル、ミニミカエル、スーパーケルビム、ケルビムジュニア

 ミカエルスリムの設計方針は、安く仕上げるためにサブロクのベニヤ板でステレオの二本を作ること。口径5センチのユニットを使いながら、欲張って50Hz付近まで低域を伸ばすこと。これは交響曲がそれなりに聴こえるようにということです。また、板厚が9ミリと薄いので、軽くて女性にも楽に持つことができます。

 SNSで試聴会に参加した読者の腕が上がってきたので、彼らの協力のもとに、クリスマス用に大量のスピーカーを作り、スピーカーが手に入らない難民を救済しようと企んでいます。僕の方でも、ミニミカエルが1セット、ミカエルスリムが1セット確保され、さらに試みのミカエルの再設計と、派生型のマイクロミカエルも設計しています。これらは1インチユニット用ですから、ミカエルスリムよりもさらに細いです。

 スピーカー難民の優先順ですが、基本的に読者が作るものはSNSのメンバーを優先させ、僕が作るのは、強い申し込みや、病気の人や、これまでの活動に対する御褒美として、今までと同じように選ぶつもりです。アンプは僕が修理したものを使ってもらうのが良いですが、数が足りなさそうなので、既にアンプを持っている人は自前でお願いします。

 肝心の音ですが、まだエージングの最中ですがなかなか雰囲気があります。特に癖はなく、交響曲の低音もそこそこ出ます。でもやはり、フルートなどの管楽器に強いですね。やはりミニミカエルに比べると本格的な音がしますが、体積で数倍も違うミカエルと比べるのは可哀想です。

      エフライム工房 平御幸
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ミカエルスリム

2011-11-10 17:42:55 | スピーカー工作
 更新を怠っていたら、明日はデスブログの誕生日。せっかくの11並びなのに、何か気まずいフインキですね。NHK杯も心配です。

 製作中のミカエルがやたらに災難。いつも使っている910ミリの桐板がなくて、長い板を半分にカットしてもらったら少し短い。おまけに、裏板に取り付ける仕切り板を、板一枚分下に取り付けるミス。ホーンロードは自然に広がるのが理想ですが、これでは途中で絞られた箇所ができてしまいます。広くなった分には板の追加で修正出来るのですが、狭くなってしまった所は直せません。もっとも、パナソニックのカーオーディオ用のバックロードホーンでは、癖をなくすために、わざわざ途中でホーンを絞っている構造があります。

 今回のミカエルがなぜ御難続きなのかというと、これはちゃんとした理由があります。前から頼まれていた大家さん用にと考えたものでした。その大家さんが持病の白血病の治療のため入院することになりました。その他にもいろいろと手術歴があるそうです。

 以前にも書きましたが、僕は妊婦さんが近くに来るだけでつわりが移ってしまいます。貧血の人と関わると起きられなくなるし、癌の姉の時は、死にそうな顔の姉が、一緒にお茶を飲んだらピンピンして帰って行きました。こちらは熱が出て大変なのですが。大学の時にも、精神状態の悪い友人が電車で横に座ると、向こうは爆睡してこちらはゲッソリ。一緒に食事をすると悪いものをもらってしまうので、僕は極度の少食になりました。

 このような体質は、贖い体質といって、ヨガの聖者などにも顕れることがあります。だから、仮にイエスの聖杯を手にした者は、永遠の命と共に、他人の病気を贖う体質も獲得してしまうので、映画の様なスーパーマンになるわけではありません。むしろ苦しみを受け入れる覚悟が必要なのです。イエスは一緒に食べることで弟子の罪を贖った。これが最後の晩餐の隠された奥義なのです。

 僕が学生時代に食べられなかったのは、僕が器としては小さかったからです。でも、贖い体質を自覚し、ヨガで呼吸法などを改善させた結果、体質が強くなって、贖う力もアップし、他人の霊的に悪いものを食べることが出来るようになったのです。でも、昼寝をしたら起きるのが嫌になるほどの毎日。気力が衰えたら、そのまま眠ったままになるかもしれません。

 僕が作るスピーカーは、霊的な癒しをもたらすためか、一部の人を除いて、病気の人(あるいは病気の家族持ち)に優先的に届けられています。あとで病状を知らされてやっぱりというケースも多く、同じ病気の互助会ができそうなくらいです。だから、癒しのスピーカーを作るたびに、僕は一種の穢れの状態を迎えるわけです。

 穢れは禊(みそぎ)で祓えますが、それは隔離された期間が必要です。病気の人のためにスピーカーを作っているときに、逆の御目出度の人のために同時に作ることは無理なのです。でもあちこちで御目出度が続いているので、僕の代わりにミカエルスリムを新設計し、指名した読者に工人の資格を与えて、代理で作らせることにしました。これが上手くゆくと、ウリはスピーカー作りから引退しても大丈夫ニダ ホルホル。

 というわけで、ミカエルスリムは設計完了。今回は5センチユニット用に幅をスリムにしたミカエルです。高さは70センチ、奥行きも28.5センチと短く、セッティングで楽になります。読者が完成させたら写真をアップします。それで音が良かったら、設計図と板取を公開します。僕のスピーカーを待っていても何時届くか分からない読者は、代理で良かったら三人ほど工人が控えていますよ。修行中ですから、板やユニットなどの実費だけで作ってくれると思います。

 春先から手足がひどく荒れたので、いまだにTシャツ一枚に素足ですが、夕方くらいまでは寒さは感じません。夜もタオルケット一枚で夏と変わりませんが、パソコン二台とアンプの熱で結構温かいのです。なお、その手が荒れた原因ですが、ミロード地下の肉屋さんで買っていた豚肉を、イトーヨーカドーの豚肉に変更してから症状が出たように思います。決してビールやウイスキーのミルク割り(ミルクと紀文の豆乳を半々)のせいではありません(キリッ)。

 以前、小田急相模原に住んでいたときに初めて乾燥肌になった時も、やはりイトーヨーカドーで買っていました。ミロードの豚肉は長崎雲仙産だったので、口蹄疫の山田農相の件で不買にしたのが変更の理由でした。またミロードの肉に戻してから症状が改善され、もう少しで完治しそうです。不織布のマスクをすると、鼻の奥から薬臭さが数日も取れないので、僕は意外に敏感なのかもしれません。

      エフライム工房 平御幸
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スーパーミカエルの仕上げ

2011-08-09 19:06:51 | スピーカー工作
 日曜日のフジテレビへのデモ、動画でカウントしただけで2800人を越す盛況。乗り遅れた人も含めれば3000人は超えたでしょう。鬼女や穏健派が煮え切らないでグズグズしている中、結果的に日章旗を掲げた在特会がリーダーシップを発揮してデモを先導したようです。

 僕は家で動画と掲示板で確認していたのですが、最初は人数が少なかったようです。しかし、いったん行進が始まると、どこからともなくワラワラと人が集まり、散歩予定が事実上のデモに格上げ。無許可デモでも警察が静観したのは、在特会の根回しがあったからとされます。穏健派を作って主催者となった三人は、やはり分裂目的のデモ潰し工作員だったようですね。チラシ配りの許可を取っていたのさえ怪しまれます。

 お盆明けの21日には、今度こそ穏健派が許可を取ってデモをするようですが、今回のグダグダを見ていると当てにしないほうが良さそうです。また当日になって無許可デモかもしれませんが、今度は鬼女にもノウハウができているので、7日のような事にはならないと思います。でも、旭日旗反対とか敷居を高くする自滅型が相変わらず居ます。

 7日のデモは、レーダーに雷雨の情報が映っている中で決行されました。しかし、雨が降る前に解散でグッドタイミング。僕はいつも雨に降られることがないと書いていますが、これが神様の祝福なのです。朝鮮半島は雨にしたいし、都心は雨を降らせたくないという逆の力。この一週間は、スワローズが4連敗するほど僕も疲労困憊でした。

 ところで、読者でSNSのメンバーの中に、偶然にもお台場の住人が居ます。スーパーミカエルが完成し、専用の袋も作ってもらったので、スーパーミカエルもいよいよ味噌国に旅立ちます。ミカエル零号機と同じオーナーです。味噌国では早くもフジテレビ系列の東海テレビで大変なことになっていますが、セシウムさんの東海テレビの社屋があるところは、名古屋での試聴会会場のすぐ近くなのです。

 スーパーミカエルが味噌国に行くことで、ミカエル零号機が余るわけですが、このタイミングでお台場の読者からオファーがあったので、とりあえずレンタルすることにしました。それで急いでスーパーミカエルの最後の仕上げ。駆動力が弱いのでキャンセルマグネットを取り付けて駆動力強化。スーパーは重いので前後に把手を取り付け、ユニット保護のグリルも取り付けました。トゥイーターはスーパートゥイーターが良いのですが、適当なのがないので、ミカエルのヤマハをそのまま使ってもらいます。










 なお、専用の袋は明日掲載します。また、ボリュームが壊れたソニーTA-F333ESJのジャンクも修理しました。モーター駆動のボリュームはストッパーの爪が折れて回転が止まらず、無理な力が加わったのか回転もスムーズではなかったので少し高級品に交換。基板に付けられなかったので配線で誤魔化しました(まだモータードライブ基盤が宙ぶらりん状態)。



 TA-F333ESJはオーディオマニアの評価はイマイチなのですが、このアンプはカラヤン時代のクラシック向きのようです。パネルにも傷があるし、しばらくはパソコン用に使って音質を確認したいと思います。

      エフライム工房 平御幸
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スーパーミカエル完成間近

2011-06-30 13:38:53 | スピーカー工作
 早いものでもう6月も終わりですね。この猛暑に熱中症で亡くなっている人が昨年以上のペース。やはり冷房がないと辛い人も多いのです。

 日本人は、その血の中に白人の形質を隠しています。O型の人は、ヨセフの妻アセナテの父ポテペラから白人の血を受け継いだのです。白人は寒さに強い寒冷型ですから、逆に暑さには弱いのです。また、オン(ヘリオポリス)の祭司ポテペラは体格が良く、それでカエルに喩えられたと僕は考えています。

 ヘリオポリスの九柱神の中にゲブがいますが、僕はこれがポテペラの神格化されたものだと睨んでいます。本来はゲブではなくガブが正しい読みで、ここから相撲の「がぶり寄り」や、イスラエルの天使のガブリエルが生まれた。そう考えると、同じヘリオポリスの九柱神の一人である大気の神シュウは、舅や姑の語源だと分かります。「シュウ・ト(人)」と分ければ理解しやすいでしょう。ヨセフにとっての姑である、ポテペラの奥さんの神格化みたいですね。

 このように日本人の祖先の一人となっている白人のポテペラからガブリエルが生まれ、ガブリエルは何度も引用する『ダニエル書』に出てくるのです。ガブリエルの名前の意味は「神は私のよりどころ」らしいですが、これは「がぶり寄り」から連想された後付けの意味ですね。「寄り→よりどころ」とは洒落ています。受胎告知で有名な天使ですが、絵画のようなイケメンではなくて、巨体を揺すらせるブルドーザーのような天使だったのでしょう。

 さて、そのガブリエルと並ぶ三大天使のミカエルですが、スーパーミカエルの完成が近いのでアップします。外寸ではミカエルより奥行きが伸びただけですが、板厚を15ミリにして空気室も奥行きを深くしています。本当はスーパーではなくてミカエル改の位置付けですが、このままで幅を広げると16センチユニットも取り付けられる強度なのでスーパーにしました。



 今回は純マグネシウムの振動板を持つ限定品ですが、振動系が重いので爆発力はありません。そのかわり、実に落ち着いて嫌な音を出さず、高域も55KHzまで伸びています。トゥイーターの必要を感じさせません。

 同じマグネシウムユニットを取り付けて、スーパーミカエルとスーパーケルビムを比較すると、スーパーケルビムの方が能率が高くて低域が深々と伸びています。低音が出過ぎなので相性はいまいち。スーパーミカエルではバランスが良くなりますが、なぜか能率が下がります。やはり、スーパーケルビムはホーンの効率が良いのです。その分、少しオーバーシュートしますが。

 この後ですが、ガブリエル型のバックロードホーンも計画済みです。ケルビムの首を短くして、胴体の下に足となるホーンを加えた物。要するに、ラピュタに出てくるロボットさん型のスピーカーです。ズングリしているのでガブリエルなのです。

 なお、昨晩は熱を出して悪寒。エアコンを切っていたのに寒くて、これは昼間のミスドの霊障だなと感じてセルフエクソシスト。聖書にある悪魔祓いの文言を唱えたら、数十回の欠伸が出て悪寒は去りました。密閉型のヘッドフォンをしていても話し声が気になった隣の母娘。座る前に嫌な感じがしたんですよね。

 ということで、熱は微熱まで下がったから、明日には完成させたいと思います。最後の仕上げはコルクをバッフルに貼る前回型。側板は艶出しのニスも塗ろうかな。それにしても、ミカエルよりも1.5倍も重いニダ。

      エフライム工房 平御幸
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