
~ 蔓を切った姿で ~
合わせた花は、洋種ヤマゴボウと高砂芙蓉 (たかさごふよう)
山に咲く夏藤は、たおやかな風情があってとても素敵です。
お稽古の茶花に使いたくて、一昨日山から摘んできました。
この夏藤の先には、曲線の美しい蔓が付いていました。
さて、その蔓がある方が良いのか、無い方が良いのか・・・
細い蔓一本でも、それが活けた姿を一変させる力を持っているとあっては、
切るか否かは大問題です。
そこでお弟子さんたちには、両方の姿を見て頂いて感想を聞くことに。

~ 蔓なしの横からの姿 ~
すっきりとして、これはこれで良いかも・・・
でも、切るところが難しく、中途半端かも・・・

~ 蔓付きの姿 ~
元々は、こんな釣り糸のような蔓が付いていました。
蔓の先が、室内の微風に揺れる風情も捨て難いし・・・

~ 蔓付きの横からの姿 ~
蔓の先の、くにっと曲がったところも面白く
遊び心がうずいて楽しくなりますが、どうしたものでしょう・・・
* * *
結局、この度は蔓の面白さを諦めて、
花房の付き方の良い方を取ることにしましたが、
未だにどちらが良かったのか自信がありません。
でも、こうして茶花の勉強を一緒にするのも悪くはありません。
それぞれの感性で意見を出してもらい、益々茶花への興味を
深めてもらえると嬉しいなあと思います。
合わせた花は、洋種ヤマゴボウと高砂芙蓉 (たかさごふよう)
山に咲く夏藤は、たおやかな風情があってとても素敵です。
お稽古の茶花に使いたくて、一昨日山から摘んできました。
この夏藤の先には、曲線の美しい蔓が付いていました。
さて、その蔓がある方が良いのか、無い方が良いのか・・・
細い蔓一本でも、それが活けた姿を一変させる力を持っているとあっては、
切るか否かは大問題です。
そこでお弟子さんたちには、両方の姿を見て頂いて感想を聞くことに。

~ 蔓なしの横からの姿 ~
すっきりとして、これはこれで良いかも・・・
でも、切るところが難しく、中途半端かも・・・

~ 蔓付きの姿 ~
元々は、こんな釣り糸のような蔓が付いていました。
蔓の先が、室内の微風に揺れる風情も捨て難いし・・・

~ 蔓付きの横からの姿 ~
蔓の先の、くにっと曲がったところも面白く
遊び心がうずいて楽しくなりますが、どうしたものでしょう・・・
* * *
結局、この度は蔓の面白さを諦めて、
花房の付き方の良い方を取ることにしましたが、
未だにどちらが良かったのか自信がありません。
でも、こうして茶花の勉強を一緒にするのも悪くはありません。
それぞれの感性で意見を出してもらい、益々茶花への興味を
深めてもらえると嬉しいなあと思います。
私は一番最後の絵に“美遊空間”が見えます。
夏藤のこの一本の究極の曲線が、越後美人様の作品と分かりますね!
“蔓の先のくにっと曲がったところ”…遊び心がうずき世界に一つだけの蔓…私には切れません。**;
「浦島草」の竿を切ったら、ただの【蛇草】かと。
蔓に対し籠の把手が邪魔するかは微妙?ですね。
夏藤の蔓と花入れの籠が藪となり、野山の野趣を床の間に現していて、もはや自然のアートマジック。
清楚な白い花が蔓と籠を馴染ませすっきり、さすがは越後美人様…自然人ですね♪ファンになりそう(笑)
もうなってますけど、コメント欄に凄い巨匠や美遊人さんが集まり、2度楽しめるのが嬉しいですね!
そうですねえ!
茶花としての良し悪しではなく、私個人の好みからですと
確かに、この蔓があってこそ、というところですが、ちょっとワイルド過ぎたかも知れません(^^;
はっはっは♪
本当に!「浦島草」の竿を切ったら、ただの「蛇草」ですね~
そう考えますと、藤の蔓を切ったら藤ではない!とも言え、
それなら蔓つきの枝でも、切らなくても様になる枝を探すことが大事、ということですね。
なんだか、すっきりした気分です。
「野趣」を大事にしつつ茶花を入れるのは本当に難しいと感じています。
まだまだ発展途上人ですので、また感想をドシドシお寄せ下さい。
こうして、コメントをお寄せ下さる皆さんとの交流が私の人生を彩ってくれています。
私もまた、皆さんの人生の彩の一つに加えて頂けましたら嬉しいです(^_-)-☆
>蔓の先が、室内の微風に揺れる風情も捨て難いし
>結局、この度は蔓の面白さを諦めて
う・・・・ん
越後美人様らしくない
残念
カメラマンの目は
微風に揺れる風情を想定し
「蔓付きの横からの姿」が逸品です
蔓付きの横姿を見せて頂きましたら「あら、これもいい」
結局どちらが良いのか答えも出ぬままな私です。
でも、何度も何度も観ていましたら
やはり蔓付きの横姿が私好みかな!
籠も素敵ですね。
今回の生け花にピッタリだと思います。
自然のお花は 素朴で 魅かれますね
長い蔓をそのまま生けるなんて すごいです
~と言うわけで
蔓があったほうが より自然な感じがしました。
越後美人さま おはようございます。
すてきな籠にワイルドなお花。
いいですね。
蔓はないほうがいい、と思います。
蔓があると、ただの雑草になってしまう。
こうるさいし。
そうなんですねえ~
自分の中に、端正な自分とワイルドな自分がいて、その両方でせめぎ合っていました。
骨董品も同じなのですが、自分の感性が魅力を感じているものと、
諸々の見聞や知識で見る魅力とが相反していて、迷いに迷う時があります。
その融合が出来れば良いのですが、まだそのところが掴めずに困っています。
カメラマンの目では、蔓付きの横の姿ですね!
一票を頂き、有難うございました。
今後の勉強に役立てたいと思います(^_-)-☆
はい、どちらもそれぞれに魅力があって、どちらでも良いわけですよね^^
今回は、すっきりと端正な姿をとるか、自然な姿を生かした風情をとるかで迷いました。
まだ修行中ですから、両方を試してみて、どちらがより自分好みかを
確認しようと思ったわけです。
結局、どちらも自分好みで捨て難く、時と場合によって選べば良いのかも・・・
この度は、蔓付きの横の姿に一票を頂き、有難うございました(^_-)-☆
いつも自然の中で、生き生きとした山野草を目にされていて、
それらの花の素朴な可愛らしさや、たおやかさなどを十分に知っておられるKさんに、
「自然のまま」を活けるのはすごい!と言って頂きますと、
そうなんですよねえ!そこなんです!と思ってしまいます(^^;
「花は野にあるように」の利休さんの言葉がいつも頭をよぎります。
蔓付きの姿に一票を頂き、有難うございました(^_-)-☆
有難うございます~(^^♪
この籠は古いもので、さほど大きくはありませんが、どこか風格を感じさせる
私のお気に入りの花籠です。
この籠に夏藤を是非入れてみたいと思っていて、今回ようやく実現しました。
そうなんですよね。
蔓は自然な風情が魅力的なのですが、すっきり感に欠けるところに迷いが出ます。
「すっきりしたほうがいい」は、空を飛ぶカバさんらしい一言ですね。
私の中にも「シャープな人間」もいて、自然な風情との矛盾を感じることがあります。
結局、その時に二つの自分のどちらでいくかは、その時の自分が決めないといけない、
ということでしょうね。
なんだか、すっきりとした気分です。
蔓なしの姿に一票を頂き、有難うございました(^_-)-☆