このラオスで織られる肩掛け(パービアン)は
寺参りや人様の家を訪問する時に肩にかけるものです。
染めに使った染料は
タイ黒檀とラオス黒檀の二種類
完全に熟した実を
ボイルして染めます。
茶色がタイ黒檀染、焦げ茶はラオス黒檀染
但し、タイ黒檀は現在ではワシントン条約で
刈り取りは禁止されています。

織りは浮織りと縫取り織りを併用で
約30年前の手仕事です。
現在ではほとんど見られなくなったとのこと。

~ 連続した龍の文様 ~
日本では見られない模様でエキゾチックです。

~ 片側を折り返して吊ってみました ~
長さ220㎝、幅42㎝
儀式用の装飾布としても使われるようです。


全体にシックな雰囲気ですから
和装の時のショールとして使えそうです。
他にも使い方いろいろ
考えながら使っていきたいと思います。
2016,6,22
姫路市書写工芸美術館
ユーラシア、女の手仕事展にて
アートダイジェスト 堀田氏に解説して頂きました。