これは、いかにも宅急便で桃が送られてきた風のお菓子の箱
表に書いてある「岡山のもも」「白桃」の文字も桃の絵も、本物の桃の箱にそっくりである。
しかも、箱の大きさにきちんとサイズが合ったプラスチックテープで括られていて
これだけ見ると本当に「桃」が送られてきたのかと思ってしまう。
ところが
大きさは、わずか幅17cm、奥行き12cm、高さ5cm、国語辞典より小さく、
隣に置いたタバコのケースが、実物より反対に大きく見えるほどの小ささである。
こういった小さいけれど本物にそっくりという物は可愛らしくて仕方がない!
千年も昔に清少納言も「ひな人形のお道具、小さな蓮の葉、小さな葵の花、
なんによらずミニチュアは愛らしげに見える」と言っている。
全く同感。この箱も本物そっくりのミニチュアだから可愛いのである。
さて、この可愛らしい箱をどうしたものか、、
しばらくは細々した物を入れて、小物入れとして使いましょうか、、
開けてみると、またまた桃そっくりなお菓子が六つ。
色といい、形といい、特選の白桃そのものである。
本物そっくりに薄紙に包まれていたので、そのまま干菓子盆にのせて
お茶のお稽古の時に出してみた。どう見ても白桃!
お味は、もう桃そのもの、立派に桃味である。
箱も中身も共に本物そっくりのミニチュア。
岡山のお菓子屋さん、ずいぶん楽しませてもらいましたよ。