このところ、中古のガジェット収集に浪費癖がとまらない日々が続いています。
武漢肺炎のおかげで、世の中おかしくなって、さすがに直接関係ないとは言ってもストレスが溜まってきたのかもしれません(旅行に行くとか、外食するとかの機会をすべて奪われてしまっているからでしょうか?)。
ということで、今回は最強(自分の中では)のPCをゲットしてしまいました。
HP Z230 SFF Workstation
Workstation(科学技術計算、CAD、グラフィックデザイン、事務処理などに特化した業務用の高性能なコンピュータ )ですよ!!
CPU は、「XEON(ジーオン)」入ってる ですよ!!
Made in Tokyo ですよ!!
まあ、結論から言えば、古いPC(2014年)なので、性能はそこそこなのですが(下記の通り、今うちにある最強PCの4割増しぐらい)。
でも、やっぱり XEON 搭載の PC って、なんか手の届かないところにある、憧れの存在でしたから、その響きだけで充分物欲を満足させるものなのです。
XeonはインテルCPUのブランド名で、主に業務用サーバーやワークステーション用途向けに特化されたCPU。
今回搭載されているXeon は、Xeon E3-1226 v3(E3=エントリークラス v3=Haswell(Refresh含む)世代の意味 3.3-3.7GHz、4コア、4スレッド、キャッシュ8MB)で、同時期(2014年5月)に発売されていた、Core i5-4590 とほぼ同性能のされているのですが、特徴的なのは内部キャッシュメモリの大きさで、大規模シミュレーション、ビデオエンコードなど、CPU性能をフルに使う処理で高い性能を出せるとされています。
更に Xeonは、マルチプロセッサ(1個のマザーボードに2つ以上のCPU)に対応し、ECCメモリ(メモリに誤った値が記録されていることを検出し、正しい値に訂正することができるメモリモジュール)を利用した、メモリのエラー検出訂正が利用可能なCPUでもあります。
このように、特徴が個人用パソコンでは生かされないので、Workstation や サーバー向けに搭載されていることが分かります。
ということで、自己満足以外の何物でもないPCを購入したわけですが、さっそく立ち上げてみます。
なんか、変な起動動作。コンセントを刺したとたんに電源が勝手に入り、ビープ音がした後、いったん電源が切れて、再起動してWindowsが起動しました。
なんか、嫌な予感が。
次に起動したら、Windowsが立ち上がらず、真っ黒な画面に英文メッセージが。
中2程度の英語力で読んでみると、「初期設定が保存されない状況である。これは、バッテリーの電力低下が原因と想定される。バッテリー交換を推奨する」といった感じ。
持っているPCのバッテリーが上がったのは、むか~し持っていたiMac 以来の出来事なのでちょっと焦りました。
さっそく家にたまたまあった、CR2032 のボタン電池を交換します。
SFF(Small Form Factor)は、Tower と US(Ultra Slim)との中間の大きさですが、中はすごくコンパクトです。
HP はおなじみの自前のマザーボードです。バッテリーはすぐにアクセスできる位置にありました。
さて、バッテリー交換をして、電源を入れると、また同じ表示が....。はたと困りました。
もしかして、BIOS の時刻設定など、直したうえで、いったん保存しないとだめなのかと推測。GIGABITE のマザーボードなどは、予備のCMOSバックアップから読み込んで既存の内容を再現してくれるので何の設定もなしに立ち上がるのですが、HPのBIOSは、そういかないのかもしれません。
HP の BIOS は HP のロゴが出ている間に F10 を連打します。何度か失敗しましたが、しつこくやれば、なんとかBIOSに入れます。Windows10 の UEFIのセットアップ画面がありません(メーカー製のPCにはこういうことがあるそうです。UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)モードというのでWindowsがインストールされていないと、レガシBIOSという昔のBIOSのみ利用できる環境になっている)ので、根性でBIOSに入る必要がありますが、入れてよかったです。
時刻を設定して保存し、BIOSを抜けると、すんなりWindowsが立ち上がり、それ以後問題なく動いています。ひや~っとしました。
で、余裕が出たので、ハードディスクをSSDに交換しました。
DVDドライブの下に2.5インチ用のベイがあるのですが、専用マウントホルダーが付いていなかったので、5インチハードディスクを外した部分に、被覆した針金で止めておきました。貧乏くさいけど見えないからいいか....。
最後に、備忘録にスペックをあげておきます。
HP Z230 SFF WorkStation
OS: Windows 10 Pro
CPU: Xeon E3-1226 V3(Haswell) 3.3(~最大 3.7 インテルターボ・ブースト・テクノロジー)GHz
メインメモリ:8GB DDR3 1333/1600(最大32GB)
ストレージ:SSD 500GB(自己で換装)
光学ドライブ :8x DVD+/ -RW 9.5mm 光学ディスクドライブ
グラフィックコントローラ: Intel HD グラフィックス P4600(GeForce GT 710 と同等の能力)
外部ディスプレイ出力 DisplayPort (DP 1.2) ×3(3画面出力可能)
スロット:PCI-Expressスロット 16×1 PCIe スロット 4x 1 PCIe スロット 1x 2
有線LAN :最大1000BASE
USB :USB3.0 x 4(前面 x 2 / 背面 x 2)、USB2.0 x 6(前面 x 2 / 背面 x4)
その他インターフェース: Universal Audio Jack、RJ-45 (LAN) port シリアルポート x 2(1は増設)
スピーカー : 内蔵スピーカー
本体サイズ(H×W×D): 337 x 100 x 384mm
3画面出力とサーバーに必要なシリアルポートが2つあるのが特徴的です。
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