先日、お茶屋さんに行くと、この扇子が広げられて展示されていた。
はじめ飾り物かと思って見ると、脇に値札が置かれていたので売り物だと分かった。
普通なら、扇子は閉じられて、まとめてケースに入れられているが、この扇子は特別!
姫路城が世界遺産に登録され、平成の大修理も無事に終了したことを祝い記念に作られたとのこと。
限定品かどうか聞くのを忘れたが、取り敢えず無くならない内に一本は手に入れとかないと、、
そう思って、ちょうど良い時に来たものだとホクホクしながら買って帰った。
よく考えてみると、今まで使っていた扇子は全て頂き物で、自分で買ったものは一本も無かった。
この歳になって初めて扇子を買うという茶人も珍しいかも知れないが、
その初めて買う扇子がお城の記念品とは、なんという巡り合わせだろう、、
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秀吉の時代から不戦城と言われ、幾度と廃城の危機に瀕しながらも命を長らえて
先の大戦でも奇跡的に戦火を免れた不死鳥のようなお城ですからね。
そう考えるとこの扇子は御守りのように思えます。
良い物を手に入れたものです。