お萌えば遠くに来たもんだ!

感想<映画・TV・書籍・マンガ>については、鑑賞後のネタバレを含んでいます。

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転々

2008-01-02 | 映画2008・2009
評判が良いので観てきました。
<シネ・リーブル池袋>

監督:三木聡
原作:藤田宜永 『転々』(新潮社刊)
脚本:三木聡

大学8年生の文哉は84万円の借金を抱えていた。期限は3日後。返すあてのない文哉に借金取りの福原は「俺の散歩に最後まで付き合えば借金をチャラにしてやる」と持ちかける。吉祥寺から霞ヶ関まで、男二人の奇妙な「散歩」が始まった・・・。

普段は、事前にあまり情報を入れたくないので先にパンフを見ないことにしてるんですが、上映までかなり時間があったのでつい粗筋を読んでしまって激しく後悔。けっこう先の内容まで書かれていたので。
ところが、筋を知って観ても充分に面白かった。粗筋に納めきれない魅力に満ちてました。ギャグや芝居の“間”、小道具の使い方、絶妙なキャスティング。意味のあるような無いようなシーンの連続に、やがて完全にリラックスして観ている自分が居ました。
大笑いでも大泣きでもない、でも、どこかのツボを確実に突かれた、可笑しさと寂しさと暖かさに溢れた映画でした。

80点

公式サイト

転々 (新潮文庫)
藤田 宜永
新潮社

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コメント (5)
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