お萌えば遠くに来たもんだ!

感想<映画・TV・書籍・マンガ>については、鑑賞後のネタバレを含んでいます。

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仮面ライダー電王 最終話

2008-01-21 | 仮面ライダー
「クライマックスは続くよどこまでも」

脚本:小林靖子
監督:長石多可男
アクション監督:宮崎剛

終っちゃった。

カイは再び空を開き、全てを滅ぼそうとしている。デンライナーは、良太郎は間に合うのか?

いつだかわからない未来から、イマジンという「持たざるモノ」が現在にやってきました。
イマジンは、この時間の“特異点”に取り憑くと、「名前と姿」という「個性」を彼から与えて貰いました。でも、このままでは本当の「存在」になることが出来ません。彼と契約して、「過去」を手に入れなければならないのです。そうしなければいつか自分は消えてしまうのです。
“特異点”は「今」という時間を守るために、他のイマジンと闘っていました。
イマジンは、彼と行動を共にするうちに、いつしか自分も「今」を守りたい、と思うようになっていました。するとどうでしょう。イマジンはいつの間にか「本当の体」を手に入れていました。


砂のような存在、上半身と下半身が逆転している曖昧な存在であったモモタロス達は、良太郎やハナ、侑斗との関わりの中で、アイデンティティーを確立させていったのですね。
電王の世界において「自我」とは、「他者との関わり=時間=記憶」によって成り立っているのだ、と。この検証だけで本が一冊書けそうなくらい。

余談ですが、アイデンティティーをYahoo辞書で検索すると
自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること」
とあります。ここまで狙って話を創っていたんでしょうか。小林靖子サン、恐るべし。

【最終回の変身】
※ゼロフォーム
※ライナーフォーム
※ガンフォーム
※アックスフォーム
※ロッドフォーム
※アルタイルフォーム
※ベガフォーム
※ソードフォーム
ありゃ 「てんこ盛り」と「ウィング」がないよ。


【最終回の燃えポイント】
※「俺の必殺技!ファイナルバージョン!!」

【最終回の萌えポイント】
※手書きの「俺、参上」のプラカードまで用意したのに、出て行くタイミングを失いオロオロしてるタロス達。

うむ。面白かった。お約束満載のベタベタな最終回でしたが、「電王」という「おとぎばなし」の締めくくりには相応しかったと思います。

思えば、「いーじゃん、イージャン、スゲージャン」のオープニングに度肝を抜かれ、憑依人格が変身する「電車」に乗った仮面ライダーという変化球に驚かされた一話二話。が、タロス達の登場編以外は「契約=本筋に関わらないトラウマ話」に2週もかけるローテーションに、中盤まで正直なところ乗り切れずにいたのですが、映画とのシンクロあたりから「契約」の比重が軽くなったこともあって俄然面白く感じてきて、その後は毎週ノリノリで観ていました(自分が「キャラ萌え」な見方が好きなことにあらためて気付かされました)。
何と言っても、このシリーズが成立したのは、佐藤健クンと高岩成二サンの「五(六)役」の見事な演じ分けに尽きます。この二人がいなかったら、(自分にとっての)「電王」の面白さは半減していたと思います。

あーあと、客演も含め声優サン達のノリノリの演技も楽しかった。昔からのアニメファン、特撮ファンにとっては、ゲキレンジャーも含めかーなーり耳福な一時間を過ごせた一年間でした。

ああ、続編とかスピンオフとか映画第二弾とか、やらないかなぁ。まあでも、ここで終るから美しいのかも知れないし、多くは望まないようにしましょう。

→ ちなみに、映画のDVDを購入して早速視聴したのですが、オモシロ懐かしい感じには浸れたのですが、リアルタイムでシンクロを体感していた半年前のテンションには戻れませんでした。やっぱりあの「時間」は特殊だったのですね。 web拍手お願いします。





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