コタツ評論

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ちょっと爽やかな事件

2015-10-16 00:03:00 | ノンジャンル
マイナンバーがらみでさっそく汚職摘発だが、容疑者の中安一幸氏がなかなかの異才だった件。

「ずば抜けたIT知識」 マイナンバー収賄容疑者 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151014-00000001-asahi-soci

ほお、役所の企画書も最近はこれくらいはOKなのかと感心した。官僚諸氏もこんな企画書ならめくる気が起きたのだろうが、いまだに「IT専門家」ラベルに弱い役所のレベルの低さがわかろうというもの。

中安容疑者が作成した日本臨床検査自動化学会
http://www.ihe-j.org/file2/n40/JSCLA2008_IHE172_nakayasu.pdf

拙者も昔は、毎日、企画書ばかり書いていたが、「あっの頃わ~♪」パワポがなかったので、はさみとのりで資料を切り貼りして苦労したものだ。フローチャートなんて、大小の目次ラベルを並べてつくるのね。ワープロもなかったから、文章はデザイナーに丸文字で書き直してもらうの。「世界は多極化、人々は多様化するからマルチキャラクターの創設を」というのが当時の私のコンセプトだった。ようするに、いまのAKB48ね。ま、小者集めて十把ひとからげで売ろうというビジネスモデル。


中安一幸氏

中安さんはパワポ達人の企画書名人ですが、大阪市役所ではエクセルに単純なデータ入力ができない職員がクビになったほどなので、パワポを操る中安さんは役所世界では「ITの第一人者」になってしまうわけ。風貌やファッション、口許からみて、話も上手そうで、そのまま広告代理店のプランナーやディレクターがつとまりそうだ。高卒でもこれだけの肩書きを得るまでにのしあがれるのだから、おたく力侮り難し。電通や博報堂はスカウトに動くべしだが、佐野研二郎氏と似たタイプかもしれない。

(あえて敬称略せず)
コメント
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