仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




今年は父の初盆で、清滝寺ご住職に来ていただき、法要を営みました。
お盆のお祭りでは庭に施餓鬼供養の水棚を作ります。我が家に仏様を迎えるのですが、餓鬼様もおいしいものが食べられると一緒に付いてくるそうで、家の中にまで入らないよう、庭に食膳を構えてそこで食べてもらいます。
ただ、餓鬼様は人に見られるのがイヤなので、まわりを囲った小屋の中にお供え物を準備しますが、その場所が水棚です。


水棚は、従兄弟たちが作ってくれましたが、同じ県内ながら作りが違っており、初めて見る形でした。通常は、4本の竹を支柱にして、四角い箱状の形のものを竹とヒノキ葉を組み合わせて作りますが、これは栗と柿の樹を支柱にし、稲わらと竹で小さな小屋を作り、その外側をヒノキ葉で囲んだもので、なかなか立派な作りで感心しました。
我が家の水棚は従兄弟が4人がかりでしたが、さらに20人もの人が集まって作った家もあったそうで、どれほどのものだったのでしょうか


普段は缶ビールしか飲まない我が家ですが、さすがに宴席に缶ビールというのも無粋なので瓶ビールを準備しました。ただ、冷蔵庫で冷やしていては間に合わないので、大きなバケツに氷を入れ、それで冷やしました。
最近は角氷を買うことがありませんでしたので悩んでいたら、釣具屋さんにあることがわかりました。さっそく買いに行ったのですが、小さな割り氷とは別に、昔ながらの1貫目の角氷が冷凍庫に保管されておりそれを買いました。尺貫法が廃止されて久しいですが、氷の大きさでは1貫が残っていました。


初盆が終われば千体流し供養。仁淀川の流れに膝まで浸かり、1千枚のお地蔵様が書かれた札を一枚ずつ流しました。まだまだ猛暑ですが、川面を吹く風はこころもち涼しさを感じました。

[Photo : Panasonic DMC GF2 / LUMIX 14mm]

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