ビル・エヴァンス(Bill Evans)の 「Waltz for Debby」に引き続いて、JAZZのCDを購入しました。
エディヒギンズ(Eddie Higgins)の「HANTED HEART(魅せられし心)」です。
![]() 魅せられし心 [ エディ・ヒギンズ・トリオ ]
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1997年の録音を24ビットでリマスタリングしたもののようです。
まず、音ですが、upconvで192kHz/24bitにアップコンバートしたら、高音のノイズのようなものが混じった感じで、失敗でした。
そこで、CDをそのまま、5.6MHzのdsdにコンバートしたところ、すごく良い音がしました。24ビットリマスタリングとupconvは相性が悪いのかもしれません。
まず、スタインウェイ(ベーゼンドルファーかもしれませんが、私にはスタインウェイの独特な音に聞こえます)の倍音たっぷりのピアノの音が生っぽく聞こえてきます。
ベースの弦の軋みや、スティックがシンバルに当たっている感じが伝わる素晴らしい解像度で文句なしの録音です。
で、演奏ですが、日本人好みと言われるそうで、JAZZといっても、非常にわかりやすい演奏です。
しかし、ビル・エヴァンス のあのこの先どうなるのかわからない感じの演奏を聴いてしまうと、その差は歴然で、カクテルピアニストと陰口(?)をたたかれるのが分かるような気がしました。
こうやって、いろいろ聴いていくうちに、自分の好みというのがはっきりしていくのだろうと思いました。
でも、ハイレゾの解像度を堪能するイージーリスニングとしては、最高のアルバムだと思います。