みっちゃんは、浄土宗のお坊さんに葬式のお経をあげてもらいましたので、仏教のしきたりに従って天国に行くことになりました。
(本位牌も出来上がりました)
仏教では、死者の霊は死後七日ごとに冥土の裁判を受け、四十九日に最後の審判が下され、故人の死後の行き場所が決まるそうです。
そこで、7日ごとに法要をあげ、死者がよい裁きを受けられるようにと祈るのだとされ、きょうは、亡くなってから28日目の四七日(よなのか)にあたります。
初七日(七日目)⇒秦広王(不動明王)、二七日(十四日目)⇒初江王(釈迦如来)、三七日(二十一日目)⇒宋帝王(文殊菩薩)と、裁きをする王が入れ替わり立ち替わり現れますが、四七日(二十八日目)は、五官王(普賢菩薩)の登場です。
普賢菩薩は、悪業や罪を審理対象とし、特に妄言(嘘)に関する詮議を行うのだそうです。
もちろん、みっちゃんは生まれてこのかた嘘などついたことはありませんから.....。
一度だけあります。
薬を朝晩飲むときに(これを10か月、毎日続けました)、
口の中にくすりを放り込んで、「もう飲んだ?」と聞くと、口をしっかり閉じて上を向いて「もう口の中にはありません」とジェスチャーで返事します。
そこで、薬を飲ませる一大事業を終え、「はい、いいですよ」と巻いたタオルを取って、解放してあげます。
そして、ふと、その場をみてみると、薬がポロンと落ちていることが何度かありました。
どうやって、「ぺっ」とやったのか、まったく判りませんでした。
そんな時は、「あんたは、なんて頭がいいんだろう」って逆にほめてあげたものです。
そんな頭のいい、みっちゃんだから、今までの裁きも、軽くパスしてきたんでしょうから、普賢菩薩の裁きもきっと乗りきってくれると思います。
今晩は、相方と二人で一生懸命お祈りをして応援してあげました。
来週は、いよいよ五七日(三十五日目)⇒閻魔王(地蔵菩薩)の裁きです。みっちゃんは怖がりだから、ちょっと心配です。