~ 姫路城西の丸を借景とした茶の庭 ~
好古園は、姫路城の西隣にある武家屋敷跡に造られた公園で、
広い敷地内の一角に双樹庵と呼ばれるお茶室があります。
このお茶室では、年末年始を除いて毎日お茶を楽しんで頂けます。
今では喫客の半数ほどが外国人となり、片言の英語で対応していたものの
細かいことが聞けずに、英語の必要性を感じていました。
ところが、この度お呈茶のボランティアで伺うとなんと、
今話題になっている「ポケトーク」と呼ばれる通訳機が置いてありました。
この通訳機は74か国語に対応しており、日本語で話すと相手の母国語に
変換して話してくれる夢の翻訳機です。
早速、アイルランドから来られたお二人とおしゃべりしてみましたら、
「オウ!アメイジング!」と喜んでくれました。
同席していた他の日本人のお客様たちにも話が通じるので、
この会話に参加して頂けて、お茶室内が笑い声であふれました♪
こちらはリトアニアから来られた青年です。
自分の国がどこにあるか、スマホの地図で教えてくれました。
六千人のビザを発給して、ユダヤ人の難民を救った杉原千畝氏の
ことをよく知っていると語っておられました。
また、日本が大好きとも言ってくれました。
心からウエルカムジャパン!サンキュウ!とお礼を伝えました。
お隣は横浜から来られた日本人のご夫婦です。
奥様が英語を話せるので、ポケトークが上手く使えないときに
通訳して頂きとても助かりました。
その他にもオーストラリアから来られた日本人女性とドイツ人男性とのペア、
上海から来られた五人組さんたち、メキシコからハネムーンで来られたペア等々
ポケトークのお陰でお茶室内は国籍を超えて和気あいあい~♪
様々な国の人たちと触れ合えて、楽しいお呈茶の一日になりました。