旅行三日目。夜半からかなり風雨が強く、朝起きた段階でもまだ雨は激しく降っていました。
今日は四国西岸を北上し、愛媛に向かいます。天気は回復するとの予報ですが、どうでしょうか。
「四万十の宿」の朝食は、籠に入って出てきます。内容はオーソドックスなもので、土佐ジローの卵とところてんが特色を出しています。
朝食の後、Cafe Bar菩提樹でコーヒーを。
宿を出るころには雨は上がっていました。
最後にお土産品を購入しました。
四万十川の青のり。
鰹の巾着袋。
だしがよく出る宗田節。瓶の中に宗田節が入っており、しょうゆを入れるとだし醤油が出来上がる仕組みです。つぎ足しながら一年は使用できるそうです。
レストランでも使われていて、なかなかのアイデア商品だと思います。
この宿もスタッフの対応が非常によく、心地よく過ごすことができました。
宿を出て、国道56号線を西に向かいます。途中まで自動車専用の中村宿毛道路が無料供試されており、移動はスムーズです。
高知県最西端の都市、宿毛で土佐くろしお鉄道の終点、宿毛駅に立ち寄りましたが、何の特徴もない高架駅でした。
天気は回復し、蒸し暑くなってきました。
ここから国道56号線を北西に向かうとすぐに愛媛県に入ります。
ところで、旅行中に車を運転している場合、県境を越えるときには注意が必要です。理由は、県警の活動方針が県によって違うからです。
案の定、高知県では全く見なかったパトカーですが、愛媛県に入った途端に頻繁に見るようになり、反対車線でのスピード違反の取り締まりも実施していました。
愛媛県に入り、最初の道の駅 愛南町の「みしょうMIC」で休憩します。愛媛県に入った途端、タルトの看板が急に増えました。
ここから内海沿いの景色のよい道路を北上し、「道の駅 津島やすらぎの里」にやってきました。宇和島道路の入り口にあり、4月25日にオープンしたばかりのようです。
ここで見つけたのがじゃこ天の売店です。おいしそうなので、一つ食べてみることにしました。
揚げたてのアツアツで、魚の味がしっかりする、おいしいじゃこ天でした。
宇和島道路を北上し、宇和島市内にやってきました。
目的地は宇和島城なのですが、レンタカーのカーナビの地図データが古く、宇和島道路がまだデータに入っていません。で、道に迷っていると、いつの間にか宇和島東高校の横にいました。
宇和島東高校といえば、元千葉ロッテマリーンズの橋本将氏の出身校です。宇和島東高校から宇和島城はすぐ近くです。
宇和島城は現存12天守の一つで、築城の名手、藤堂高虎により1601年に築城されました。その後、天守は1671年に改築され、その時の姿を現在見ることができます。
最大の特徴は5角形の縄張り(敷地)で、これは、城の敷地は四角形と思って攻めてきた敵を欺くためと言われています。
もともとは北西の角が海に面し、五辺すべてが海水を引き込んだ堀で囲まれていましたが、今は堀はすべて埋め立てられています。
城の東側、桑折長屋門から登城します。門の前に市営のコインパーキングがありますが、案内所、売店、土産物店のようなものはありません。
入ってみると、鬱蒼と茂った森林と、苔むした石垣と急な石の階段が待っていました。
階段は当時のままなのでしょう、自然石でできており、当然ですが敵が責めにくいように造られているため上りにくいです。おとといの高知城の筋肉痛が残っており、結構きついです。
それにしても、この手を入れなさっぷりはすごいものがあります。
観光地として整備するつもりはなさそうです。
やっと天守が見えてきました。
本丸に到達しました。東側からの登城ルートの場合、ここまでの経路の途中、売店どころか自販機すらもありません。本丸まで来てもありません。
要するにいったん登城を開始すると、下城するまで飲み物の購入はできません。これからの季節、宇和島城を訪れる方はご注意ください。
天守内部の展示もあっさりしていて、1階に伊達宗城関連の資料展示がありますが、その他は各地の城の写真展示のみ。
しかし、天守からの眺望は非常に素晴らしいものでした。
宇和島港側。
市街地側。
宇和島城を降りるとき、宇和島東高校と思われる野球部員が石の階段を利用してトレーニングしていました。この石段でトレーニングすれば足腰は鍛えられるはずです。
頑張って、将来はマリーンズの選手を目指してください。
<その2に続く>
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