お萌えば遠くに来たもんだ!

感想<映画・TV・書籍・マンガ>については、鑑賞後のネタバレを含んでいます。

サウスバウンド

2007-10-14 | 映画2006・2007
観てきました。
<新宿ガーデンシネマ>

監督:森田芳光
原作:奥田英朗 『サウスバウンド』(角川書店刊)
脚本:森田芳光

上原二郎、小学6年。元過激派の父、一郎はとにかく反体制。区役所の職員に、二郎の担任に、とにかくかみつきまくる毎日。ある日、二郎と妹の桃子が通う小学校に一郎が乗り込んできて・・・。

トヨエツ、天海祐希、松山ケンイチ、北川景子というキャストに惹かれて観に行きました。

前半の東京編は、とにかく始終ニヤニヤしながら観てしまいました。
自分が学生の頃、一郎みたいな学友がいたなーと思いつつ。
とにかく反体制でプライドが高くて議論好きで・・・。
なんだか不思議な懐かしさと共に鑑賞。

一転、後半の沖縄編ではスローライフが始まるのかと思えば、恰好の敵が現れて、一郎が昔取った杵柄とばかりに闘争を始めてしまいます。
徹頭徹尾、生きづらい男のストーリー、堪能しました。

息子の二郎が父親と同様に「自分の正義」を貫く男に描かれていたのも好印象。
はためーわくな父親に翻弄されつつも、根っこのところで信頼がある家族のドラマとしても、楽しめました。


75点

公式サイト



サウスバウンド 上 (1) (角川文庫 お 56-1)
奥田 英朗
角川書店

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サウスバウンド 下 (3) (角川文庫 お 56-2)
奥田 英朗
角川書店

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コメント (8)    この記事についてブログを書く
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとう (hyoutan2005)
2007-10-23 22:22:56
TBありがとうございました。
私はいまひとつ、この映画に入り込めませんでしたが、人によって受け取り方の違いが出る映画かもしれませんね。
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hyoutan2005さま (edomu)
2007-10-23 23:52:27
コメントありがとうございます。

一郎のキャラクターを認められるかどうかで、受け取る感想が変わってしまう映画だと思います。
作品的には冗長な部分があったり、脇役の演技とか問題はいっぱいあったと思います。
が、あのキャラクター(正しくても正しくなくてもとにかく反体制がポリシーな人間)は、今の時代では「無し」ですが、同世代としては「有り」だったので、大絶賛ではないですが、楽しめた映画でした。
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オヤジ (kimion20002000)
2008-05-03 01:44:48
TBありがとう。
あのオヤジのキャラは、昨今の「モンスターペアレンツ」や「スローライフ盲信」の人たちとは、対極にいるように思いますけどね。
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kimion20002000さま (edomu)
2008-05-03 11:16:08
コメントありがとうございます

>昨今の「モンスターペアレンツ」や「スローライフ盲信」の人たち

学校にイチャモン付けたり、田舎で自給自足したり、やってることはソレっぽいのに、さくらと一郎のキャラクターだと「結果」が全く違うのが面白いですね。
返信する
ladangtoto (ladangtoto)
2024-06-15 15:38:29
田舎で自給自足したり、やってることはソレっぽいのに、さくらと一郎のキャラクターだと「結果」が全く違うのが面白いですね。
返信する
jupe66 (jupe66)
2024-06-15 15:41:21
やってることはソレっぽいのに
返信する
rafi69 (rafi69)
2024-06-15 15:42:26
あのオヤジのキャラは、昨今の「モンスターペアレンツ」
返信する
sule69 (sule69)
2024-06-15 15:43:15
人によって受け取り方の違いが出る映画かもしれませんね
返信する

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