カラマーゾフの兄弟を通俗小説のように読み飛ばすという試みをはじめてみたが、やはりなかなかそうはいかない。おもしろいから、ちびちび読んでしまうのだ。俺の最初の読書体験に近いものとして、小学生の頃に読んだ吉川英治の『宮本武蔵』が挙げられるが、よく似た筆致だなと思った。フョードルの罵倒など本位田のおばばと変わりない。ゾシマ長老は沢庵和尚か。もちろん、吉川英治が影響を受けたのだろう。フョードルますます快調。もっとも現実にいそうでいない人物だ。
最新の画像[もっと見る]
- 『ドライブマイカー』 1ヶ月前
- 東海林さだお『あれも食いたいこれも食いたい』 9ヶ月前
- 君は女子バレーを観ているか? 1年前
- 憧れるのやめましょう 1年前
- 今週の拾得物 「キエフの亡霊」 3年前
- 戦争の背景2題 3年前
- 美しい文章です 3年前
- 右や左の旦那様〜 3年前
- 日本の報道不在 3年前
- 日曜討論 3年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます