日本将棋連盟から何やらが届きました。
なんと、 【藤井聡太】クリアファイル 5枚セット を買ってしまいました。
![]() クリアファイル 【藤井聡太】C 5枚セット
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連勝が止まって、世の中では、藤井フィーバー(古い!! 死語の世界)も終息していますが(まったく、ワイドショーというのは、森友・加計にしても、無責任な、どうしようもない最低の連中ですね)、信義誠実を重んじる、うちの家では、まだまだ、フィーバー真っ盛りです。
私は、「観る将」藤井ウォッチャーとして、abemaTV の藤井四段の対局は欠かさず見るという追っかけ方ですが、うちの相方は、仕事が忙しくて対局中継は見れない代わり、どうしても藤井グッズが欲しいというので、売り切れ続出のグッズの中から、仕事にも使えるクリアフォルダーを購入したわけです。
「公益社団法人日本将棋連盟」の「販売部」から、法人の茶封筒に入って直接品物が届くところが、なんとも公益社団法人っぽくっていいですね。それも、お盆中も営業しているという勤勉ぶりです。
明日15日は、abemaTV で、王位戦予選、対 小林健二九段 対局中継があるようです。
小林健二 九段は、今年還暦の大ベテランで、A級通算4期在籍の実績もある強豪(「スーパー四間飛車」の使い手)。
藤井四段の師匠 杉本七段とは兄弟弟子関係(板谷進 門下)という同門対決、45歳の年の差対決など見所ある対局ですので、是非楽しみたいと思います。
このあいだ、連勝が止まった時に、「また、7月6日の藤井聡太四段の順位戦を見てしまうのか」、なんて言っていたのですが、結局、夜の11時ごろまで、abemaTVを見てしまいました。
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これが、将棋の素人がみても、無茶苦茶面白い対局でした。
相手は、百戦錬磨で「コーヤン流三間飛車」という自分の名前が付いた戦法(王将の周りを駒で囲って守備を固める「穴熊」の攻略戦法)で知られる中田功七段。
これに、藤井四段は、あえて穴熊を構築して対峙するという、「ワクワクすっぞう!!」みたいなシチュエーションでした(勝利インタビューで、「穴熊攻略が得意なのは知っていたが、自分として、妥協するのは面白くないので、穴熊で行こうと思っていた」と言っていましたね。勝負師ですねぇ)。
対局は、「コーヤン流三間飛車」(急襲戦法)が炸裂して、夕方には中田七段が七分どおり勝利を決めたような感じだったのですが、ここからが最高に面白かったです。
藤井四段は「打ち歩詰め」という状態で、猛攻をしのいで、逆転するという、すごい幕切れでした。
この「打ち歩詰め」なんてルール。恥ずかしながら知りませんでした。持ち駒の歩兵を打って相手の玉将を詰みの状態にするのは反則で、指した途端に反則負けとなる(※)のです。
例えば、こんな感じ。(棋譜を使うと、あのなりふり構わず、会社にとって邪魔な人を訴える朝日新聞が10万円請求してくる恐れがあるそうです。したがって、下は棋譜ではなく、単に例を図示した図です。
(※)戦国時代に将兵が寝返って主を討つというのは有りだが、最下級の兵士が寝返って主を討つというのはないとされたため、打ち歩詰めのみが禁じ手になったという説。
また、歩の駒数は両軍合わせて18枚もあり対局の最終局面において手駒にある確率が非常に高く、それによって勝敗を決することが将棋のゲーム性を著しく損なうからだとの説。等諸説あるようです。
中田七段は、持ち駒に角と歩しかありませんでしたから、玉の頭に歩打って王手を指すことが反則でできませんが(銀であれば、銀で玉を取れるので「打ち歩詰め」とはならず、反則ではないという更に分からないルール)、逆に前に進める他の駒を一つでも取れれば、あと一、二手で勝負がつくというような、きわどい場面でした。
この場面が、何手か続きましたから、藤井四段は、相手に前に進める他の駒をいっさい取らせずに、相手の王を詰めて逆転できる作戦を読み切っていたんだと思います。いや~、これには感動しました。
他にも、プロをうならせる、すごい指し手が、いくつかあったようですから、やっぱり、天才なんでしょう。
また、負けたとはいえ、中田七段も、三間飛車は、もうプロでは中田七段しか打たなくなってしまった手で、コンピューターソフトでも、形勢不利な戦法と評価されているが、あえて、自分流にこだわったといった感想を言っていたところが泣けますね。ファンになりました。
そういえば、インタビューでNHKの馬鹿記者が、三間飛車のこと「さんかんびしゃ」といったり、藤井四段のこと「ソウタクン」と呼んだりして、ネットで顰蹙をかってましたね。何ですかね、あのNHK特有の不遜な態度は。早く民営化した方がいいですね。
ということで、また、次の対局も見てしまうの確実です。
いや~っ、昨日はとうとう1日、AbemaTVとニコ動の将棋中継を代わる代わる見てしまいました。
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Abema も ニコ動 も、視聴者の無責任なコメントが面白いですね。
それに、解説者も結局は良くは分からないという所が、将棋の展開のカオスさを表していて、興味深かったです。
あと、ニコ動で流していた、佐々木勇気五段の師匠の石田和雄九段の、弟子を応援する電話コメントが、人柄が現れていて感動ものでした。
将棋の詳しいことを知らなくても、勝負をめぐる、こういう人間模様がきっと楽しいんだと思います。
藤井四段の次の対戦は、7月6日(木)、名人戦順位戦C級2組、中田功 七段との対局だそうで、また、見ちゃうのかなぁ.....。
「棋士といえば?」の話題と言えば、29連勝の新記録達成 の 藤井聡太 四段 ですね。
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26日、将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段が竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段に勝ち、公式戦の新記録となる29連勝を達成。神谷広志八段が昭和62年度に樹立した歴代最多の28連勝を30年ぶりに塗り替える快挙を成し遂げた。
森友だ加計だと、くだらない暗い話題が多い中で、スカッとする話題ですよね。
プロ将棋の世界は、羽海野チカさんの『3月のライオン』を読んでいたので、すごい世界があるものだなと、関心は持っていたのですが、藤井聡太四段の活躍で、関連のYoutube動画を見るようになって、そこに登場する、棋士たちの個性の強さに、よけいに興味を持つようになりました。
藤井聡太四段が勝ち続けていく姿を見ていると、あの、ブルースリーの映画を初めてみたとき、空手なんてできないのに、何だか自分が強くなったような気がして、肩で風切って映画館を出てきた時のように、将棋なんて駒の動きもおぼつかない自分が、将棋も強くなったような気分にさせてくれるところが、気分がスカッとする所以のような気がします。
次の対戦は7月2日だそうで、また、楽しみにしています。
なかのzero ホールで行われた、ザ・ニュースペーパー LIVE 2017 に行ってきました。
トランプ、コイケ、カゴイケなど、このごろキャラクターの強い人が出てきているので、期待して見に行きました。
まずは、笹塚の大阪王将で腹ごしらえ。なぜ、笹塚かというと、中野駅前はろくな店がないし、新宿はどこへ行っても行列なので、穴場をねらって、途中下車したわけです。
大阪王将はいままで入ったことがなかったので、どんな雰囲気・味なのかということで、チョイスしてみました。
土曜日のジャストお昼なのに、閑散としています。まあ、ねらいどおりなのですが。
餃子の王将よりは小ぎれいで、日高屋みたいな雰囲気です。
日高屋よりメユーは多く、バーミヤンみたいな感じ。
出てきた料理は、どれもいまいちでした。特に売りの餃子は、冷凍食品で売っている大阪王将の餃子と全く同じ味(嘘はないということですが)で、皮がべたっとして美味しくないですね。
何事も経験ということで、気を取り直して、なかのzero ホールへ向かいます。
見事に観客は高齢者ばかりでした。ザ・ニュースペーパーの芸は、若者にはうけないんでしょうね。
2時間あまり、次々にネタが出てくるんですが、どれも抱腹絶倒。みいちゃんが亡くなってから、おもいっきり笑うこともなくなっていたのですが、久々に大笑いしました。
急遽、眞子様の話題もコントにするなど、サービス満点です。
最高だったのが、おなじみの朝まで生テレビのパロディー。出演者は、福島ミズホ、小池アキラ(共産党)、石破シゲル、石原シンタロウ、モリタク(経済エコノミスト)、カン サンジュン(政治学者)、司会はもちろん田原ソウイチロウ。手話通訳(ただの当てぶりなんですが)まで出てくるという、新機軸。
この手話通訳が、マンデラ元大統領の追悼式のあの「デタラメ手話通訳」を彷彿とさせる最高のパフォーマンスで、お腹がよじれました。
上演後は、出演者による、いつものお見送り。
松下アキラさんのトランプ、マスゾエ、カン サンジュンは秀逸でした。
左から竹内康明さん(金ジョンナムは一目でわかる適役でした)、山本天心さん(おなじみ田原ソウイチロウで無用に手を上下していました)、福本ヒデさん(石破シゲルは、本人以上にオタクな演技でした)。
次は、エコルマホール(狛江)で、やるみたいなので、ぜひ都合を合わせて行きたいです。