観てきました。
<新宿ガーデンシネマ>
監督:森田芳光
原作:奥田英朗 『サウスバウンド』(角川書店刊)
脚本:森田芳光
上原二郎、小学6年。元過激派の父、一郎はとにかく反体制。区役所の職員に、二郎の担任に、とにかくかみつきまくる毎日。ある日、二郎と妹の桃子が通う小学校に一郎が乗り込んできて・・・。
トヨエツ、天海祐希、松山ケンイチ、北川景子というキャストに惹かれて観に行きました。
前半の東京編は、とにかく始終ニヤニヤしながら観てしまいました。
自分が学生の頃、一郎みたいな学友がいたなーと思いつつ。
とにかく反体制でプライドが高くて議論好きで・・・。
なんだか不思議な懐かしさと共に鑑賞。
一転、後半の沖縄編ではスローライフが始まるのかと思えば、恰好の敵が現れて、一郎が昔取った杵柄とばかりに闘争を始めてしまいます。
徹頭徹尾、生きづらい男のストーリー、堪能しました。
息子の二郎が父親と同様に「自分の正義」を貫く男に描かれていたのも好印象。
はためーわくな父親に翻弄されつつも、根っこのところで信頼がある家族のドラマとしても、楽しめました。
75点
公式サイト
<新宿ガーデンシネマ>
監督:森田芳光
原作:奥田英朗 『サウスバウンド』(角川書店刊)
脚本:森田芳光
上原二郎、小学6年。元過激派の父、一郎はとにかく反体制。区役所の職員に、二郎の担任に、とにかくかみつきまくる毎日。ある日、二郎と妹の桃子が通う小学校に一郎が乗り込んできて・・・。
トヨエツ、天海祐希、松山ケンイチ、北川景子というキャストに惹かれて観に行きました。
前半の東京編は、とにかく始終ニヤニヤしながら観てしまいました。
自分が学生の頃、一郎みたいな学友がいたなーと思いつつ。
とにかく反体制でプライドが高くて議論好きで・・・。
なんだか不思議な懐かしさと共に鑑賞。
一転、後半の沖縄編ではスローライフが始まるのかと思えば、恰好の敵が現れて、一郎が昔取った杵柄とばかりに闘争を始めてしまいます。
徹頭徹尾、生きづらい男のストーリー、堪能しました。
息子の二郎が父親と同様に「自分の正義」を貫く男に描かれていたのも好印象。
はためーわくな父親に翻弄されつつも、根っこのところで信頼がある家族のドラマとしても、楽しめました。
75点
公式サイト
サウスバウンド 上 (1) (角川文庫 お 56-1)奥田 英朗角川書店このアイテムの詳細を見る |
サウスバウンド 下 (3) (角川文庫 お 56-2)奥田 英朗角川書店このアイテムの詳細を見る |
私はいまひとつ、この映画に入り込めませんでしたが、人によって受け取り方の違いが出る映画かもしれませんね。
一郎のキャラクターを認められるかどうかで、受け取る感想が変わってしまう映画だと思います。
作品的には冗長な部分があったり、脇役の演技とか問題はいっぱいあったと思います。
が、あのキャラクター(正しくても正しくなくてもとにかく反体制がポリシーな人間)は、今の時代では「無し」ですが、同世代としては「有り」だったので、大絶賛ではないですが、楽しめた映画でした。
あのオヤジのキャラは、昨今の「モンスターペアレンツ」や「スローライフ盲信」の人たちとは、対極にいるように思いますけどね。
>昨今の「モンスターペアレンツ」や「スローライフ盲信」の人たち
学校にイチャモン付けたり、田舎で自給自足したり、やってることはソレっぽいのに、さくらと一郎のキャラクターだと「結果」が全く違うのが面白いですね。