仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




牧野植物園のある五台山には、四国八十八ヵ所・第三十一番竹林寺があります。
季節を問わず、参拝をされる方が多いのですが、春はやはりお遍路さんが多い時期でもあります。


竹林寺本堂は、杉材を屋根に葺いた「こけら屋根」となっています。
少し前から、訪れるたびに気になっていた屋根の傷みですが、二年前から大々的な改修工事が行われ、この春に新装され、立派な姿を現しました。


屋根は板を用いられていますが、まるで金属のような輝きを放っており、その素晴らしさには圧倒されます。


これからまた、年月を経て落ち着いた色に変わって行くのでしょうが、今の美しさは是非、ご覧いただけたらと思います。


因みに、こけらは”杮”という漢字で、”柿(かき)”とは異なります。画面ではその区別はわかりにくいのですが、”かき”は木偏に市場の「市」を書きます。
一方、”こけら”は「市」の字では無く、中棒が上から下まで1本で、冠(なべぶた)ではありません。

[Photo : Nikon D700 / Nikkor 70-300mm, SIGMA 24-70mm]

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
すばらしい屋根 (おみや)
2012-05-09 15:13:08
こんにちわ
今では珍しくなったこけら屋根、すばらしいですね
改修工事のほうも覗いてみました。
こんな素敵な屋根を見たらさぞ感動するでしょうね。

私も一度見てみたくなりました。
 
 
 
屋根 (aigen)
2012-05-09 22:22:50
>おみやさん
四国八十八ヵ所のお寺も、ほとんどが瓦葺きの本堂です。
何度か体験会があったようですが、残念ながらそれには参加することができませんでした。
でも、この完成した姿をみるとなんとも神々しい感じがします。
 
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