to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2017年8月18日 長崎旅行 一日目 その5(雲仙観光ホテル)

2017年08月26日 18時41分39秒 | 旅行

本日の宿は雲仙観光ホテル、歴史あるクラシックホテルです。クラシックホテルにはいつか宿泊してみたいと思っていて、今回が初めての宿泊になります。

 

 

 

雲仙観光ホテルは表通りからは少し入ったところにあります。入口は看板も控えめで、少しわかりにくいです。

 

 

 

しかし、この入り口を入るとそこには別世界が広がっています。

 

雲仙観光ホテルは外貨獲得のため、外国人客誘致のために建てられたホテルで、数多くの賓客をもてなしてきた風格のある建物は1935年築、国の登録有形文化財に指定されています。

 

 

 重厚な建物ですが、よく手入れされており、古さは感じません。

 

 

団体客をとっていないということもあり、静かです。大人のリゾートという感じです。

 

玄関の正面にある階段、手摺の太さが貫録です。クラシックホテルなので、エレベーターはありません。

 

 

そして、最近のホテルにはない設備、撞球場があります。

 

 

 

 

 

今回の部屋は二階のスタンダードツイン、雲仙観光ホテルでは一番小さい客室になります。

 

ドアノブの位置が高いのは、背の高い外国人仕様だとか。

 

 広くはありませんが、快適です。

 

 

このベッドが非常に寝心地がよくて、久しぶりによく寝ることができました。

 

 

部屋に用意されたティーセット。器が素敵です。

 

 

 

バス、トイレはユニットタイプ、しかしバスタブは猫足です。大浴場があるので使用しませんでしたが。

 

 

さて、大浴場は入口に「Sulfur bath」と表示してあります。分類上は酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉(低張性-酸性-高温泉 pH値2.0)となり、透明でわずかに濁りのある、かなり酸っぱいお湯です。思ったよりも硫黄のにおいはせず、風呂上がりに硫黄臭が体やタオルに残りことはありません。酸性の硫黄泉の割に、かなりマイルドな泉質です。

源泉温度が高いので加水しているようですが、その温度は見事に適温です。脱衣場の磨かれたコルク床にはゴミ一つ落ちておらず、浴室も常にきれいです。特に、天井にカビや汚れが見られないのが素晴らしいと思います。結構高級な宿でも浴室の天井は汚れているこが多いのですが。

小さいながらも露天風呂があり、夕方はヒグラシ、夜は虫の声を聞きながらゆっくり入ることができました。

今までに訪れた宿の大浴場では、最も快適かもしれません。

 

 

                      <その6に続く>

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2017年8月18日 長崎旅行 一日目 その4(雲仙)

2017年08月25日 21時41分47秒 | 旅行

本日の宿泊地は雲仙温泉です。

車の温度計では島原の海岸沿いは34℃でしたが、雲仙温泉は26℃、わずか10km程度、車で30分ほどでこの高原リゾートに到着します。

 

雲仙温泉の建物はすべて赤い屋根で統一されています。日本で最初の国立公園だけあって乱開発はされておらず、優雅なリゾートの雰囲気があります。

 

 

雲仙温泉のほぼ中央にあるのが雲仙地獄、硫黄臭漂う蒸気の噴き上げる中央を国道が通過しています。

 

 

歩道はこの部分だけ木道になっています。下から蒸気が吹きあがっており、上を歩くとズボンの裾から蒸気が入ってきて、幸せな気分になります。ここにいるだけで温泉浴になります。

ただ、この辺りでは車の寿命は短いでしょう。ここには自分の車では来たくありません。当然、カメラ、スマホ、時計等もすぐにだめになると思われます。

 

 

この雲仙地獄のすぐ横に九州ホテルがありますが、現在建て替え中、 2018年春開業予定と表示されていましたが現段階で全くの更地、果たしてあと半年で開業できるのでしょうか?

 

 

地獄散策の遊歩道を散策します。豪快に蒸気が吹き上げる中を歩くことになります。

 

 

 

途中、お糸地獄という場所があります。

 

ここに温泉玉子を販売する休憩所がありますが、ここにはなぜか猫が数匹います。

 

 

 

 

 

一体、なぜ彼らは、この硫黄臭漂う熱い蒸気が立ち込めるこの場所を選んだのでしょうか?

 

 

 

 

                         <その5に続く>

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2017年8月18日 長崎旅行 一日目 その3(島原-3)

2017年08月24日 23時18分42秒 | 旅行

続いて島原城に向かいます。

それにしても今日は並の暑さではありません。駐車場に車を停めておくと、エアコンも効果がないくらい車内が熱くなっています。

 

島原城は島原藩主 松倉重政によって、日野江城の代わりに築城され、1624年に完成しています。しかし、4万石の島原藩にとっては過分な城であり、領民に圧政を敷くことになり、島原の乱を引き起こす原因となってしまいました。

 

島原の乱はキリシタンの反乱ではなく、圧政に苦しむ島原藩の領民に同じく圧政に苦しむ天草の領民が加わり、さらに取り潰された小西氏、改易された有馬氏、その他のの浪人が加わり、そこに弾圧されていたキリシタンが加わるという状況だったということです。島原勢は島原城攻めに失敗し、天草勢と合流し原城に籠城することになります。

反乱軍を阻止したことで島原城はその役目を果たしたことになります。

 

 

 

島原城からは対岸の肥後が良く見えます。

 

 

 

次は雲仙岳災害記念館に向かいます。

この施設は1990年~1996年の雲仙岳噴火の被害と教訓を伝えるために建てられた施設で、所在地は島原市平成町、土石流の堆積物で新たに陸地となった場所に建てられています。

 

 

 

 

島原の二つの大きな災害、島原大変肥後迷惑と平成の噴火をシアター形式で体験することができるのですが、この二つのシアターが残念な内容でした。

島原大変のほうは紙芝居風になっていますが、正直何を伝えたいのかさっぱりわかりません。言葉は不明瞭、音声も聞き取りにくく、何が起こったのかすら理解できない、ひどい内容でした。

 

一方、平成噴火シアターは3D映像+振動+暖かい風で大火砕流の疑似体験ができるというアトラクション風の施設ですが、こちらも何を伝えたいのかがさっぱりわかりません。どこまでが実写かCGか分からない映像で飛んできた岩にぶつかったり、疑似体験とは言えない子供だましで、とても被害の重大さや教訓を伝える内容ではありません。

 

被害や教訓を伝えるのであれば、きちんとしたドキュメンタリーにすべきと思います。これで入場料1000円は残念に感じました。

 

 

この建物の三階は展望台になっています。

海辺にあるので対岸が良く見えます。

 

雲仙岳と眉山。あの火砕流の後も今は緑で覆われています。

 

 

災害記念館を出て、すぐそばにある「道の駅 みずなし本陣ふかえ」に向かいます。

 

 

ここには土石流で埋まった民家が保存されています。

 

 

今歩いている場所は26年前までは地面ではありませんでした。

 

 

道の駅で島原素麺を購入し、島原を後にします。

 

 

                       <その4に続く>

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2017年8月18日 長崎旅行 一日目 その2(島原-2)

2017年08月23日 21時30分48秒 | 旅行

続いて島原市内を散策します。

 

 

 

島原は湧水の町として有名で、街中の水路には清冽な水が流れ、鯉が悠然と泳いでいます。

 

 

水路のある、風情のある街並みです。

 

 

見学できる屋敷が何軒かあり、四明荘というところに入ってみます。

 

湧水庭園という名の通り、鯉が泳ぐ湧水の池に囲まれています。湧水なので普通の池のように水が濁っていません。

 

 

 

 

屋敷が水に浮かんでいるようです。

 

外は非常に暑いですが、建物の中は涼しい風が吹き抜けます。これも湧水の効果でしょう。

 

 

冷たいお茶を出していただき、座敷でゆっくりしていると外の暑さが嘘のようです。

 

 

 

 

 鯉の泳ぐまち 観光交流センター 清流亭。オープンして2年ほどの新しい施設で、まあ物産館みたいなものです。

観光地として整備されるのは、原城が世界遺産候補になっていることが大いに関係しているものと思われます。理由はともあれ、昔のような乱開発ではなく、地域の特徴を生かした観光施設が整備されるのは良い傾向だと思います。

 

 

ここにも湧水があります。

 

 

さて、島原でどうしても食べたいものがあるので、次の目的地に向かいます。

 

アーケード街の商店が並ぶ中に古びた門があります。ここがしまばら水屋敷です。

 

 

 中は別世界、レトロモダンな建物と緑の庭園が広がります。

 

 

 

当然、庭園には湧水池があります。

 

 

ここで食べるのはかんざらし、小さめの白玉に砂糖の蜜をかけたものです。これをどうしても食べてみたかったのです。

 

 

この甘さは嫌いではありません。昔は貴重品だった砂糖を入手しやすかった長崎では、砂糖をふんだんに使った和菓子が各地にあります。

かんざらしも店によって蜜の味が異なるようなので、次に島原に来るときには食べ比べに挑戦してみたいと思います。

 

 

                          <その3に続く>

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2017年8月18日 長崎旅行 一日目 その1(島原-1)

2017年08月22日 19時27分18秒 | 旅行

今年の夏の旅行は、長崎方面です。

2017年8月18日(金)、羽田空港7時40分発のJAL605便で長崎空港に向け出発します。

途中、雲が多く地上は見えませんが、ようやく岡山辺りで地上が見えるようになりました。

 

水島のコンビナート。中央がJFE西日本製鉄所です。

 

福山~広島上空を通過し、下関で九州に入ります。

 

 

 

ほぼ定刻に長崎空港到着。

東京は連日天気が悪く、湿度は高くても気温は低めですが、長崎は天気が良く、かなり暑いです。

 

 

予約していたレンタカーを受領し、まずは島原に向かいます。

今回のレンタカーはホンダ フィット1.3Lです。非常に非力な車で、発進や山登りではかなりアクセルを踏まないと加速しません。結果、非常に燃費は悪く、12~13km/L程度でした。

あと、個人的にはホンダ車の奥行きの感じられないサスペンションは鍬ではありません。操舵感は良好です。5月のスバル インプレッサの比ではありません。

 

 

長崎自動車道で諫早へ、ここから一般道で島原を目指します。世間はお盆休み明けの平日ということで、諫早市内はかなり渋滞していました。

 

諫早湾の干拓地を過ぎ、海沿いに島原半島を進み、島原に到着。すでに12時近く、まずは昼食をとることにします。

 

 

向かったのは南島原の平野鮮魚店。

 

中には生簀があり、いろいろな魚が泳いでいます。その奥に食事処があります。

 

 

店に入った時はまだ駐車場も席も空いており、窓際の座敷席に座ります。入り江沿いの景色のよい場所にあります。

 

 

その後、次々と客が来て、あっという間に満席になりました。ガイドブックには載っていないということもあり、地元の人がほとんどです。

 

地元の人に人気の理由は値段の安さで、この刺身定食が900円です。

当然、刺身の鮮度は抜群です。

 

 

 

 

 

こちらはスペシャル海鮮丼、1800円。通常の海鮮丼900円に、うに、いくら、車海老がプラスで+900円です。通常の海鮮丼のほうが満足度は高いかもしれません。

 

 

 

さて、昼食の後、島原鉄道の南島原駅に向かいます。

南島原には島原鉄道の車両基地があります。硬券の入場券を購入し駅構内で写真を撮影します。

 

 

 

 

 

 

島原鉄道といえば、かつて三本ヒゲのキハ26,55形で国鉄の急行「出島」に併結して博多、小倉まで乗り入れていました。他にも長崎、佐世保にも直通していましたが、現在ではキハ2500形のみ、島原鉄道線内のみの運転となっています。

島原外港~加津佐間は2008年に廃止されています。

 

 

駅舎の向こうに眉山が見えます。」

 

箱庭のような車両基地です。

 

 

 

                       <その2に続く>

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