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冬虫夏草は命がけ、薬草めぐり争い6人死亡 

2007-07-19 12:49:58 | うんちく・小ネタ

共同通信社の発表によると、中国四川省甘孜チベット族自治州稲城県で13日、冬虫夏草採りの縄張り争いから隣接する2つの村の住民計500人が衝突し、6人が死亡し約110人が負傷したという。高価かつ貴重資源をめぐる争いは古来より絶えない。

古来より、冬虫夏草を11g飲めば、1日以上寿命が延びると言われている。

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冬虫夏草は、肺と腎によく効き、腎機能の低下、慢性の気管支-肺疾患に重用されている。中国長寿富裕層に愛されてきた名貴薬である。

最近の人民元の切り上げと、生産量の減少、需要の増加から、7年ほど前は1g4050元だったが、昨今では普及品で1g100元以上(日本円で1600円以上)もする。当然、贋物の冬虫夏草も出現する。中国の富裕層は長年の経験で本物を見分ける眼力があるが、日本の富裕層には真贋を見分ける眼力は無い。

本物

黄褐色~褐色 指で押すと中身が詰まっているが、カチカチではない。

   2030個のリング状のスジがある。8対の足の跡があり、中央部の4対の足跡がはっきりしている。味は甘みがあり、いわゆるこくがあり、焼くと香ばしいにおいがする。

贋物

材料は、でんぷん、小麦粉、石膏などで、上手に着色してあるので、だまされる日本人観光客も多い。一番の鑑別方法は、偽物はやや重く、割れやすく、断面が粉っぽく、味が香ばしくなく、風味がない。塗り物だから表面がツヤツヤしている。水に浮かべるとスーっと沈む。砕いた偽物は、かき回しているうちに溶けてくる。なにせ、元はでんぷんがほとんどだから。

最近の健康ブームで、冬虫夏草は人気商品となってきているが、値段の安いものは、天然の冬虫夏草でない可能性がある(培養技術で作成したある意味で、まがい物)。特に粉末製品には粗悪品が多い。

免疫増強作用とは?

現代中国では特に富裕層は癌に限らず一般の手術の後や、癌の化学療法、放射線療法の最中に冬虫夏草を愛飲する。

特に抗がん剤による白血球、血小板、赤血球の減少を防止することができるからである。

術後の回復が野生人参と併用すると、圧倒的に早くなる。

老化が進み、精力が低下し(これを腎気の衰えという)、息も短く、ゼコゼコと咳が出るようになると、

迷わず、冬虫夏草を服用する。五行学説では腎は水に属し、肺は金に属する。

冬虫夏草は古来より肺腎(金水)を益するといわれているからである。

さらに「肺は皮毛をつかさどる」といい、現代風に言えば「肺は皮膚の状態と関係する」ということで、

昨今、冬虫夏草の皮膚の美容効果も注目されている。

沙苑子などと配合すれば老化に対して強精効果と目の老化に効果がある。

 漢方抗がん剤の多くに冬虫夏草が配合

動物実験では、クッパ‐細胞(肝臓に存在するマクロファージの一種)の貪食能を高めることや、癌移植マウスの実験でガン細胞の肝臓への転移を抑制することなどの結果が報告されている。また、アルコール抽出エキスから抗腫瘍活性を持つ成分が検出されたという報告もある。

冬虫夏草を服用する場合は、軽くあぶって香りがでてきたら、ミキサー(小型のもの)で粉末にして飲むのがいい。よく、茶碗蒸しとか、料理に入れてスープ成分を服用している方がいらっしゃるが、高価な薬剤であるから、丸ごとそのまま服用したほうが経済的である。

補気薬とは?

人参、霊芝、冬虫夏草、黄耆などは、気を増強させる代表的な生薬で補気薬と呼ぶ。多くのがん患者は漢方的に気陰両虚の状態である。人参は補気に益陰も兼ねるのでがん患者には適しているが、黄耆は補気作用のほかに、助火作用があるために、陰虚が基本的に存在するがん患者の場合、陰虚火旺の状態を誘発したり助長したりするので、使用されるべきでないといわれている。冬虫夏草にはそのような使用制限は無い。

がん患者の場合は、必ず気虚を合併する

したがって、気を補う人参、霊芝、冬虫夏草、黄耆などの補気剤が必要です。

しかし、がん患者では、「気の不足」もさることながら、「気の流れ」が滞っている。これを「気滞(きたい)」という。気滞がおきると「血」の流れも悪くなり、「血(おけつ)」を生じる。これを「気滞血淤(きたいけつお)」という。気血の流れを河川にたとえれば、上流に気を補うと共に、中流、下流の流れを良くすること、つまり、行気(気を巡らす)させることが、より効果的な補気剤の使用法でである。

抗がん生薬と一緒に服用する大切な漢方薬としての冬虫夏草

以前ブログで紹介した、上海の王○○さんはStage3cの卵巣がん術後、西洋抗がん剤治療の後でも、漢方抗がん生薬を服用した。漢方抗がん生薬と同時に彼女が服用した大切な漢方薬をご紹介する。

ロシア産あるいは中国長白山産出の野山人参、天然紫霊芝および霊芝胞子粉、チベット産冬虫夏草、莪?、郁金、牛黄(牛の胆石)、何首烏、枸杞子である。

野山人参、霊芝および霊芝胞子粉、冬虫夏草は代表的な免疫力を増強させる薬剤であり、莪?、郁金はそれ自体抑癌作用のある活血行気薬(血液をさらさらにするとともに、気のめぐりを良くする組み合わせ)であり、牛黄(牛の胆石)は清熱解毒作用とともに体内の異常な「痰」を除くものである。西洋抗がん剤による脱毛の回復に養血剤である何首烏を服用し、さらに陰虚体質を枸杞子で補正改善した。

ちなみに、

岡本康仁堂クリニックの卵巣がん方剤(ほうざい)の組成は

白花蛇舌草、半枝蓮、半辺蓮、重楼、拳参、土茯苓、龍葵、天葵子、威霊仙、楼根、野山人参、黄耆、白?、莪?、土?虫、川郁金、冬虫夏草、山薬を基本とする。

老人性呼吸器疾患に冬虫夏草

西洋医学的には理解しにくい概念であるが腎は気の根元であるとする理論がある。肺に吸入された清気を受納する腎の働きとも言える。肺は気の主で、腎は気の本で、肺は出気を司り、腎は納気を司る。陰陽相交わり、呼吸すなわち和すと呼吸にかかわる腎の関与が中医学では想定されている。腎の納気作用が減退すると、気短、喘息などの「腎不納気」の症状が出現する。非常に感覚的な概念であるが、腎の気の根元がしっかりしていないと気が浮くとされている。

たとえば、小児は腎気が完成していないので、喘息などが多いとされ、老人は消耗の結果、腎気が不足して、老年性慢性気管支炎などが多いと考える。補肺腎に働く補気薬である冬虫夏草(とうちゅうかそう)が喘息や慢性気管支炎の寛解期に使用される理論的な根拠とされる。

耳鳴りにも有効 症例から

73歳 耳鳴り、冷え症、夜間頻尿など老人症状が改善した佐○さんの場合

佐○さんは体の動揺感、白内障、耳鳴りなどで耳鼻咽喉科と眼科に通院中でした。腰痛で整形外科に、頻尿膀胱炎などで内科にと、1週間のうち4日は医院通いをしていました。薬局で耳鳴丸を手に入れて服用しても耳鳴りは止まず、頭がぼんやりするようで、ボーっとした頭痛もあるために、初診となりました。

腰痛 冷え症 夜間頻尿などは、腎虚とくに腎陽虚の典型的な証です。ボーっとするような頭痛を中医は空痛といいます。脳は髄海と称し、腎は髄をつかさどるといい、腎精不足になると空痛が出現します。体の動揺感は腎陽が不足するために寒湿水飲が内停するために起こります。すべては腎精不足(老化)特に、腎陽の虚衰で説明できる症状です。老年期は、腎陰も不足しています。不足した陰と不足した陽のバランスの中で、陽気が更に不足した状態です。

このような場合は、陰陽の少しのアンバランスで陰盛陽虚に傾いたり、

逆に陰虚陽盛になりやすいのです。腎陽を補うだけでなく、腎陰も補い、両者の底力を増すことが大切です。熟地 山薬 山茱萸 菟絲子など補腎薬に、温腎補陽の鹿茸、肉従蓉、冬虫夏草(とうちゅうかそう)を加味、炮附子 枸杞子 当帰 などの温裏、補陰血の作用をもつ薬剤を加え、強筋骨の目的で杜仲 桑寄生を、さらに多尿に対しては固精縮尿を目的に桑蛸を加味しました。一時期、体の動揺感があったので、茯苓 白?などの健脾利湿剤を併用しました。高価な鹿茸(ろくじょう)は茶碗蒸しにいれて食べるようして、同じく高価な冬虫夏草は粉末にして山薬と一緒にカプセル服用していただきました。

治療開始後3ヶ月で、耳鳴りは3分の1程度に改善、冷え症、夜間頻尿、腰痛、体の動揺感、頭痛はことごとく消失しました。白内障の進行もとまっています。半年後には耳鳴りも消失しました。

中国国民が命がけで採取した冬虫夏草のありがたみを実感する昨今である。


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