9月23日24日で、群馬県 藤岡温泉に行ってきました。
関越道を北上し、お昼は藤岡IC を降りたところにある、道の駅 「ららん藤岡」にしました。
道が空いてて、10時半時頃ついてしまいましたので、施設内を見て歩きました。
観覧車やメリーゴーランドまである、大きな施設です。
で、事前の評判が良かった、手打ちそばの「紫葉庵」にしました。
北海道産そば粉「幻のそば」とも言われる希少価値の高い「牡丹」を使用し、自家製粉し、あえて粗挽きに挽く事で口に含んだときの甘み広がる香りに仕上げてあるそうです。
それほどの香りはありませんでしたが、手打ちとは思えない、ツルリとしたのどごしが独特でした。
ここから、10分ぐらいのところの、都市公園「群馬の森」の中に「群馬県立歴史博物館」があるので、見学に行きました。
「群馬の森」は、昭和45年、建設省の「明治百年記念事業」として、国有地「旧東京第二陸軍造兵廠岩鼻製造所」跡地に建設されたとのことです。
中には、県立近代美術館もあり、入り口に本格派のすごい造形の馬のブロンズ像が鎮座していました。
歴史博物館はちっと時期がずれていて、常設展示でした。
ところがこれが、見ごたえのある展示で、石器時代から近代まで、年代を追ってすごいボリュームで展示されています。
群馬県は、石器時代から文化の中心地だったというのを初めて知りました。これは、お隣の国のファンタジーとは違って、考古学や正確な歴史研究に基づいたものです。
古墳群も半端ない数が存在しており、素晴らしい埴輪のコレクションでした。
更に、最近ユネスコの記憶遺産に登録された、「上野三碑(こうずけさんぴ)」と言われる漢字が記された石碑のレプリカが展示されていました。
ユネスコの記憶遺産は、なんと「売春婦の歴史」を記憶遺産に登録するかもしれない動きがあるという、おかしな機構で信用ならないのですが、この碑(多胡碑[たごひ]711年頃(※))は、中国の漢字の手本にまでされる、まさに人類の遺産といわれて当然のものと言えますね。
(※) 710 平城京遷都 711法隆寺完成する 712太安万侶が「古事記」を撰上する
当然、群馬県は教育にも熱心で、群馬県人の常識、有名な「上毛かるた」もありました。
最後は近世の展示で、群馬に工場がある中島飛行機と富士重工業の「疾風」
と、「ラビットスクーター」「スバル360」がありました。スバルR1で乗り付けた甲斐がありました。
さて、今晩の宿へ向かいます。
藤岡ICから1時間ほど、鮎川沿いを登った、すごい山奥にあります。
森の温泉ホテルに到着です。
部屋から、こんな夕景が望めます。
特筆すべきは、pH9.8 のトロトロの温泉。ガサガサの足の裏があっという間にツルツルになりました。
夕飯は、年配好みのあっさりしたもので、良かったです。
そういえば、宿泊客も年配者ばかりでした。
朝飯も和食で、これまたちょうどいい量でした。このところ、ホテルの冷凍食品バイキングに食傷気味だったので、うれかったです。
翌日は、上野スカイブリッジと鍾乳洞の不二洞を狙っっていたのですが、ホテルからの道が狭小(30mぐらいバックしないと退避地がないような道が延々と続きます)で、最短でも1時間半もかかることが判明して、途中から引き返してきました。
県道177号 会場鬼石線(google map より)
ということで、遠くから見たことはあっても、行ったことのない高崎観音へ向かいました。
高崎白衣大観音というのがご本名だそうです。
立派です。
中は9層になっていて、140段の階段を登ります。1936年(昭和11年)、実業家の井上保三郎(仕事でお世話になったこともある、群馬の大企業 井上工業 の創始者)が建立した鉄筋コンクリート製の観音像で、高さ41.8メートル、重さは5,985トン。建立当時は世界最大の観音像だったそうです。
最上階の肩口に見える窓から外が覗けます。
いい造形ですね。
帰りは、寄居のSAで食事をしました。
自衛隊の高機動車に会いました。
アメリカ軍のハマーに似ていますよね。
WikipediaWikiより