今日は朝から大雨。風も強くて台風のようです。散歩もできず家にくすぶっていると碌なことを考えません。
で、とうとうやっちまった。TELECASTER 改造計画の最終段階。
ペンディングになっていたのが、ブリッジピックアップにコイルワインダーにセットする穴が開いていないことでした。
1952年オリジナルTELECASTER TRADITIONAL II 50S TELECASTER
このように、ワインディングマシーンにボビン(土台)を通してネジ止めしてから巻き始めるんですね。
Master Winder Abigail Ybbara | Fender Custom Shop | Fender
じゃあ、なぜ「TRADITIONAL II 50S TELECASTER」のピックアップには穴が無いのでしょうか?強力両面テープを使って張り付けて作業(手作りでこのように作業している人を見かける)しているのか、片側だけ固定する方法でもあるのでしょうか?謎です。
そこで加工方法は、ピンバイスを使って穴をあけることになるのですが、ピックアップの中の構造が不明なため、穴をあけて、コイルでも切ったら一巻の終わりですから、2mmほどのボビンの上板を貫通しないで穴を掘ることにしました。
直径3mm の穴を掘り、一応成功!!
光が反射すると穴が開いていないことがばれるので、反射しない黒い綿を詰めるというプラモデラーの技量まで発揮。
ところが、なんかオリジナルに比べてまだ穴が小さいんですよね
そこで、直径3.2mmに挑戦したところで
やっちまった~!!
穴が貫通してしまいました。ピンバイスの針にテープを巻いて深さを調節しているつもりだったのですが、針の口径が大きくなると力加減が難しかったようです。
慌てて(もう慌ててもしょうがないのですが)、アンプにつないで音が出るか確認。
よかった!!無事、音がでました。
コイルには触れていないようです。
穴の中をのぞくと、コイルの巻いてある部分には、まだ2mmほどの余裕がある感じです。でも、ポールピースぎりぎりにエナメル線が巻いてあるのは間違いないようです。
穴の貫通先を見ると、何かポールピースと同じような金属の丸いものが見えます。下の金属の台座との接合部分かもしれません。
ということで、懲りずに、3.5mmまで穴を広げることに。結果、何とかコイルには損傷無く穴あけに成功しました。
ちょっと、ポールピースの大きさに比べて大きかったかな、という感じですが、目立つからいいかと自分を納得させました。
他のオリジナル個体のこれ見ると、ちょうどいい感じだったかなって気がします(本物もコイルが見えている)。
なんで、まったく楽器の音や演奏には関係ない部分にこんなにこだわるのか、自分がよくわからなくなるような行動ですが、気になるとやめられないのです。
Fender も Custom ショップで、Eric Clapton Blackie を隅々まで再現したギターを作って売っていて、これを高価で購入する人がいるのも、同じような感覚なのかもしれません。
In Detail: Fender Eric Clapton Blackie Tribute Stratocaster Masterbuilt by Todd Krause Upclose
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