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名もない時代の名もない国で

2020-04-28 16:37:00 | ノンジャンル
身につまされるなあ
https://togetter.com/li/1499891

岐阜市河渡橋の下で暮らす、ホームレスのおじいさんがいました。おじいさんはゴミとして出されたアルミ缶を集めてリサイクル業者に売り、生計を立てていました。

15キロ分を集め回ってようやく得た千円を捨て猫たちの餌代に充て、自分にはわずかな生活用品しか買いませんでした。おじいさんと一緒に暮らしていたおばあさんは、「雨の日も雪の日も猫のために真面目に働いていました。私のことも守ってくれました。心優しい人でした」と云いました。

ある日、おじいさんは猫を虐める大学生たちを咎めました。その日から学生たちは執拗におじいさんに石を投げたり乱暴するようになり、3月25日、ついに集団で襲撃したのです。おじいさんは一緒にいた女性を先に逃してから、彼らに追いつかれ殺されました。

おじいさんの自転車を修理して顔見知りの自転車屋さんのご主人は、「真面目で寡黙で、コーヒーの差し入れを喜んだ」と云いました。「自分には学がないから」と図書館で読書に励む姿を思い出すそうです。おじいさんが暮らしたブルーシートのテントには、今も帰りを待つ猫の姿があります。




殺された渡邉克哉さん(81)らは、事件前の3月中旬から4回ほど石を投げられる被害に遭い、岐阜北署に相談していた。

捜査関係者によると、過去の複数回の投石には、少年5人を含む男女10人ほどが関わっていた。逮捕された5人は朝日大学硬式野球部の元部員や現役部員らで、男女は野球を通じた友人だったとみられる。

岐阜県警によると、5人は3月25日未明、岐阜市河渡の河渡橋の下にいた渡邉さんらに石を投げ、うち安八郡安八町の会社員(19)ら3人が逃げる渡邉さんを同市寺田の路上まで追い掛け、暴行を加えた。死因は頭を強打されたことによる脳挫傷と急性硬膜下血腫だった。

県警は25日、3人を殺人容疑で、残る2人を傷害致死容疑で、岐阜地検に送検した。



以上は、岐阜新聞、朝日新聞記事のまとめです。

たぶん、ツイッターなら、「アルミ缶ごみの収集は違法」とか「野良猫に餌やるのは近所迷惑」とか、「生活保護を不正受給していたかも(生活保護は受給していなかったらしい)」などしたり顔のコメントが付くはず。

以前にも、同様な事件が起きています。

2002/4/14 「名もない時代の名もない国で」
https://moon.ap.teacup.com/chijin/84.html

Danny Boy performed by John Brancy and Peter Dugan


(止め)
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