わたしの愛機 LUMIX GX7 の 最新型 GX7 MarkIII には、フォトスタイルに、ハイコントラストでダイナミックなモノクローム写真に仕上げることができる「L.モノクロームD」があり、その画質調整に、モノクロフィルム写真の質感を表現する「粒状」モードをが搭載されています。
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フィルムによるモノクロ写真は、光に反応して黒くなった銀を定着させたもので、一粒一粒の銀の粒子が集まり写真になっている。この粒子感がモノクロ写真の質感を生み出すので、これを表現することが必要になるからです。
この機能のない わが初代 GX7 で撮った写真を、画像処理ソフト GIMP で実現します。
まず、GIMP に500種類以上のフィルターを追加できるプラグイン G'MIC を導入します。
では、この写真を使って試してみます。
まず、メニュー[画像]→[モード(M)]→[グレースケール(G)]でモノクロに変換します。
たしかに、このままでは、全体がクリアで、いかにもカラー写真の色を抜いただけという感じですね。
G'MIC プラグインをインストールすると、メニュー[Filters]の下の方に[G'MIC-QT]が追加されるので、これを選択すれば、[G'MIC]パネルがポップアップします。
「G'MIC」パネルで、フィルタ[Degradations]→[Add Grain(粒)]を使う。これが粒状性を画像に追加するフィルターです。
どうですか、ざらっとした感じが加わっています。
[G'MIC]パネル のフィルターには、「Black & White」 という、モノクローム写真を作成するドンピシャなフィルターもあるので、これを使って Grain 量を調整することもできます。
ただ、調整が細かくて試行錯誤が必要です。できあがりはわざとらしくなく、いい感じかもしれません。
こんな楽しいことが、簡単に実現できるなんて、いい時代ですね。
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